エルム街の悪夢 - 渡まち子

エルム街の悪夢

© MMX NEW LINE PRODUCTIONS, INC.

◆フレディを演じるジャッキー・アール・ヘイリーは、ほとんど素顔を見せないが、それでも存在感は抜群(50点)

 1984年の同名ホラー映画のリメイクだが、本作は、夢の中に現われる殺人鬼で、最強のホラーキャラ・フレディの新たな物語だ。郊外のエルム街に住むティーンエイジャーのナンシーやジェシーたち5人の男女は毎晩同じ悪夢に悩まされてた。それは、顔にはやけど、フェドーラ帽、赤と緑のストライプのセーターを着た醜悪な殺人鬼フレディ・クルーガーから襲われる夢だった。夢の中で執拗に襲い掛かるフレディだが、やがて仲間の一人が死んだことで、悪夢は現実とつながっていることを知る。なぜ自分たちが? 眠らずにいるにはどうすれば? やがて彼らは自分たちの両親がひた隠す、ある恐ろしい事実を知ることになる…。

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ザ・ロード - 渡まち子

◆荒廃した大地を旅する父と子のロード・ムービー。淡々としてストイックな終末譚だ。(65点)

 文明が崩壊し人類のほとんどが滅亡したアメリカ。僅かに生き残った人々が互いの人肉を食らう狂気の生き物と化す中、かすかな希望を求めて南を目指す父子がいた。父は幼い息子に、人間のモラルと生きる術を教えるが…。

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ラスト・ソング - 渡まち子

◆あれこれと詰め込みすぎて何もかも舌足らずになっている(35点)

 全米で大人気のトップ・アイドルが主演の青春物語だが、ストリーがおそまつな上、主演のマイリー・サイラスの魅力がまったく伝わらない。両親の離婚で傷つき、誰に対しても素直になれないロニーは、父と夏休みを過ごすために、幼い弟と共に海辺の町にやってくる。かつてはピアノの天才と呼ばれ、父とも音楽の絆で結ばれていたロニー。だが今はピアノに向かうこともない。父と一緒の時間が気詰まりなロニーは、海岸で知り合った青年ウィルと親しくなる。それはロニーには初めての恋だったが、ウィルにはある秘密があった。さらに父が病で余命僅かだという事実を知り、ショックを受ける…。

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サバイバル・オブ・ザ・デッド - 渡まち子

◆これはまさしくゾンビ版「大いなる西部」である(65点)

 ゾンビ映画のマエストロ、ロメロの新作は、まるで西部劇のようでワクワクする。突如、死者が蘇り、人々を襲いはじめて4週間。世界は地獄と化していた。混乱状態の中、元州兵のサージと仲間たちは、強盗を繰り返す日々を嫌悪しながら安全な場所を求めてさまよっていた。ある時、ゾンビのいない島があるとの情報を耳にする。わずかな望みをかけて島に辿り着いた彼らだったが、そこで目にしたのはさらなる衝撃の現実だった…。

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ソフトボーイ - 渡まち子

ソフトボーイ

© 2010「ソフトボーイ」製作委員会

◆その場の気分で周囲を巻き込み、何の計画もないノグチのキャラに、なぜか周囲が魅せられてついていくのが面白い(55点)

 不純な動機で始めたソフトボールがいつしか若者たちを夢中にさせていく、さわやかな青春エンタメ・ムービーだ。佐賀県のとある高校で最後の夏を迎えようとしていたオニツカは、仏料理のシェフになるのが夢。しかし、家業は中華料理やで自らの進路に悩んでいる。そんな時、幼なじみのノグチが「県内には男子ソフトボールが一校もない。部を作れば、ソク全国大会。俺たちはヒーローだ!」と言い出す。オニツカを強引に誘い部員集めに奔走するが、何とか集まった9人はキャッチボールも満足にできない素人集団だった…。

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ダブル・ミッション - 渡まち子

◆過去のジャッキー作品へのオマージュをたっぷり詰め込んだ演出が、長年のジャッキーファンへのプレゼントのようだった(55点)

 香港のスター、ジャッキー・チェンのハリウッド進出30周年を記念して作られた、アクション・コメディーは、緊張感はないが安心して見ていられるのが嬉しい。表向きはさえないセールスマンだが、実は中国から出向しているCIAの凄腕エージェントという二つの顔を持つボブ。隣に住むシングル・マザーのジリアンとの結婚を考え、危険な任務であるスパイ業からの引退を決意していた。なかなかなついてくれないジリアンの3人の子供たちの面倒をみているとき、子供の一人がボブのパソコンからロシア当局の秘密データをダウンロードしてしまう。やがて彼らは巨大な陰謀に巻き込まれてしまい…。

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瞬 またたき - 渡まち子

◆美しい風景と、一人生き残った罪悪感で抜け殻のようなヒロインがくっきりと対比する(55点)

 不幸な事故で恋人を失ったヒロインが、失った記憶をたどる喪失と再生の物語だ。泉美は恋人の淳一とバイクで花見に出かけた帰り、交通事故に遭ってしまう。一人だけ生き残った彼女は、事故当日の記憶を失ってしまい、精神科で治療を受けながら失意の日々を過ごしていた。偶然知り合った女性弁護士の真希子の力を借りて、失われた記憶を取り戻そうと決心し、事故原因の解明を真希子に依頼する。自らも心に傷を負っている真希子は、最初は「知らないほうがいいこともある」と断ろうとする…。

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ザ・ウォーカー - 渡まち子

◆常に黒いサングラスで無表情のデンゼル・ワシントンの圧倒的な存在感とともに、緊張感を持続させる演出が素晴らしい(65点)

 文明が崩壊し、荒廃した世界で、一冊の本を運ぶ孤独な男の物語には、ラストに驚きが隠されている。すべてを失った近未来。イーライはこの世に一冊だけ残る本を運んでいる。彼自身、その旅の目的や到着地を知らないのだが、ひたすら西へと向かうことだけを手がかりに旅を続けているのだ。本に近づくものは容赦なく殺すイーライ。そんな中、その本を狙う独裁者カーネギーが現われ、イーライの前に立ちはだかる…。

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闇の列車、光の旅 - 渡まち子

◆中南米から米国を目指す若い男女の逃避行を描くロード・ムービー。厳しい現実の中の希望に感動する。(75点)

 ホンジュラス移民の少女サイラは、より良い暮らしを求めて父と共に米国を目指す。メキシコ人ギャングの少年ガスペルは、強盗目的で乗り込んだ列車で、サイラを襲おうとした仲間を殺めてしまう。ガスペルは追われる身となるが…。

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ACACIA-アカシア- - 渡まち子

◆まるで自分の人生を繕うように丁寧に針仕事をする姿が何よりも切ない(55点)

 演技初挑戦のアントニオ猪木の存在感なしには成立しない作品だが、北の町・函館の風景が一人の登場人物のような役割を担っている。時代に取り残されたようなさびれた団地には、生活保護を受ける住人たちが暮らしている。元・覆面プロレスラーの大魔神は、用心棒の役を務めていた。学校でイジメを受け、母親からもかまってもらえない孤独な少年タクロウが、偶然、ひと夏を大魔神のもとで暮らすことに。親の愛を知らない少年と、事故で死んだ息子に十分な愛を与えられなかったことを悔やむ初老の男は、いつしか心を通わせていく…。

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ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(うた) - 渡まち子

◆わずか25歳でこの世を去ったロマン派の詩人ジョン・キーツの純愛物語は、プラトニックゆえの官能性に満ちている(65点)

 夭折した天才詩人キーツの恋を描く繊細な恋愛ドラマだ。1818年、ロンドン郊外に若き詩人のジョン・キーツがやってくる。親友のブラウンの家で暮らす彼は、隣家に住む、刺繍やダンスが大好きな娘ファニーと惹かれ合う。詩人として駆け出しのキーツは、評論家の酷評や弟の死、貧しさなどに苦しみながらも、ファニーとの淡い恋の中で、次々に完成度の高い作品を生み出していく。だが、キーツは弟と同じ肺患を患ってしまい…。

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FLOWERS -フラワーズ- - 渡まち子

FLOWERS -フラワーズ-

© 2010 映画「FLOWERS」製作委員会

◆物語は大河ドラマというほど大げさなものではないが、ひとつひとつの物語が丁寧で、演じる女優たちも力まずにさりげない演技をみせているのが好ましい(60点)

 今の日本映画界を代表する若手美人女優がここまで勢揃いしてくれるとは、何とも豪華な企画だ。昭和11年、進歩的な娘・凛(りん)は親同士が勝手に決めた結婚に納得できず、式の当日に花嫁姿のまま家を飛び出してしまう。昭和30年代、凛の3人の娘、薫(かおる)、翠(みどり)、慧(さと)は、それぞれ悩みを抱えながらも、高度経済成長を遂げる日本で懸命に生きていた。そして現代、平成の時代を生きる娘・奏(かな)と佳(けい)は、母である慧からの手紙によって生きる素晴らしさと母の愛を知ることになる…。

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アウトレイジ - 渡まち子

アウトレイジ

© 2010「アウトレイジ」製作委員会

◆大量のセリフと怒号が飛び交うこの群像劇には、キタノ映画に初参加の俳優の顔触れが功を奏して、新鮮な“男の映画”の趣がある(65点)

 ヤクザ社会の下剋上をすさまじい暴力描写で描く、温故知新のキタノ映画だ。関東一円で勢力を張る巨大暴力団組織・山王会組長が、直参である池本組の組長・池本に直系でない村瀬組を締め付けるように命令する。池本にとって村瀬は兄弟分。池本はその厄介な仕事を配下である大友組の組長・大友に押し付ける。そのことが、非情なヤクザ社会で、裏切りと駆け引きの壮絶な権力闘争の幕を切って落とすことになる…。

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クレイジー・ハート - 渡まち子

クレイジー・ハート

© 2009 Twentieth Century Fox

◆荒んだ人生を送る老シンガーをアメリカの原風景が優しく包み込む。名優ブリッジスが渋い。(70点)

 バッド・ブレイクはかつて一世を風靡したカントリー・シンガー。才能はあるが、今の彼は、酒びたりで新曲も書けず、かろうじて小さなステージを務めている。ある時、地方紙の女性記者ジーンと出会い、愛し合うようになるが…。

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ケンタとジュンとカヨちゃんの国 - 渡まち子

◆映画のテイストはアメリカン・ニューシネマに近いが、それゆえに悲劇的な結末がデジャヴのようにまとわりつく(65点)

 希望と絶望がブレンドされた青春映画は、“今”をブチ壊したものだけがたどりつける場所を目指すロード・ムービーだ。孤児院で育ったケンタとジュンは、解体現場でひたすら壁を壊す“はつり”という不毛な仕事をこなしながら日々をやり過ごしている。安い賃金、過酷な労働、職場の先輩の陰惨ないじめ。怒りが沸点に達した彼らは、先輩の愛車を叩き潰し、ナンパしたブスな女の子・カヨちゃんを連れて、ケンタの兄がいる北海道に向けて逃避行の旅に出る…。

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