THE WAVE ウェイヴ - 山口拓朗

◆衝撃的なクライマックス(70点)

 「es【エス】」(2002年)といえば、1971年にスタンフォード大学で行われた「刑務所を舞台にした権力への服従実験」を下敷きにしたシチュエーション・ムービーだが、本作「THE WAVE ウェイヴ」は、その実験以前の1967年にカリフォルニア州の高校で実際に起きた事件を下敷きにした作品。本国ドイツでは240万人を動員し、2008年ドイツ映画興行成績No.1に輝いた話題作だ。

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実験室KR-13 - 山口拓朗

◆予測がつかない展開と心理描写の鋭さで観客を魅了する(80点)

 心理実験に参加するために集まった4人の男女。担当の博士に案内された小さな部屋で彼らは、この実験が、人間の精神と忍耐力の限界を調査するためのものだという説明を受ける。報酬は1日250ドル。実験は4段階に分かれており、1名ずつ脱落者が出るという。説明を終えると、突然、博士が4人のうち1人の頭を拳銃で撃ち抜いた! そして部屋から出て行くとドアにカギをかけてしまった……。一体何が起きたのか? 残された3人の運命は!?

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PUSH 光と闇の能力者 - 山口拓朗

◆映像以上の"熱気"が伝わってこない(55点)

 かつて国家によって育成された特殊能力者たちは、世界各国で身を潜めながら生活していた――。舞台は現代の香港。ある日、【ムーブ<念力で物が動かせる>】の能力をもつニック(クリス・エヴァンス)のもとに、【ウォッチ<未来予知力>】の能力をもつ13歳のキャシー(ダコタ・ファニング)が現れて、闇の政府機関「ディビジョン」から脱走した同じく特殊能力者の女性キラ(カーミラー・ベル)を一緒に捜してほしいと頼まれる。ニックは一度は断るが、間もなく「ディビジョン」が送り込んだ特殊能力者たちに命を付け狙われ……。

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うた魂(たま)♪ - 山口拓朗

◆ヤンキー合唱部の「15の夜」に感動させられるとは思わなかった(80点)

 かすみ(夏帆)は自分のことが大好きな女子高生。しかし、ひそかに思いを寄せる生徒会長が撮ってくれた、大口を開けて歌う自分の顔写真を見てがく然とする。あまりにもブサイクだったのだ。その日以来、自信を喪失してしまったかすみ。しかし、ライバル校のヤンキー合唱部の魂の込もった合唱と、その合唱部の部長・権藤(ゴリ)のひと言をきっかけに自分を取り戻し始める……。

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ルイスと未来泥棒 - 山口拓朗

◆夢満載の未来を舞台にした冒険活劇&ヒューマンドラマ(80点)

 「チキン・リトル」「ライアンを探せ!」に続く、ウォルト・ディズニー・スタジオ製作のフルCG長編アニメの第3弾。ポップな色に染まる夢満載の未来を舞台にした冒険活劇&ヒューマンドラマだ。

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世界最速のインディアン - 山口拓朗

◆実話をもとにしたヒューマン・サクセスストーリー(90点)

 ニュージーランドの小さな家に暮らすバート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)は、ひたすら速く走ることを目的に、40年以上も前に買ったバイク"インディアン"を改造し続けてきた。夢は世界最速を目指すライダーの聖地、アメリカのボンヌビルで行われる記録会に出場し、世界記録をたたき出すこと。

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パイレーツ・ロック - 山口拓朗

◆愛とユーモアとロックスピリッツあふれる傑作エンターテインメント(85点)

 ラブコメの名作「ラブ・アクチュアリー」(2003年)で大きな評価を得たリチャード・カーティス監督が、愛とユーモアとロックスピリッツあふれる傑作エンターテインメントを完成させた。

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悪夢のエレベーター - 山口拓朗

◆鮮やかな結末をもつ上質のミステリー(70点)

 痛みとともに目を覚ますと、小川順(斎藤工)は急停止したエレベーター内に閉じ込められていた。非常ボタンは不通、携帯は電池切れ。小川と一緒に偶然乗り合わせていたのは、刑務所帰りの関西弁男(内野聖陽)と、人の心が読める超能力者(モト冬樹)、自殺志望者の少女(佐津川愛美)の3人。時を同じくして小川の妻が陣痛に襲われていた。小川は万が一エレベーターから出られなかったときのことを考えて、ボイスレコーダーに妻への気持ちを残すことにした……。

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さまよう刃 - 山口拓朗

◆重厚な人間描写から一転、ドラマチックな刑事物語へと変化する(70点)

 ある日、残虐な少年犯罪により娘を失った長峰(寺尾聰)。奈落の底に突き落とされた長峰のもとに、犯人の正体を告げる匿名の密告電話が入る。犯人と思われる名前と住所を知った長峰は……。

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ワイルド・スピード MAX - 山口拓朗

◆100回死んでもおかしくない無茶なドライビング(60点)

 「ワイルド・スピード」シリーズといえば、国産車(アメ車)や輸入車(日本車など)をハイレベルにチューンナップ&カスタムしたクルマが、激しいカーチェイスをくり広げる現代カーアクションムービーのけん引者的存在。これまでに、キャストや舞台を微妙にチェンジしながら第3作まで製作されたが、今回は「MAX」と銘打って、シリーズ最大級的な雰囲気をアピール。キャストにもオリジナルメンバーを集結させるなど、ファンの期待を煽っている。

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私の中のあなた - 山口拓朗

◆涙によるデトックス効果は今年No.1(80点)

 11歳のアナ(アゲビイル・グレスリン)は、小児白血病を患う姉のケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)のドナーとなるべく両親が遺伝子操作でもうけた子供であった。母親(キャメロン・ディアス)は、ケイトのためにアナが協力するのは当然だと思っていたが、ある日、アナが両親を相手に訴訟を起こした。「もうケイトのために手術を受けるのはイヤ」と。母はアナの行動に憤慨するが……。

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キッチン ~3人のレシピ~ - 山口拓朗

◆感情面でリアリティが感じられない(55点)

 天真爛漫なモレ(シン・ミナ)は、幼少期から兄のように慕ってきたサンイン(キム・テウ)と結婚生活を送っていた。ある日モレは、開催時間外に忍び込んだ画廊で偶然出会った青年ドゥレ(チュ・ジフン)と、もののはずみで関係を持ってしまう。一方、会社を辞めてフレンチ・レストランを開こうとしていたサンインが、料理の師匠として連れて来た若き天才シェフが、なんとドゥレであった。しかもドゥレは、サンイン&モレ夫婦の家に居候することになり……。

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のんちゃんのり弁 - 山口拓朗

◆目標に向かって猪突猛進していくくだりが痛快(60点)

 下町で育った31歳の永井小巻(小西真奈美)は、夫と娘ののんちゃんの3人で暮らしていた。ある日、ぐうたらな自称小説家の夫に愛想を尽かせた小巻は、のんちゃんを連れて実家に戻った。職探しを始めたものの、特別な技能や資格もなく、拘束時間などで何かと条件の多い子持ち女性を雇ってくれる会社などそうはない。そんな折、小巻が作ったのり弁が評判となり……。

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あの日、欲望の大地で - 山口拓朗

◆ミステリアスで奥の深いヒューマンドラマ(75点)

 高級レストランのマネージャーのシルビア(シャリーズ・セロン)は、颯爽と仕事をこなす姿とは裏腹に、私生活では、男たちとの行きずりの肉体関係や、自傷行為をくり返していた。彼女が時折思い出すのは、かつて自分の母ジーナ(キム・ベイシンガー)を襲ったある事故のことだった……。

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空気人形 - 山口拓朗

◆単純化できない愛の本質に迫ろうとしているかのようだ(85点)

 「歩いても 歩いても」(2008年)で人間のリアルな心情を描いた是枝監督が、まったく異なるアプローチで再び傑作を作り上げた。

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