気軽に楽しめるあっさりとした大人向け映像童話(点数 60点)
(C)2011 – FLACH FILM PRODUCTION – ARTE France
フランスの詩人シャルル・ペローがまとめた童話「親指トム」の原作に織り込まれた残酷描写をそのまま映像化したダーク・ファンタジー作品。
飢饉に見舞われた17世紀のヨーロッパのある国。親指トムと称される子は、5人兄弟の一番末っ子。食べることもままならないほどの貧乏に困った両親に捨てられた5人兄弟は、森の奥でさ迷っているうちに、立派な屋敷を発見。だが、この屋敷には恐ろしき人喰い鬼(トニ・ラヴァン)とその妻、可愛い5人の娘たちが住んでいた。5人兄弟は娘たちの部屋に宿泊することを許されるが……。
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気軽に楽しみたいゾンビ映画。(点数 55点)
(C)2011 Chiller Films. All Rights Reserved.
コリン・ゼイルズ監督がスティーヴ・ナイルズのグラフィック・ノベル「Remains」を実写映像化したゾンビ映画。
ネバダ州リノのカジノに勤務するディーラーのトム(グラント・バウラー)は、従業員のトーリー(エヴァレナ・マリー)と倉庫で性行為に興じている最中に突然大きな振動を感じて2人が店内に戻ると、周囲は荒れ果てた状態の上に客や店員は見当たらなかった。
なんとか警備室にたどり着いた2人が外の様子を写した防犯カメラの映像を観ると、街では人々がゾンビに食い殺されているという衝撃的な状況を知る。ゾンビに支配された街から生きて帰ることが出来るのか?!というお話。
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プロレス格闘技のファンでなおかつホラー映画のファンという方にとってはたまらなく嬉しい作品。(点数 75点)
(C)2011 MONSTER BRAWL INC & FORESIGHT FEATURES INC.
フランケンシュタイン、ミイラ男、狼男、レディ・ヴァンパイア、ゾンビマン、スワンプ・ガット、サイクロプスと言った8体の有名モンスターがリング上で激突する模様を描いた格闘系ホラー映画で、ジェシー・T・クックという方が監督、脚本、製作の三役を担った。
「モンスターの中で誰が世界最強なのか?!」、「モンスターたちの夢の対決」といった頭と心が大人になりきれていないようなボンクラ男児が思いつきそうなことを映像化した本作。見所は、当然の如くモンスター同士の身体のぶつかり合いであり、誰が優勝するのかが最大の気掛かりとなる。
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小国の小品である本作、なかなかの拾いモノだ!(点数 60点)
(C)2011 CACTUS FLOWER PRODUCCIONES S.L. / AVALON PRODUCTORA CINEMATOGRAFICA S.L. / BUNKER PRODUCCIONES LTDA
コロンビアとスペインの合作で、アンドレ・バイズという方が監督と脚本を担当したサスペンス・スリラー。
コロンビアの交響楽団に招かれたスペイン人指揮者アドリアンは、恋人ベレンを連れてコロンビアへやってくる。
2人はナチスの残党だった男が所有していた別荘を借りて生活をはじめる。
そんな折、ベレンがアドリアンの浮気を疑ったことで口論し、ベレンは出て行ってしまう。
バーへ飲みにいったアドリアンは店員ファビアナと恋におち、彼女を家に招き入れて2人で暮らし始めるが、家の中では不可解な出来事が連続することになる……というお話。
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ホラー映画らしさを存分に醸し出すことに成功しているが、ショック描写や恐怖感はうす味。(点数 50点)
(C)2011 Rhayuela Cine S.A. – Sudestada Cine S.R.L. – Alta Produccion S.L.U.
コロンビアを舞台にした戦争ホラー映画で監督はハイメ・オソリオ・マルケス。
ゲリラによる襲撃が原因で山間部の基地との連絡が途切れ、現地に派遣された9人の特殊部隊員。
そこには兵士たちの姿はなく、鎖でつながれた女と驚くべき記録が書かれた業務日誌が残されていた。
9人の兵士たちは、得体の知れない恐怖によって次第に疑心暗鬼にかられていく……というお話。
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ちょっと変わった戦争映画を観たいという方にオススメの一作(点数 70点)
(C) 2011 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.
安全な戦争体験ツアーに参加した大富豪たちと彼らを保護する元アメリカ軍特殊部隊の傭兵が実際の戦争に巻き込まれてしまうというサバイバル系ミリタリー・アクションで監督はマキシム・コロスティシェフキー。
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ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ両監督がデビュー作『屋敷女』から4年後に完成させたホラー映画。(点数 75点)
(C)2011 LA FABRIQUE 2 / SND / PLUG EFFECTS / LA FERME PRODUCTION
母親の自殺によるショックから立ち直るべく訪問介護ヘルパーの職に就き、彼女の指導担当者ウィルソンと古い豪邸を訪れる。
そこには、かつては厳格なバレエ教師だった女主人ジェセルが昏睡状態のままで生かされ、眠り続けている。
この豪邸には彼女が貯めていた財宝が隠されているとの噂を聞き、リュシーが彼氏のウィルにそのことを話すと、ウィルがワル仲間のベンを誘って強盗計画へと発展してしまう。
深夜に3人がジェセル邸に忍び込み、1つだけ固く閉ざされたままの開かずの間を発見し、鍵を入手して扉を開けると、そこには死んだはずのジェセルの一人娘アナがバレエ衣装に身を包んで佇んでいた。これが凄まじき惨劇の始まりであった……。
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19世紀当時のイギリスの時代背景が丁寧に描かれているのが素晴らしい(点数 55点)
(C)2010 Burke & Hare Films Limited and Entertainment Film Distribution Limited
イギリスのエジンバラで1827年から約1年間かけて起きたウェストポート連続殺人事件を題材にしたサスペンス・コメディーで、監督はジョン・ランディス。
お金に困っているバーク(サイモン・ペッグ)とヘア(アンディ・サーキス)は露店でニセ薬を販売していたが、インチキがバレて稼げなくなってしまう。ある日、ヘアの家の下宿人が家賃を滞納したまま死亡。
死体の処理に困ったバークとヘアは、解剖用の遺体を買い取っているノックス博士(トム・ウィルキンソン)の噂を聞いて彼のもとに遺体を持ち込んで5ポンドを獲得する。
これに味を占めた2人は遺体入手のために武器を持ち出して街へ繰り出すのであった……。
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最後まで観る者を引きつけるドラマ展開(点数 70点)
(C)2011 MIENTRAS DUERMES, A.I.E./CASTELAO PICTURES, S.L.
『REC/レック』シリーズの監督(1&2作目のみ)として注目を集めたジャウマ・バラゲロ監督が手懸けたエロティック・スリラー作品。
バルセロナのマンションで住み込み管理人として勤務するセサル(ルイス・トサル)は、毎夜のように住人のクララ(マルタ・エトゥラ)の忍び込んではベッドの下に潜み込みながら彼女の帰宅を待ち、彼女が寝静まるや、薬をかがせて昏睡状態にさせてその身体を弄んでいた。そんなセサルの行動は、日々エスカレートしていくのであったが……。
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オリジナル版を観ていなくても楽しめることは間違いない(点数 60点)
(C) 2011 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.
ジョン・W・キャンベル・Jrの原作「影が行く」は51年に『優生よりの物体X』としてはじめて映像化され、82年にジョン・カーペンター監督によって『遊星からの物体X』としてリメイクされ、今でも多くのファンに語り継がれている。
今回、マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・jrによって3度目の映像化となったが、これはリメイクではなく、カーペンター版の前日談を描いた新たなる物語なのである。
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スタイリッシュな映像と4人の女性の魅力が素晴らしい英国製クライム・サスペンス。(点数 70点)
(C)4.3.2.1 Distribution Limited 2010. All rights reserved
イギリスで役者ともして活躍中のノエル・クラークが監督・脚本・製作・出演の4役をこなした意欲作。
ジョー(エマ・ロバーツ)、カサンドラ(タムシン・エガートン)、シャノン(オフィリア・ラヴィボンド)、ケリー(ジャニカ・ウォーレン=マークランド)の4人は親友同士。
そんな彼女たちが高額なダイヤモンド盗難事件に巻き込まれてしまう。
そう、シャノンが偶然にも盗まれたダイヤを入手してしまい、窃盗団から追われる身になったのだ。シャノンを救出するべくロンドンとニューヨークを股にかけて窃盗団との対決する週末の3日間を描く。
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最後まで狂気と不快感をとことん味わわせてくれるバッドテイスト丸出しの本作。(点数 45点)
(C)2011 SIX ENTERTAINMENT
日本でも話題を呼んだ『ムカデ人間』の待望の続編。でも、前作を超越する低俗さ、過激さが原因でイギリスやオーストラリアでは上映禁止になり、日本でも上映禁止になりかけた。だが、修正を施した結果、R18+指定での劇場公開が決定した。
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人間ドラマとサバイバル劇こそが本作の最大の見所なのである(点数 65点)
(C) 2010 R & D FILM 1, LLC. All rights
フランス出身の鬼才サヴィエ・ジャン監督によるシチュエーション・スリラー。
ニューヨークが原因不明の大爆撃によって崩壊。生き残った男女9名(内訳=男6人、女3人)はアパートの地下シェルターに逃げ込み、ここでしばらく留まることを決意する。だが、食料や水は次第に足りなくなり、不安と焦燥が彼らを追いつめ、価値観の相違や他者への不信感から苛立ちと緊張の日々が続く。そんな中、防護服に身を包んだ武装集団が扉をこじ開け、彼らを襲撃するのであった……。
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悪趣味系最低映画ファンを存分に楽しませてくれる(点数 60点)
(C)2009 SCREEN AUSTRALIA, FILM VICTORIA, FILMFEST LIMITED AND AMBIENCE CONCEPT PTY LIMITED
悪趣味系残酷バイオレンス・ホラー作品がオーストラリアより送り込まれてきた。監督は数々のCMを手懸けてきたショーン・バーンであり、本作で商業用長編映画デビューを果たした。
オーストラリアの小さな町で暮らすイケメン高校生ブレント(ゼイヴィア・サミュエル)は、高校生活最後のイベントであるプロム・パーティーを控えていた。
そこで、内気で冴えない同級生ローラ(ロビン・マクリーヴィー)から誘われたブレントは彼女がいることからこれを断る。その後、ブレントはローラのオヤジ(ジョン・ブランプトン)に襲撃された上に拉致監禁される。
タキシードに着替えさせられ、椅子に縛り付けられたブレントはローラとオヤジ、ロボトミー手術を施された廃人同様の義母と4人で恐怖のプロム・パーティーを始めることになった……。
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上映時間は82分と短めだから、気軽に楽しめるB級バイオレンス・サスペンス・アクション(点数 60点)
(C)2009 INFINITY FILMS HOLDINGS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
オバマ大統領就任で全米が熱狂する中、裏工作を行ってきた政府の極秘機関「ファクトリー」に秘密諜報員エリック(ジョー・アンダーソン)が配属される。そこでは、オメガとアルファの2チームがお互いを監視しながら均衡を保っていた。エリックはオメガの一員に決定するが、ある作戦を遂行できなかったことが原因で全員抹殺の極秘指令が下される。やがて、殺人のプロ11人が壮絶な殺し合いを繰り広げることになる……。
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