◆観客の興味を最後の最後まで引きつける(80点)
イギリスとオーストラリアで活躍する人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)が、アメリカ進出の足がかりにしようと、ウォーターゲート事件で辞職した元米国大統領リチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)のインタビュー番組を企画する。一方のニクソンは、政界復帰をにらんでインタビューのオファーを受けるが……。
◆観客の興味を最後の最後まで引きつける(80点)
イギリスとオーストラリアで活躍する人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)が、アメリカ進出の足がかりにしようと、ウォーターゲート事件で辞職した元米国大統領リチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)のインタビュー番組を企画する。一方のニクソンは、政界復帰をにらんでインタビューのオファーを受けるが……。
◆好きなものに熱中することの尊さ(35点)
天才的な釣りの腕をもつ少年・三平(須賀健太)に、ある日、アメリカでバス釣りのプロとして活躍する鮎川(塚本高史)が声をかけてきた。鮎川が伝説の「夜泣谷の巨大魚」の話をすると、三平はが然ソイツを釣る気になる。ところが間が悪いことに、三平を東京へ連れ帰ろうと三平の姉・愛子(香椎由宇)がやって来て……。
◆個性的な登場人物たちがくり広げる時空を超えた群像劇(80点)
2012年、彗星の衝突によって地球は5時間後に消滅しようとしていた。(住人たちが避難して)ほとんど誰もいなくなった町のとあるレコード店では、店長(大森南朋)が、知る人ぞ知る伝説のパンクバンド「逆鱗」が1975年に録音したカルト曲『FISH STORY』を流していた。人類は本当に滅びてしまうのか……!?
◆歴史の転換点の紙一重ぶりに運命の綾を感じずにはいられない(65点)
第二次世界大戦末期。ドイツのシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、ナチス総統ヒトラーによる独裁政権のやり方に絶望し、ヒトラーの暗殺計画を企てる。彼はみずから立案した<ワルキューレ作戦>の首謀者として、クーデターを成功させるべく着々と計画を進めるが……。
◆自虐めいた映画構造同様におもしろいのがスタとガンペの人間ドラマだ(70点)
傲慢でけんかっ早い映画俳優のスタ(カン・ジファン)は、アクションシーンの撮影中に激高して相手役を殴ってしまう。代りの相手役が見つからず困っていたところ、スタは以前に出会った俳優志望のヤクザ、ガンペ(ソ・ジソブ)のことを思い出し、わらにもすがる思いで連絡を取る。ガンペはけんかのシーンで本当に闘うことを条件に、映画への出演を了承する……。
◆期待以上の驚きと余韻を与えてくれる(80点)
多感な思春期をすごしていた17歳のダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)。ある日、学校のトイレで親友のモーリーン(エヴァ・アムーリ)とたわいのないおしゃべりをしていたら、突如、同級生による銃乱射事件が起きた。トイレに入ってきた犯人は、ダイアナとモーリーンに銃を突きつけて、「どちらかを殺す」と言う。選択を迫られたダイアナは……。
◆ミステリーの動機づけにはもう少し丁寧さと説得力がほしかった(55点)
ある日、飛行機の墜落事故が起きた。奇跡的に生き残った男女5人の乗客は、女性セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)のカウンセリングを受けることに。ところが、5人の生存者は次々と姿を消していく。不審に思ったクレアは事故の真相を探り始めるが……。
◆思わせぶりな秘密を担保にした展開は鼻持ちならない(55点)
沖縄の離島で雑貨店を営みながら愛犬のカフーと暮らす明青(玉山鉄二)。ある日、彼のもとに1通の手紙が送られてきた。そこには「絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにして下さい」と書かれていた。しばらくすると、明青のもとに幸(マイコ)という美しい女性が現れ……。
◆イビツな形をした人間たちがくり広げる群像劇(70点)
演劇集団キャラメルボックスが08年に上演した舞台作品をデジタル映像化。生の舞台を改めて映画という形態で発信することについては、批判的な意見もあるかもしれないが、多くのクリエーターがクロスオーバーによって新たな価値をもつ作品を生み出しているこの時代において、本作のような試みが行われたのは自然の流れだろう。
◆アンジェリーナ・ジョリーの熱演が光る(80点)
ある日、シングルマザーであるクリスティンの息子ウォルターが突然姿を消した。5カ月後、警察からウォルターを発見したとの一報を受けたクリスティンは、すぐにウォルターを引き取りに行く。ところが、少年はまったくの別人だった。クリスティンは人違いだと訴えるが……。
◆ユダヤ人の悲劇を描いた戦争映画とは一線を画す作品(70点)
第二次世界大戦下。ナチスの迫害は東ヨーロッパにおよんでいた。両親を殺されたユダヤ人のトゥヴィア(ダニエル・クレイグ)とその兄弟は、ベラルーシの森へ逃げ込む。はじめは数人だったが、迫害から逃れてきたユダヤ人が次々と集まり、いつしかひとつの共同体が生まれようとしていた……。
◆英雄を描くに際して、三国志の舞台を拝借した作品(60点)
魏・呉・蜀の三国に分断されていた戦乱期の中国。平民の家に生まれた趙雲(アンディ・ラウ)は、祖国統一の夢を叶えるべく同郷の平安(サモ・ハン)と共に蜀の君主・劉備(ユエ・ホア)に仕えていた。あるとき、劉備の妻と子どもが魏軍に連れ去られると、趙雲はたったひとりで敵陣へ乗り込み……。
◆オペラに少しでも興味のある方にとっては、一見ならぬ一聴の価値がある(70点)
舞台は19世紀半ばのパリ。ボヘミアン詩人のロドルフォ(ローランド・ビリャソン)とお針子のミミ(アンナ・ネトレプコ)は、クリスマスイブの夜に恋に落ちる。ふたりは芸術家仲間に囲まれながら、貧しくも希望に満ちた暮らしを送るが、ミミは不治の病を患っており……。
◆素直なベンジャミンの人間性に、多くの観客は共感を寄せるだろう(90点)
老人として生を受け、年月の経過とともに若返っていく。そんな摩訶不思議な運命のもとに生まれたベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。彼は老人施設で育てられたのちに家を出て、さまざまな人々と出会いながら人生経験を積む。顔中にあったシワがなくなったころ、ようやく愛する幼なじみのデイジー(ケイト・ブランシェット)と一緒になるが……。
◆作家色を全面に打ち出したアクの強い作品(60点)
深夜、印章彫刻師のジン(オダギリ ジョー)は別れた彼女をクルマで追いかけている途中に、衝突事故を起こす。そのままクルマを走らせると、次は道路に人が飛び出してきて……ハッとした瞬間に目が覚める。夢だった。しかし、胸騒ぎを抑えられず、夢で事故を起こした現場に行ってみると、そこでは実際に事故が起きていた。警察に拘束されたのは、夢遊病患者のラン(イ・ナヨン)という女性だった……。