◆観る者をハラハラさせると同時に大きな衝撃を与えてくれる(70点)
ドイツはベルリンに存在する国際的な大銀行IBBC。経営破綻したこの銀行にはマネーロンダリング、武器密輸といった違法取引の疑いがある。インターポール捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)と検事補ホイットマン(ナオミ・ワッツ)が共同で捜査に乗り出し、ベルリン、リヨン、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブールへと次々と国境を越えて追跡していく。だが、証人は次々と殺害され、証拠も消されてしまう。
◆観る者をハラハラさせると同時に大きな衝撃を与えてくれる(70点)
ドイツはベルリンに存在する国際的な大銀行IBBC。経営破綻したこの銀行にはマネーロンダリング、武器密輸といった違法取引の疑いがある。インターポール捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)と検事補ホイットマン(ナオミ・ワッツ)が共同で捜査に乗り出し、ベルリン、リヨン、ミラノ、ニューヨーク、イスタンブールへと次々と国境を越えて追跡していく。だが、証人は次々と殺害され、証拠も消されてしまう。
◆インタビューという名の格闘技(75点)
ウォーターゲート事件が原因で自ら大統領を辞任したリチャード・ニクソンを、コメディアン出身のイギリス人司会者デヴィッド・フロストがTV番組でインタビューし、事件の真実を探り出す。
◆劇中で描かれる恐怖、緊迫を観る者がリアルに体験できる(70点)
2000年にコロンビアで起こった“ネックレス爆弾事件”をモチーフにしたサスペンス・スリラー作品。世界中が注目している新鋭スピロス・スタソロプロスが監督、脚本、撮影の三役をこなし、長編デビューを飾った。
◆がんばってはいるものの盛り上がらないアクション(60点)
人気格闘ゲームの二度目の実写映画化。今回の映画化はジャン・クロード=ヴァン・ダム版の続編でもなく、人気キャラクターのチュンリーを主役にしたオリジナルストーリーである。
◆膨らみのある豊かなドラマ(90点)
『トレインスポッティング』等で知られるダニー・ボイル監督のイギリス製ボリウッド映画。ヴィカス・スワラップの原作「ぼくと1ルピーの神様」をもとに『フルモンティ』のサイモン・ボーフォイが脚色した。
◆信念を貫き通して悪に立ち向かう姿が好印象(85点)
1928年のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。監督はクリント・イーストウッドで、今回は出演はせずもっぱら裏方に徹した。元々はロン・ハワードが監督を務める予定だったが、スケジュールの都合で降板したためイーストウッドが登板することとなった。
◆複雑な心情を抱く主人公ベンの心理描写が巧み(70点)
『アイ・アム・レジェンド』、『ハンコック』とお得意のSFアクションが続いたウィル・スミス。そんな彼が再びドラマ作品に挑戦した。二年前に主演した『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督と再びタッグを組んで「贖罪」をテーマにした感動系人間ドラマだ。
◆低俗で道徳観のカケラもない究極のおバカ映画(45点)
地球に衝突しようとする小惑星ショーン・コネリーを破壊するべく立ち向かう、選ばれし七人のスペシャリストと一体のオカマロボの姿を描いたクレイ・アニメ・コメディー。
◆観る者をベンジャミンの世界へグイグイと引き込ませる(75点)
産まれたときの見た目が老人で年齢を重ねるごとに若返っていく男ベンジャミン・バトンの、文字通り“数奇な人生”を描いたデヴィッド・フィンチャー監督作品。主人公ベンジャミンを演じるのはブラッド・ピット。フィンチャー監督とブラピが『セブン』(95)、『ファイト・クラブ』(99)に続いて三度目のタッグを組んだ。原作は、F・スコット・フィッツジェラルドが1920年代に書き上げた同名の短編小説。
◆最初から最後まで面白さに満ち溢れたミュージカル(75点)
ブロードウェイをはじめ世界各国で上演され、現在でも多くのファンに支持されているミュージカルがついに映画化された。監督はミュージカル版同様にフィリダ・ロイド。製作には名優トム・ハンクスも携わっている。
◆B級娯楽映画のツボをしっかりと押さえられている(60点)
アメリカの有名な暴走族“ヘルズ・エンジェルス”の影響で、1960年代末から70年代初期にかけて多数のバイカー・アクション映画が製作された。中でも有名なのは、やはり『イージー・ライダー』であり、その他の作品は単なるB級娯楽映画として映画史から忘れ去られていったのである。日本ではこれらの作品は殆どが未公開であり、劇場公開及びDVDやビデオ化された作品はごく一部である。そんな日本でもこの手の作品が70年代に製作され、岩城滉一主演の『暴走族』シリーズや暴走族“ブラック・エンペラー”の実態に迫ったドキュメンタリー『ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR』(76)は、意外と知名度が高い。