◆一風変わった設定がユニーク(60点)
この世に多く存在するヴァンパイア系ホラー作品。先般公開された『トワイライト初恋』と後に公開が控えている二本の続編は、従来のこの手の作品とは全く異なる作風で新種のヴァンパイア映画として記憶に新しい。そんな中、またもや異質のヴァンパイア映画が生み出された。原作は、スティーヴ・ナイルズによるグラフィック・ノベルの人気シリーズでこれを監督としても名高いサム・ライミがプロデュースし、『トワイライト』シリーズ第三弾を手懸けることが決定しているデヴィッド・スレイドが監督を務めた。
この映画の批評を読む »
◆簡単に侮ることができないような作風(70点)
二週間の休暇を利用してオーストラリア北部へ赴いたリー(メーヴ・ダーモディ)と姉グレース(ダイアナ・グレン)とその彼氏アダム(アンディー・ロドレーダ)の三人は、川釣りツアーに参加し、ガイドのジムを加えた四人はボートに乗って良い釣り場を求めて上流へ上がっていく。ボートがマングローブの沼地に入ったとき、何かが直撃してボートは転覆し、四人は川の中に突っ込んでしまう。グレースとアダムは水の中からマングローブの木へと這い上がるが、リーとジムの姿が不明状態になる。そこで二人が目の当たりにしたのは、大きなワニであるクロコダイルであった。リーは何とかひっくり返ったボートに上がり、グレースとアダムがいるマングローブの木へ辿り着くのだが……。
この映画の批評を読む »
◆アーティストたちの素晴らしさを教えてくれる良作(75点)
1950年代から70年代にかけて人気を誇ったブルース音楽のレコード会社“チェス・レコード”の栄枯盛衰と、創設者及び所属アーティストたちの成功や葛藤を描いた音楽系人間ドラマ。
この映画の批評を読む »
◆新鮮さを感じさせるための工夫が施されている(80点)
現在、最もノッている英国人アクションスター、ジェイソン・ステイサムの痛快アクションシリーズ『トランスポーター』シリーズの第三弾。監督は、前二作を手懸けたルイ・レテリエに代わってオリヴィエ・メガトン。
この映画の批評を読む »
◆ド派手で迫力満点(75点)
人気アクション・フィギュアから生まれたTVアニメ『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』に基づいて実写映画化されたアクション作品。
この映画の批評を読む »
◆“ちょっとおかしな”どころではない(80点)
ハウエルズ家のお葬式で繰り広げられるドタバタ騒動を、『スターウォーズ』シリーズの人気キャラヨーダの声でお馴染みのフランク・オズがブラックユーモアいっぱいに描き、さらにハートフルな温かさを取り入れた傑作コメディー。
この映画の批評を読む »
◆アクションシーンに全力が注がれている(80点)
かなり面白かったハリウッド製サスペンス映画『セルラー』(04)を香港映画界がリメイクした。ちなみに香港映画がハリウッド作品をリメイクしたのは、本作が初めてとの事だ。監督は、娯楽アクション映画を多数手懸けているベニー・チャン。
この映画の批評を読む »
◆ポムネンカを取巻く仲間たちがユニーク(70点)
女性を中心に、可愛らしさと癒し効果のある作風で支持されているチェコ製アニメの待望の最新作が本作だ。
この映画の批評を読む »
◆イエス・キリストの寓意を潜めた宗教色のある作品(70点)
『木靴の樹』(78)で知られるエルマンノ・オルミ監督が劇映画最後の作品としてメガホンをとった作品。
この映画の批評を読む »
◆刑事サスペンスと人間ドラマの二面性(65点)
北イタリアの小さな村のはずれにある湖のほとりで、若くて美しい女アンナ(アレッシア・ピオヴァン)の遺体が発見される。この村の警察署に着任してきたばかりのベテラン警部サンツィオ(トニ・セルヴィッロ)が捜査を進めていくうちに、住民たちの人間関係や家族の在り方が明らかとなっていく。
この映画の批評を読む »
◆先が気になってやまないサスペンスタッチのストーリー(85点)
1959年、アメリカはマサチューセッツ州にある小学校で子供たちは創立記念日の式典で未来を予想した絵を描き、これをタイムカプセルの中に入れて校内の地面に埋め込んだ。五十年後の創立記念日にタイムカプセルが発掘され、宇宙物理学専門の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)の息子ケレイブ(チャンドラー・カンタベリー)が絵画を持ち帰るが、これが絵ではなく、無数の数字が羅列された奇妙なメモだった。ジョンはこれに興味を示し、 “299691101”という数字に目を留める。ネットで調べたところ、この数字は9・11世界同時多発テロの日付と2996人の犠牲者であることに気づき、記載されている他の数字を調べると、妻が死んだ原因であるホテル火災事件も浮上してきた。そして、これらの数字が過去の大惨事とこの先に起こる大惨事を予知するものだと気づくのだが……。
この映画の批評を読む »
◆久々の男泣き映画(85点)
80年代に大活躍したプロレスラーのランディ“ザ・ラム”ロビンソン(ミッキー・ローク)は、今となってはスーパーの惣菜コーナーのバイトで食い繋ぎながらも週末の小規模インディー団体の興行で試合をしている落ち目の中年レスラー。ある日、試合後に心臓発作で倒れたランディは、入院先の病院の医師から「現役続行は危険」と宣告される。娘に嫌われ、愛するストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)にも振られてしまったランディは、再びリングに上がって闘うことを決意する。
この映画の批評を読む »
◆二人の犯行手口はユニークであり、この着想は面白い(70点)
ヨーロッパの小国ハンガリー発のクライム・コメディーである本作は、単なる地味な小品ではない。長編初挑戦のガーボル・ロホニ監督が、なかなか面白いドラマとして仕上げてくれたのである。
この映画の批評を読む »
◆息も尽かせぬハードアクション(85点)
あのSFアクション映画の金字塔『ターミネーター』シリーズが、第四弾として前作から六年ぶりにスクリーンに帰って来た。前三作が“審判の日”という名の核戦争を阻止すべく人類軍と機械軍“スカイネット”の戦いを描いたが、本作は新三部作の第一章として審判の日から十年後を舞台に、三十代のジョン・コナーが人類軍のリーダーとなって機械軍が支配する世界に挑む。主役は、アーノルド・シュワルツェネッガーが公務で多忙のため、クリスチャン・ベイルに代わった。
この映画の批評を読む »
◆金髪巨乳美女の登場を期待している方にとっては残念(55点)
『バスケットケース』三部作、『フランケンフッカー』のカルト的監督フランク・へネンロッターによる十六年ぶりの新作は、狂気の性愛を持ち前の悪趣味丸出しで描いたおバカ作品。
この映画の批評を読む »