◆ベタでもいいから、もっとドラマティックさが欲しい(45点)
『アルマゲドン』『ディープ・インパクト』に続いて、地球に襲いかかる大災害を描いたパニック超大作。
◆ケイト・ウィンスレット大暴走(20点)
イカレタ宗教にはまった娘を取り戻そうとする洗脳解除の専門家が、逆に娘と恋に落ちるという話。主演はあの、ケイト・横綱・ウィンスレットである。
◆原作のファンである事が重要な条件(40点)
全米で500万部も売れた小説の映画化。母とケンカ中の娘(サンドラ・隣のお姉さん・ブロック)が、母の親友3人から、若い頃の母の話を聞き、母のことを同じ女同士として理解するまでを描く。
◆道教に興味のある人ならもっと楽しめる(50点)
道教をテーマにしたオカルト・スリラー。
道教をモチーフにした奥行きのある背景世界を持ち、マニア心をくすぐるちょっとした仕掛けが随所にしかけられている。そうしたディテールを拾って、おのおのが解釈を楽しむという、エヴァンゲリオン的な楽しみ方をするリピーター狙いといったところであろう。
◆救いようがなさすぎる話なので、芸術面を誉めて逃げたくなる(20点)
4ヶ月の延命と引き換えに、同胞をガス室送りにする作業に従事したユダヤ人 ”ゾンダー・コマンド” の物語。
◆ファッションなどのディテールを楽しむ映画(30点)
老境に入ったギャングが、自分の半生を振り返る回想ドラマ。若き日のギャングスターが、クールなボスにあこがれ、悪の道をのし上がって行く様子が描かれる。その前半はやや退屈で新味や意外性が無い分、あまり面白くない。
◆セガールはどんどん太っている(50点)
スティーブン・セガール主演のアクション映画。つい先日公開された『奪還 アルカトラズ』とあわせ、ただいまソニーピクチャーズでは、セガール祭りを開催中のようである。
◆本物のストロンゲストマンのパワーにビックリ!(60点)
ナチス時代に実在した、二人の『無敵の男』ことハヌッセンとジシェ。彼らの波乱の人生を、実話をもとに描く、人間ドラマである。
◆二転三転ストーリーを楽しめる良質ミステリ(80点)
トム・クルーズが製作総指揮にあたった(出演はしていない)、刑事ドラマ。完成した本作を鑑賞したトム・クルーズは大満足し、『M:I-3』(04年夏公開)の監督に本作の監督ジョー・カーナハンを大抜擢したという話もある。
◆すべて『本物』にこだわったリアルアクションだが……(45点)
徹底的に『リアル』にこだわった、追跡アクションもの。追跡に関わる映画の87%に出演している事で有名なトミー・リー・ジョーンズが、今回も主演であるのは言うまでもない。