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	<title>映画批評なら映画ジャッジ！ &#187; 映画批評</title>
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	<description>最新映画の批評が満載！批評家による映画批評を参考にされて、良い映画を見て頂く為のサイトです。</description>
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		<title>ドラゴン・タトゥーの女</title>
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		<pubDate>Tue, 14 Feb 2012 05:34:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>樺沢　紫苑</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[心映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[レベルの高い映画ですが、おそらくいくつかの衝撃映像にショックを受ける人もいるでしょう。（点数　100点） 映画を見終わって思いました。 　「精神科医をやっていて本当によかった」と。 　深い。実に深い。特に、ドラゴン・タトゥーの女ことリスベット。 　彼女の心理描写の細かさ、深さが見事としか言いようがないし、 それを見事に演じきったルーニー・マーラの演技力もすごい。 　謎めいた彼女の過去。 　そして、奇抜な行動とそれを裏付ける心理や病理が、 手に取るように理解できました。 　そして、最後は号泣するしかありません。 　「フィンチャー監督は私のためにこの映画を作ってくれたのか」 というほどに、ツボにハマったし、 精神医学的な見事が満載の作品になっているので、 いろいろな裏読みをして楽しませていただきました。 　これは、正直、恐ろしい映画です。 　性描写、残酷描写がどきついので誰にでもおすすめできません。 　特に、カップルでは見に行かないほうがいいかも(笑)。 　しかし、その分、人間の怖さというものが、実によく描かれているということ。 　『羊たちの沈黙』以来、本当に怖い映画をみたな、と。 　というか、序盤から『羊たちの沈黙』が脳裏をよぎったのですが、 最後まで見るとその理由にも腑に落ちます。 　私は、「誰がハリエットを殺したのか？」という謎解き部分よりも、 リスベットとミカエルの関係性。 　人間不信の女性がいかに心を開くのか、 という部分に圧倒的な面白さを感じました。 　やっぱり、フィンチャー監督って凄いな、 というかこの情報量のシャワーが丁度、 私の脳のスピードにマッチして、実に心地が良いのです。 　『ファイトクラブ』の時も感じたことですけど。 　いくつかブログを読むと、原作ファンなどから「〇〇について説明不足」 といった批判もありますが、私は十分すぎるほど描かれていると感じました。 　言葉で描かれてはいませんが、映像で、そして演技で表現されているのです。 　それこそが、「映画」というもの。 　だから、これこそが、これは「本物の映画」なのです。 　私の中で、一年のベストテン上位に入れることは確実なほどに レベルの高い映画ですが、おそらくいくつかの衝撃映像に ショックを受ける人もいるでしょうから 万人におすすめできないのがつらいところです。 　これから見る方は、かなり骨太な映画なので、覚悟してご覧下さい。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>レベルの高い映画ですが、おそらくいくつかの衝撃映像にショックを受ける人もいるでしょう。（点数　100点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/02/dragon.jpg" border="0" />
</p>
<p>映画を見終わって思いました。<br />
　「精神科医をやっていて本当によかった」と。</p>
<p>　深い。実に深い。特に、ドラゴン・タトゥーの女ことリスベット。<br />
　彼女の心理描写の細かさ、深さが見事としか言いようがないし、<br />
それを見事に演じきったルーニー・マーラの演技力もすごい。</p>
<p><span id="more-13242"></span></p>
<p>　謎めいた彼女の過去。</p>
<p>　そして、奇抜な行動とそれを裏付ける心理や病理が、<br />
手に取るように理解できました。<br />
　そして、最後は号泣するしかありません。</p>
<p>　「フィンチャー監督は私のためにこの映画を作ってくれたのか」<br />
というほどに、ツボにハマったし、<br />
精神医学的な見事が満載の作品になっているので、<br />
いろいろな裏読みをして楽しませていただきました。</p>
<p>　これは、正直、恐ろしい映画です。<br />
　性描写、残酷描写がどきついので誰にでもおすすめできません。<br />
　特に、カップルでは見に行かないほうがいいかも(笑)。</p>
<p>　しかし、その分、人間の怖さというものが、実によく描かれているということ。</p>
<p>　『羊たちの沈黙』以来、本当に怖い映画をみたな、と。<br />
　というか、序盤から『羊たちの沈黙』が脳裏をよぎったのですが、<br />
最後まで見るとその理由にも腑に落ちます。</p>
<p>　私は、「誰がハリエットを殺したのか？」という謎解き部分よりも、<br />
リスベットとミカエルの関係性。</p>
<p>　人間不信の女性がいかに心を開くのか、<br />
という部分に圧倒的な面白さを感じました。</p>
<p>　やっぱり、フィンチャー監督って凄いな、<br />
というかこの情報量のシャワーが丁度、<br />
私の脳のスピードにマッチして、実に心地が良いのです。<br />
　『ファイトクラブ』の時も感じたことですけど。</p>
<p>　いくつかブログを読むと、原作ファンなどから「〇〇について説明不足」<br />
といった批判もありますが、私は十分すぎるほど描かれていると感じました。</p>
<p>　言葉で描かれてはいませんが、映像で、そして演技で表現されているのです。<br />
　それこそが、「映画」というもの。<br />
　だから、これこそが、これは「本物の映画」なのです。</p>
<p>　私の中で、一年のベストテン上位に入れることは確実なほどに<br />
レベルの高い映画ですが、おそらくいくつかの衝撃映像に<br />
ショックを受ける人もいるでしょうから<br />
万人におすすめできないのがつらいところです。</p>
<p>　これから見る方は、かなり骨太な映画なので、覚悟してご覧下さい。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13241.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13241.html#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 10 Feb 2012 09:24:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>青森 学</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[学映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[彼女の人生を語るのに上映時間１０５分は少し短か過ぎたか？！一日乗車券で名所を巡ったようなもったいなさが残る。（点数　83点） (C)2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute. 誰しもが各々の正義を持っている。１１年間イギリスの政界に君臨してきたサッチャー首相も今でこそネオリべの批判を受けているものの保守思想の擁護者として国を良くするべく”自助”を旨として支出を絞り財政の健全化を図ってきた。だが、一方で労働組合を解体し、フォークランド紛争ではその強行な主戦論を展開してアルゼンチンと徹底抗戦し、共産主義に強固な反対の態度を表明してソビエトのメディアには「鉄の女」と言わしめたほど彼女のタカ派ぶりに多くの文化人には根強い反発を買った。 炭坑の閉鎖で破壊される中産階級を背景にした『ブラス！』『リトル・ダンサー』、サッチャー政権の下で失業に喘ぐ中産階級の青年がドラッグに溺れる『トレインスポッティング』など彼女の政治を痛烈に批判した名作も多く製作されている。皮肉の意味でマーガレット・サッチャーはこれら名作映画の『母』でもあった。 映画の冒頭で老後を静かに暮らすサッチャーが描かれるのだが、会話の相手になる夫が陽気に彼女に語ってはふとした瞬間には煙のように消えている。それは認知症を患ったサッチャーの幻覚なのであることはすぐに映画の中で説明される。夫はとうの昔に他界している。そして、終盤でサッチャー女史がアパートの玄関で幻影の夫を見送るシーンがあるのだが、夫は裸足のまま外へ出掛けて行く。これは夫の死のメタファーなのである。 ビートルスのアルバム『アビイロード』のジャケットで、横断歩道を渡るポール・マッカートニーが写っているのだが、彼が裸足で歩いているのを世間ではポールの死を予言しているものとの噂が流れた。イギリスの国民間では裸足で歩くことは死者を暗示するものらしい。認知症が進行しているサッチャー女史だが、このシーンでは夫の死を深層心理でも受け入れたことを意味しているのだろう。 おしどり夫婦というのが前提でこの愛する夫の幻影が現出しているのだろうけれど、映画の中では彼女の夫との馴れ初めのエピソードが殆どなく駆け足で彼女の人生が語られていく。なので、母としての彼女のプライベートはあまり描かれることがなく、主に鉄の女として政界での辣腕ぶりとそれに対する国内外でのプレッシャーについて時間が割かれているので、夫の存在が妙に浮いたように感じたのが残念だった。 彼女の政治理念に反感を覚えた人間が多くいたのは先にも述べた通りだが、誰もが自分なりの正義、信義を持っていて、それがぶつかり合って世界が成り立っている。サッチャリズムを批判した映画も多く作られてきたが、このような信念を持つひとりの人間としてのマーガレット・サッチャーを描いた映画が生まれてきたことにある種の感慨を覚えずにはいられない。こういう多様性を認めることが出来るからこそ映画はまた素晴らしいものなのだと云える。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>彼女の人生を語るのに上映時間１０５分は少し短か過ぎたか？！一日乗車券で名所を巡ったようなもったいなさが残る。（点数　83点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/iron-lady.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
</p>
<p>誰しもが各々の正義を持っている。１１年間イギリスの政界に君臨してきたサッチャー首相も今でこそネオリべの批判を受けているものの保守思想の擁護者として国を良くするべく”自助”を旨として支出を絞り財政の健全化を図ってきた。だが、一方で労働組合を解体し、フォークランド紛争ではその強行な主戦論を展開してアルゼンチンと徹底抗戦し、共産主義に強固な反対の態度を表明してソビエトのメディアには「鉄の女」と言わしめたほど彼女のタカ派ぶりに多くの文化人には根強い反発を買った。</p>
<p><span id="more-13241"></span></p>
<p>炭坑の閉鎖で破壊される中産階級を背景にした『ブラス！』『リトル・ダンサー』、サッチャー政権の下で失業に喘ぐ中産階級の青年がドラッグに溺れる『トレインスポッティング』など彼女の政治を痛烈に批判した名作も多く製作されている。皮肉の意味でマーガレット・サッチャーはこれら名作映画の『母』でもあった。</p>
<p>映画の冒頭で老後を静かに暮らすサッチャーが描かれるのだが、会話の相手になる夫が陽気に彼女に語ってはふとした瞬間には煙のように消えている。それは認知症を患ったサッチャーの幻覚なのであることはすぐに映画の中で説明される。夫はとうの昔に他界している。そして、終盤でサッチャー女史がアパートの玄関で幻影の夫を見送るシーンがあるのだが、夫は裸足のまま外へ出掛けて行く。これは夫の死のメタファーなのである。</p>
<p>ビートルスのアルバム『アビイロード』のジャケットで、横断歩道を渡るポール・マッカートニーが写っているのだが、彼が裸足で歩いているのを世間ではポールの死を予言しているものとの噂が流れた。イギリスの国民間では裸足で歩くことは死者を暗示するものらしい。認知症が進行しているサッチャー女史だが、このシーンでは夫の死を深層心理でも受け入れたことを意味しているのだろう。</p>
<p>おしどり夫婦というのが前提でこの愛する夫の幻影が現出しているのだろうけれど、映画の中では彼女の夫との馴れ初めのエピソードが殆どなく駆け足で彼女の人生が語られていく。なので、母としての彼女のプライベートはあまり描かれることがなく、主に鉄の女として政界での辣腕ぶりとそれに対する国内外でのプレッシャーについて時間が割かれているので、夫の存在が妙に浮いたように感じたのが残念だった。</p>
<p>彼女の政治理念に反感を覚えた人間が多くいたのは先にも述べた通りだが、誰もが自分なりの正義、信義を持っていて、それがぶつかり合って世界が成り立っている。サッチャリズムを批判した映画も多く作られてきたが、このような信念を持つひとりの人間としてのマーガレット・サッチャーを描いた映画が生まれてきたことにある種の感慨を覚えずにはいられない。こういう多様性を認めることが出来るからこそ映画はまた素晴らしいものなのだと云える。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ニューイヤーズ・イブ</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/kan/13240.html</link>
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		<pubDate>Thu, 09 Feb 2012 21:24:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>山口拓朗</dc:creator>
				<category><![CDATA[感映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[ニューイヤーというのは、万人に平等に希望の光を注いでくれる魔法なのだ。（点数　70点） (C)2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC. 大晦日のニューヨークを舞台に、妊婦が、末期がんの老人が、ロックスターが、15歳の少女が、レコード会社の御曹司が、自転車便の配達係が、腕利きの女性シェフが、引きこもりのコミック画家が、タイムズスクエアの副会長……等々が、東奔西走する群像エンタテインメント。喜怒哀楽を詰め込んだ、総勢18人のエピソードがランダムに描かれていく。 ある者は夢をつかむために、ある者は絆を取り戻そうと、ある者は恋を成就させるために、ある者は過去を清算しようと、ラストチャンスに懸ける。なぜ、ラストチャンスなのか？　それは、今日が1年で最後の日、そう、大晦日だからだ。期限が区切られていると行動を起こす。それが人間という生き物だ。しかも、除夜の鐘を聞きながらしんみりと迎える日本の大晦日と違い、アメリカのそれは――タイムズスクエアの活況が示すように――派手に祝福する文化がある。踏ん切りを付けるにはうってつけなのだ。 ほほ笑ましかったのは、何ひとつ達成できていない「今年の目標リスト」を、残りわずか半日で達成しようとする女性重役秘書のエピソードだ。大晦日が備える“馬力”は、彼女のエピソードに集約されている。それまで封印されていた「勇気」と「決断力」が解き放たれ、彼女は水を得た魚のように泳ぎ続ける（行動し続ける）。 失敗が許される免罪符的な1日でもある。なぜなら、万が一、行動を起こした結果、不本意な出来事が待ち受けていたとしても、それは今日までの話にすぎない。時計の針が０時を回れば、あらゆる人生のリセットボタンが押されるのだ。つまり、ニューイヤーというのは、万人に平等に希望の光を注いでくれる魔法なのだ。 ロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンク、ハル・ベリーらオスカー受賞者を筆頭に、サラ・ジェシカ・パーカー、ミッシェル・ファイファー、ザック・エフロン、アシュトン・カッチャー、アビゲイル・ブレスリン、キャサリン・ハイグルなど、“豪華キャストのフルコース”ともいえる競演は、映画好きであるほどゾクゾクするはずだ。 監督は『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル。ご都合主義的な展開も少なくないが、つまらぬアラを指摘する作品ではない。大事なのは、リアリティうんぬんではなく、一つひとつのエピソードのなかに、琴線に触れるメッセージがあるということ。ほっこりと優しい気分になれる１本だ。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ニューイヤーというのは、万人に平等に希望の光を注いでくれる魔法なのだ。（点数　70点）</p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/12/newyaers.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
</p>
<p>大晦日のニューヨークを舞台に、妊婦が、末期がんの老人が、ロックスターが、15歳の少女が、レコード会社の御曹司が、自転車便の配達係が、腕利きの女性シェフが、引きこもりのコミック画家が、タイムズスクエアの副会長……等々が、東奔西走する群像エンタテインメント。喜怒哀楽を詰め込んだ、総勢18人のエピソードがランダムに描かれていく。</p>
<p><span id="more-13240"></span></p>
<p>ある者は夢をつかむために、ある者は絆を取り戻そうと、ある者は恋を成就させるために、ある者は過去を清算しようと、ラストチャンスに懸ける。なぜ、ラストチャンスなのか？　それは、今日が1年で最後の日、そう、大晦日だからだ。期限が区切られていると行動を起こす。それが人間という生き物だ。しかも、除夜の鐘を聞きながらしんみりと迎える日本の大晦日と違い、アメリカのそれは――タイムズスクエアの活況が示すように――派手に祝福する文化がある。踏ん切りを付けるにはうってつけなのだ。</p>
<p>ほほ笑ましかったのは、何ひとつ達成できていない「今年の目標リスト」を、残りわずか半日で達成しようとする女性重役秘書のエピソードだ。大晦日が備える“馬力”は、彼女のエピソードに集約されている。それまで封印されていた「勇気」と「決断力」が解き放たれ、彼女は水を得た魚のように泳ぎ続ける（行動し続ける）。</p>
<p>失敗が許される免罪符的な1日でもある。なぜなら、万が一、行動を起こした結果、不本意な出来事が待ち受けていたとしても、それは今日までの話にすぎない。時計の針が０時を回れば、あらゆる人生のリセットボタンが押されるのだ。つまり、ニューイヤーというのは、万人に平等に希望の光を注いでくれる魔法なのだ。</p>
<p>ロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンク、ハル・ベリーらオスカー受賞者を筆頭に、サラ・ジェシカ・パーカー、ミッシェル・ファイファー、ザック・エフロン、アシュトン・カッチャー、アビゲイル・ブレスリン、キャサリン・ハイグルなど、“豪華キャストのフルコース”ともいえる競演は、映画好きであるほどゾクゾクするはずだ。</p>
<p>監督は『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル。ご都合主義的な展開も少なくないが、つまらぬアラを指摘する作品ではない。大事なのは、リアリティうんぬんではなく、一つひとつのエピソードのなかに、琴線に触れるメッセージがあるということ。ほっこりと優しい気分になれる１本だ。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ロボジー</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13236.html</link>
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		<pubDate>Mon, 06 Feb 2012 14:05:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小泉 浩子</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[愛映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[最先端のロボットの中には、じーさんが入っている？　ブラックな笑いがいつしか、感動の涙になるのがスゴイです。（点数　80点） (C)2012 フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ 家電メーカー・木村電器の窓際的社員・小林（濱田岳）、 　太田（河合正悟）、長井（川島潤哉）の３人は、ワンマン 　社長（小野武彦）から、「二足歩行ロボット」の開発を命 　じられていました。 　ロボット博での企業広告が目的ですが、もともと、畑違い 　の彼らにできるわけがありません。 　しかし、ロボット博の１週間前に、開発中のロボット 　「ニュー潮風」が大破してしまい、追い詰められた彼らは、 　ロボットの中に、人間を入れて動かすというとんでもない 　計画を立てますが……。 　『ウォーターボーイズ』、『スウィングールズ』などで、 　おなじみ矢口史靖監督最新作です。 　ロボットにぴったりサイズの人間を探すため、架空のオー 　ディションで選ばれた７３才の鈴木重光（五十嵐信次郎） 　がまた、とんでもないじいさん！ 　３人には、わがまま言い放題だけど、孫に嫌われているの 　だけは、辛いという偏屈なお人柄。 　ミッキー・カーチスが「五十嵐信次郎」を名乗り、ひょう 　ひょうと演じています。 エンディング曲の『ＭＲ．ＲＯＢＯＴＯ』も楽しそうに 　歌っているのがステキですよ。　 　ロボット博で、助けられた女子大生・葉子（吉高由里子） 　は、「ニュー潮風」に恋しちゃいます。 　ロボット博では、実際のロボットたちがたくさん、登場す 　るので、ロボットおたくの方には、たまらないかも。 ロボットに恋する葉子役の吉高由里子、めちゃかわいいで 　す。 　社長命令で、一躍、人気者になった「ニュー潮風」を連れ 　て、３人は巡業します。旅先でのじいさんの無茶ぶりと、 　あきらめたようにそれを受け入れる３人の行動は、かなり 　笑えます。 　いつ、ばれるんだろうとドキドキしながら観ていると、き 　わどいところで、ばれなかったりして、さらにドキドキ。 　嘘が嘘を呼び、もうどうしようもないところまで進んでい 　き、緊張しまくると、うまくやりすごしたりして、もう、 　たまりません。 　 　ラストは、かなりさわやかで、思わずほくそ笑んでしまう 　ハズ。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>最先端のロボットの中には、じーさんが入っている？　ブラックな笑いがいつしか、感動の涙になるのがスゴイです。（点数　80点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/02/robo.jpg" border="0" /><br />
(C)2012 フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ
</p>
<p>  家電メーカー・木村電器の窓際的社員・小林（濱田岳）、<br />
　太田（河合正悟）、長井（川島潤哉）の３人は、ワンマン<br />
　社長（小野武彦）から、「二足歩行ロボット」の開発を命<br />
　じられていました。</p>
<p>　ロボット博での企業広告が目的ですが、もともと、畑違い<br />
　の彼らにできるわけがありません。</p>
<p>　しかし、ロボット博の１週間前に、開発中のロボット<br />
　「ニュー潮風」が大破してしまい、追い詰められた彼らは、<br />
　ロボットの中に、人間を入れて動かすというとんでもない<br />
　計画を立てますが……。</p>
<p><span id="more-13236"></span></p>
<p>　『ウォーターボーイズ』、『スウィングールズ』などで、<br />
　おなじみ矢口史靖監督最新作です。</p>
<p>　ロボットにぴったりサイズの人間を探すため、架空のオー<br />
　ディションで選ばれた７３才の鈴木重光（五十嵐信次郎）<br />
　がまた、とんでもないじいさん！</p>
<p>　３人には、わがまま言い放題だけど、孫に嫌われているの<br />
　だけは、辛いという偏屈なお人柄。</p>
<p>　ミッキー・カーチスが「五十嵐信次郎」を名乗り、ひょう<br />
　ひょうと演じています。</p>
<p>  エンディング曲の『ＭＲ．ＲＯＢＯＴＯ』も楽しそうに<br />
　歌っているのがステキですよ。　</p>
<p>　ロボット博で、助けられた女子大生・葉子（吉高由里子）<br />
　は、「ニュー潮風」に恋しちゃいます。</p>
<p>　ロボット博では、実際のロボットたちがたくさん、登場す<br />
　るので、ロボットおたくの方には、たまらないかも。</p>
<p>  ロボットに恋する葉子役の吉高由里子、めちゃかわいいで<br />
　す。</p>
<p>　社長命令で、一躍、人気者になった「ニュー潮風」を連れ<br />
　て、３人は巡業します。旅先でのじいさんの無茶ぶりと、<br />
　あきらめたようにそれを受け入れる３人の行動は、かなり<br />
　笑えます。</p>
<p>　いつ、ばれるんだろうとドキドキしながら観ていると、き<br />
　わどいところで、ばれなかったりして、さらにドキドキ。</p>
<p>　嘘が嘘を呼び、もうどうしようもないところまで進んでい<br />
　き、緊張しまくると、うまくやりすごしたりして、もう、<br />
　たまりません。<br />
　<br />
　ラストは、かなりさわやかで、思わずほくそ笑んでしまう<br />
　ハズ。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>しあわせのパン</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13235.html</link>
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		<pubDate>Mon, 06 Feb 2012 13:58:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小泉 浩子</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[愛映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13235</guid>
		<description><![CDATA[美味しそうな料理と手作りパンに目が喜び、原田知世の透明感あふれる美しさに、癒されてしまいました。（点数　90点） 　 (C)2011「しあわせのパン」製作委員会 　初めまして。 　 　映画ライターの小泉浩子です。 　このたび、「映画ジャッジ！」に参加させていただくことになりました。 　 　「泣ける映画」と男女問わず美形が大好きなミーハーライター 　ですが、よろしくお願いいたします。 　 　北海道・洞爺湖のほとりにある小さなまち・月浦。 　東京から、移り住み、宿泊設備を備えたオーベルジュ式の 　パンカフェ「マーニ」を始めた夫婦・りえさん（原田知世） 　と水縞くん（大泉洋）。 　水縞くんがパンを焼き、りえさんがそれに合うコーヒーを 　入れ、料理を作ります。 　そんな静かな時間が流れるカフェには、いろいろなお客様 　がやってきて……。 　カフェを営む夫婦と、店を訪れるお客さまたちの人生を描 　いた春夏秋冬の物語です。 　りえさん役の原田知世の美しいこと！　透明感あふれる笑 　顔に女のわたしでもドキドキしてしまいました。 　この方、年をとらないんじゃないかと思ってしまいます。 　淡々とパンを焼く夫役の大泉洋のコンビもはまっていて、 　ステキでした。 　登場するパンは、どれも美味しそうだし、コーヒーも香り 　が漂ってくるよう。丁寧に作られる料理もすばらしく、観 　ていて、食べたいなと思ってしまいました。 　観ていると、とてもお腹がすく作品です。 　食べることは、生きること。 　心や身体が疲れていても、美味しいものをいただけば、 　ほんの少し、元気になれる。 　訪れるお客たちが、心の荷物を降ろしていける癒される場 　所。そんな素敵なカフェに自分も行っているような気分に 　なってしまいました。 　一つのパンを分け合うシーンを観ていると、みんなでほんの 　少し分け合うことで、心が少しずつ、近づいていくのが実感 　できます。 　幸せな方にも、ちょっと心に荷物のある方にも観てほしい 　作品です。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>美味しそうな料理と手作りパンに目が喜び、原田知世の透明感あふれる美しさに、癒されてしまいました。（点数　90点）</b><br />
　</p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/02/shiawase.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「しあわせのパン」製作委員会
</p>
<p>　初めまして。<br />
　<br />
　映画ライターの小泉浩子です。</p>
<p>　このたび、「映画ジャッジ！」に参加させていただくことになりました。<br />
　<br />
　「泣ける映画」と男女問わず美形が大好きなミーハーライター<br />
　ですが、よろしくお願いいたします。<br />
　</p>
<p><span id="more-13235"></span></p>
<p>　北海道・洞爺湖のほとりにある小さなまち・月浦。</p>
<p>　東京から、移り住み、宿泊設備を備えたオーベルジュ式の<br />
　パンカフェ「マーニ」を始めた夫婦・りえさん（原田知世）<br />
　と水縞くん（大泉洋）。</p>
<p>　水縞くんがパンを焼き、りえさんがそれに合うコーヒーを<br />
　入れ、料理を作ります。</p>
<p>　そんな静かな時間が流れるカフェには、いろいろなお客様<br />
　がやってきて……。</p>
<p>　カフェを営む夫婦と、店を訪れるお客さまたちの人生を描<br />
　いた春夏秋冬の物語です。</p>
<p>　りえさん役の原田知世の美しいこと！　透明感あふれる笑<br />
　顔に女のわたしでもドキドキしてしまいました。</p>
<p>　この方、年をとらないんじゃないかと思ってしまいます。</p>
<p>　淡々とパンを焼く夫役の大泉洋のコンビもはまっていて、<br />
　ステキでした。</p>
<p>　登場するパンは、どれも美味しそうだし、コーヒーも香り<br />
　が漂ってくるよう。丁寧に作られる料理もすばらしく、観<br />
　ていて、食べたいなと思ってしまいました。</p>
<p>　観ていると、とてもお腹がすく作品です。</p>
<p>　食べることは、生きること。</p>
<p>　心や身体が疲れていても、美味しいものをいただけば、<br />
　ほんの少し、元気になれる。</p>
<p>　訪れるお客たちが、心の荷物を降ろしていける癒される場<br />
　所。そんな素敵なカフェに自分も行っているような気分に<br />
　なってしまいました。</p>
<p>　一つのパンを分け合うシーンを観ていると、みんなでほんの<br />
　少し分け合うことで、心が少しずつ、近づいていくのが実感<br />
　できます。</p>
<p>　幸せな方にも、ちょっと心に荷物のある方にも観てほしい<br />
　作品です。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
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		<title>J・エドガー</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13234.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13234.html#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 05 Feb 2012 07:02:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>樺沢　紫苑</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[心映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[80歳を超えて、なお自己最高を更新するような野心的な作品を 作り続けるイーストウッド監督は、本当に凄いと思う。（点数　90点） (C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. 　『J・エドガー』が素晴らしかった。 　ジョン・エドガー・フーバー、FBI長官という一人の人間を 描き出すだけでなく、アメリカの近代史を犯罪という裏側から あぶりだしたクロニクル（年代記）になっているスケール感がすごい。 　エドガーは、歴代大統領や有名人に対する盗聴、恐喝をしていたなど、悪役イメージだが、そのエドガーにここまで共感するとは、 完全に想定外。彼の「孤独」と「老い」の描写が深い。 　見る前は、「なぜ、今、フーバーか？」という疑問もあったが、 「老い」というテーマは、イーストウッド監督『ミリオンダラー・ベイビー』 『グラン・トリノ』に完全に通じている。 　圧倒的な権力者として君臨しながらも、彼が抱える「孤独」。 　彼には母がいて、忠実な部下と秘書がいた。 　にもかかわらず、彼は不全感と「孤独」にさいなまれ、 いらだちを強めていく。 　ある種の人間不信であり、そこには深い病理があるのだが、 映画のラストに向かってもその病理が明らかにされていく過程が、 精神医学的にゾクゾクした。 　そう、どこか『アビエイター』に通じるものがあるのだ。 　でもこの「孤独」には、妙に共感してしまった。 　親しい人、好きな人と一緒にいるのに、本当に自分が理解されているのか？　 　自分は愛されているのか？　安心ではなく、むしろ不安に陥る心理。 　あにたも経験したことは、ないだろうか？ 　80歳を超えて、なお自己最高を更新するような野心的な作品を 作り続けるイーストウッド監督は、本当に凄いと思う。 　イーストウッド監督の創作力と演出力に「老い」は全く感じられない。 　ただ、映画が終わった直後、近くの若い女性が「全くわからなかった」と つぶやいていたが、アメリカの歴史を多少は知っていないと 楽しめないかもしれない。 　「フーバーFBI長官って誰？」という人には、あまりおもしろくないかも・・・。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>80歳を超えて、なお自己最高を更新するような野心的な作品を<br />
作り続けるイーストウッド監督は、本当に凄いと思う。（点数　90点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/02/j.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
</p>
<p>　『J・エドガー』が素晴らしかった。<br />
　ジョン・エドガー・フーバー、FBI長官という一人の人間を<br />
描き出すだけでなく、アメリカの近代史を犯罪という裏側から<br />
あぶりだしたクロニクル（年代記）になっているスケール感がすごい。</p>
<p><span id="more-13234"></span></p>
<p>　エドガーは、歴代大統領や有名人に対する盗聴、恐喝をしていたなど、悪役イメージだが、そのエドガーにここまで共感するとは、<br />
完全に想定外。彼の「孤独」と「老い」の描写が深い。</p>
<p>　見る前は、「なぜ、今、フーバーか？」という疑問もあったが、<br />
「老い」というテーマは、イーストウッド監督『ミリオンダラー・ベイビー』<br />
『グラン・トリノ』に完全に通じている。</p>
<p>　圧倒的な権力者として君臨しながらも、彼が抱える「孤独」。<br />
　彼には母がいて、忠実な部下と秘書がいた。</p>
<p>　にもかかわらず、彼は不全感と「孤独」にさいなまれ、<br />
いらだちを強めていく。</p>
<p>　ある種の人間不信であり、そこには深い病理があるのだが、<br />
映画のラストに向かってもその病理が明らかにされていく過程が、<br />
精神医学的にゾクゾクした。<br />
　そう、どこか『アビエイター』に通じるものがあるのだ。</p>
<p>　でもこの「孤独」には、妙に共感してしまった。<br />
　親しい人、好きな人と一緒にいるのに、本当に自分が理解されているのか？　<br />
　自分は愛されているのか？　安心ではなく、むしろ不安に陥る心理。<br />
　あにたも経験したことは、ないだろうか？</p>
<p>　80歳を超えて、なお自己最高を更新するような野心的な作品を<br />
作り続けるイーストウッド監督は、本当に凄いと思う。<br />
　イーストウッド監督の創作力と演出力に「老い」は全く感じられない。</p>
<p>　ただ、映画が終わった直後、近くの若い女性が「全くわからなかった」と<br />
つぶやいていたが、アメリカの歴史を多少は知っていないと<br />
楽しめないかもしれない。</p>
<p>　「フーバーFBI長官って誰？」という人には、あまりおもしろくないかも・・・。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ALWAYS 三丁目の夕日  &#8217;64　</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13233.html</link>
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		<pubDate>Sat, 04 Feb 2012 02:57:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>樺沢　紫苑</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[心映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[ポジティブなメッセージを、『ALWAYS』を見ながら感じとりました。（点数　90点） (C)2012「ALWAYS 三丁目の夕日’64」製作委員会 ズルイというか、反則というか、お涙頂戴映画の王道というか。 　わかってはいても、泣かされてしまうのが『ALWAYS』、 今回も泣き所が三ヶ所以上は用意されています。 　その中でも私がおもしろいと思って見たのが、 小説家茶川と息子どうように面倒を見てきた淳之介の関係です。 　淳之介は、「小説家になりたい」といいますが、 成功するかどうかも分からない不安定な小説家には絶対反対で、 東大を卒業して、一流企業に就職しろとゆずりません。 　茶川の言い分もわかります。 　でも、子供が父親と同じ職業に就きたいというのは、 父親をリスペクトしていないと、そういう気持ちは湧いてこないのです。 　つまり、子供が親の職業のあとをつぐというのは、 父親として尊敬されている、最高の証でもあるのです。 　だから、子供が親と同じ職業を目指したいというわけだから、 本来であれば素直に喜んでいいのに・・・というのが、率直な感想。 　茶川は、陽の目をみるまでにすごい苦労をしてきただけに、 「小説家」という職業に対してのマイナスイメージを 強く持っているわけですが、それでも続けてきたのには、 小説家としての仕事のおもしろさ、あってのことでしょう。 　その辺の素直になれない茶川の言動がものすごくじれったいのですが、それも製作者の狙い通りなのでしょうね。 　淳之介は、小説家を選ぶべきだったのか、東大進学を選ぶべきだったのか。 　将来、進むべき道で迷ったらどうするのか？　 　私のアドバイスは、「ワクワクする道を選べ」ということ。 　 　ワクワクする道には、その道を歩むこと自体に「幸福」があるのです。 　結果がどうなろうが、後悔はないはずです。 　『ALWAYS』前作もそうですが、人と人との「つながり」が、これほど濃い時代があったのか、ということをつくづく感じさせます。 　ご近所さんが、すれ違うときに挨拶する。 　ごく当たり前の風景に、コミュニケーションの豊かさ。 　「つながり」の濃さを感じ、心が動きます。 　 　今、我々が暮らす「平成」という時代。 　物質的には豊かになったものの、 「つながり」という大切なものを失ってしまった、と気付かされます。 　いやそうじゃない。 　戦後の焼き野原から、見事に急成長を遂げた日本。 　 　バブル崩壊。経済低迷。 　東日本大震災。原発事故の後遺症。 　たたきのめされ、自信を喪失した日本という国。 　戦後復興のように、もう一度ゼロからやり直せばいいんじゃないか。 　そんな、ポジティブなメッセージを、 『ALWAYS』を見ながら感じとりました。 　そのために必要なのは、「つながり」であり、 コミュニケーションではないかと。 　「昔って、良かったね」という単なるノスタルジー、 レトロ映画では終わらない。 　 　プラス・アルファを感じさせところが、 『ALWAYS』の良いところだと思います。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>ポジティブなメッセージを、『ALWAYS』を見ながら感じとりました。（点数　90点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/02/always.jpg" border="0" /><br />
(C)2012「ALWAYS 三丁目の夕日’64」製作委員会
</p>
<p>ズルイというか、反則というか、お涙頂戴映画の王道というか。<br />
　わかってはいても、泣かされてしまうのが『ALWAYS』、<br />
今回も泣き所が三ヶ所以上は用意されています。</p>
<p><span id="more-13233"></span></p>
<p>　その中でも私がおもしろいと思って見たのが、<br />
小説家茶川と息子どうように面倒を見てきた淳之介の関係です。</p>
<p>　淳之介は、「小説家になりたい」といいますが、<br />
成功するかどうかも分からない不安定な小説家には絶対反対で、<br />
東大を卒業して、一流企業に就職しろとゆずりません。</p>
<p>　茶川の言い分もわかります。<br />
　でも、子供が父親と同じ職業に就きたいというのは、<br />
父親をリスペクトしていないと、そういう気持ちは湧いてこないのです。</p>
<p>　つまり、子供が親の職業のあとをつぐというのは、<br />
父親として尊敬されている、最高の証でもあるのです。</p>
<p>　だから、子供が親と同じ職業を目指したいというわけだから、<br />
本来であれば素直に喜んでいいのに・・・というのが、率直な感想。</p>
<p>　茶川は、陽の目をみるまでにすごい苦労をしてきただけに、<br />
「小説家」という職業に対してのマイナスイメージを<br />
強く持っているわけですが、それでも続けてきたのには、<br />
小説家としての仕事のおもしろさ、あってのことでしょう。</p>
<p>　その辺の素直になれない茶川の言動がものすごくじれったいのですが、それも製作者の狙い通りなのでしょうね。</p>
<p>　淳之介は、小説家を選ぶべきだったのか、東大進学を選ぶべきだったのか。</p>
<p>　将来、進むべき道で迷ったらどうするのか？　<br />
　私のアドバイスは、「ワクワクする道を選べ」ということ。<br />
　<br />
　ワクワクする道には、その道を歩むこと自体に「幸福」があるのです。<br />
　結果がどうなろうが、後悔はないはずです。</p>
<p>　『ALWAYS』前作もそうですが、人と人との「つながり」が、これほど濃い時代があったのか、ということをつくづく感じさせます。</p>
<p>　ご近所さんが、すれ違うときに挨拶する。<br />
　ごく当たり前の風景に、コミュニケーションの豊かさ。<br />
　「つながり」の濃さを感じ、心が動きます。<br />
　<br />
　今、我々が暮らす「平成」という時代。<br />
　物質的には豊かになったものの、<br />
「つながり」という大切なものを失ってしまった、と気付かされます。</p>
<p>　いやそうじゃない。<br />
　戦後の焼き野原から、見事に急成長を遂げた日本。<br />
　<br />
　バブル崩壊。経済低迷。<br />
　東日本大震災。原発事故の後遺症。<br />
　たたきのめされ、自信を喪失した日本という国。</p>
<p>　戦後復興のように、もう一度ゼロからやり直せばいいんじゃないか。</p>
<p>　そんな、ポジティブなメッセージを、<br />
『ALWAYS』を見ながら感じとりました。</p>
<p>　そのために必要なのは、「つながり」であり、<br />
コミュニケーションではないかと。</p>
<p>　「昔って、良かったね」という単なるノスタルジー、<br />
レトロ映画では終わらない。<br />
　<br />
　プラス・アルファを感じさせところが、<br />
『ALWAYS』の良いところだと思います。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ザ・フィールド</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/kyou/13232.html</link>
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		<pubDate>Sat, 04 Feb 2012 02:46:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思える（点数　65点） (C)After Dark Films，LLC. All Rights Reserved. 全米で劇場公開されたホラー映画の人気シリーズ“アフター・ダーク・オリジナルズ”全8タイトルの中でも評判が良かったのがブレット・シモンズ監督・脚本による第三弾作品『ザ・フィールド』である。 ドライブを楽しんでいる若い五人の男女の車に突然カラスが激突したことによって事故を起こす。車は大破した上、仲間の内の一人が行方不明に…。広大なトウモロコシ畑に残された男女四人は、不気味なカカシのモンスターに襲われるハメになり、絶望と恐怖に晒されることになる…。 登場人物は数名、メイン舞台はトウモロコシ畑という明らかに低予算で作れているが、予算を懸けずに単純明快な面白さを味わえるようにという感じで作られている本作。 序盤の車のフロントガラスにカラス数羽が叩きつけられるシーンで観る者に恐怖と衝撃を与え、さらに無残なカラスの死骸を見せつけてグロと残虐のイメージを与える。 カカシモンスターが登場してからが見せ場であり、このモンスターが若者を襲撃するシーンをスリリングかつスピーディーに描き、痛々しい残虐性もしっかりと観られる。 また、ある廃墟に逃げ込んだ青年が一室で裁縫をやっている不気味な人物に遭遇するシーン、その人物の正体、各指の第一関節あたりに釘を突き刺している上に金槌でその釘を叩きつけているという不気味なシーンも忘れ難い。 メガネ顔の青年が農夫と息子兄弟の幻覚を見るシーンが数度観られるが、この幻覚が劇中で起こっている悪夢の全貌を明らかにさせ、観る者を納得させる。 カカシをネタにしたホラー作品と言えば、『ジーパーズ・クリーパーズ』や『案山子男』シリーズが存在するため、今さら感は否めない。でも、上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思えるのだ!!]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思える（点数　65点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/02/field.jpg" border="0" /><br />
(C)After Dark Films，LLC. All Rights Reserved.
</p>
<p>全米で劇場公開されたホラー映画の人気シリーズ“アフター・ダーク・オリジナルズ”全8タイトルの中でも評判が良かったのがブレット・シモンズ監督・脚本による第三弾作品『ザ・フィールド』である。</p>
<p><span id="more-13232"></span></p>
<p>ドライブを楽しんでいる若い五人の男女の車に突然カラスが激突したことによって事故を起こす。車は大破した上、仲間の内の一人が行方不明に…。広大なトウモロコシ畑に残された男女四人は、不気味なカカシのモンスターに襲われるハメになり、絶望と恐怖に晒されることになる…。</p>
<p>登場人物は数名、メイン舞台はトウモロコシ畑という明らかに低予算で作れているが、予算を懸けずに単純明快な面白さを味わえるようにという感じで作られている本作。</p>
<p>序盤の車のフロントガラスにカラス数羽が叩きつけられるシーンで観る者に恐怖と衝撃を与え、さらに無残なカラスの死骸を見せつけてグロと残虐のイメージを与える。</p>
<p>カカシモンスターが登場してからが見せ場であり、このモンスターが若者を襲撃するシーンをスリリングかつスピーディーに描き、痛々しい残虐性もしっかりと観られる。</p>
<p>また、ある廃墟に逃げ込んだ青年が一室で裁縫をやっている不気味な人物に遭遇するシーン、その人物の正体、各指の第一関節あたりに釘を突き刺している上に金槌でその釘を叩きつけているという不気味なシーンも忘れ難い。</p>
<p>メガネ顔の青年が農夫と息子兄弟の幻覚を見るシーンが数度観られるが、この幻覚が劇中で起こっている悪夢の全貌を明らかにさせ、観る者を納得させる。</p>
<p>カカシをネタにしたホラー作品と言えば、『ジーパーズ・クリーパーズ』や『案山子男』シリーズが存在するため、今さら感は否めない。でも、上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思えるのだ!!</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>戦火の馬</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13229.html</link>
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		<pubDate>Tue, 31 Jan 2012 08:21:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>青森 学</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[学映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[戦争の理不尽さをしっかりと描写しながらも失わない希望を基軸に置いたストーリーに救われた気持ちになった。（点数　88点） (C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved. ２時間２７分の長尺を感じさせない非常に良く作り込まれた作品だった。 イギリスの美しい草原地帯を背景に少年とジョーイと名付けられた仔馬との運命的な出会いから第一次世界大戦が始まり出征、戦渦を生き延び再会を果たすまでの間に、ジョーイがイギリス軍とドイツ軍双方に使役されつつ、そのどちらもが悪とは断じきれない戦争の不条理さをジョーイの視点を通して描かれている。 ソンムの戦いではMarkの名を冠する戦車が初めて実戦投入され映画の中でもその偉容をスクリーンにさらし、また塹壕戦の緊張状態や使用される毒ガス（恐らくはマスタードガス）が作品に登場し戦争の苛烈さ呵責の無さを訴えている。 序盤でもイギリス軍に徴発されたジョーイが士官の軍馬となり奇襲をドイツ軍に仕掛けるのだが、奇襲したのにもかかわらずドイツ軍の機銃掃射の前に敢え無く潰走させられる。 このように騎兵という騎士道精神の残滓のようなロマンティシズムは過去のものとなり、あるのは人間の持つ想像力が時にどれほど残酷に機能するのかを証明するような非人道的（殺し合いに人道もなにも無いのだが）な消耗戦になっている。 映画は、本来平和的ないきものの馬の視線を通して戦争の惨たらしさを告発している。 人間のエゴに巻き込まれなければ平和に暮らせたはずの動物たちが戦争に巻き込まれることも無かったろうに、つくづく人間とは業の深い生き物だ。 この人間のエゴが少年とジョーイを引き離し、そして憎しみ合うはずの者たちの善意によって再び引き寄せ合う絆を映画は希望と共に描いている。 戦争は残酷で、無慈悲で、救いがないのだけれど、無いはずなのだけれど、手繰り寄せる少年とジョーイの絆のように、ジョーイに想いを託す人々の切なる願いが戦火を越えてリレーされるさまは悲惨さのなかにあっても希望を失わない力強さが感じられた。 戦争シーンはスピルバーグが手掛けた『プライベート・ライアン』に引けを取らないくらいの生々しさが有ったが、グロテスクに思われるほどリアルな描写は幾分抑えられており、とりあえずエチケット袋無しでも観ることが出来た。 これは内田樹先生が指摘されたように、琵琶法師が平家物語を語って平氏の無念を呪鎮したようにスピルバーグは戦争を克明に描くことで、当時犠牲になった人たちの魂を弔っているのだと思う。 スピルバーグは人間ではない何者かを映画の主軸に置くと俄然力を発揮するタイプらしい。 そもそも『激突！』も主役はクルマという無生物だったし、『JAWS』は鮫。『E.T.』は宇宙人。『ジュラシック・パーク』は恐竜だ。人間が主軸である作品ももちろん有るのだが、手堅くヒットを飛ばしたのは人間が主人公で無いものが多い。 ほんとうはスピルバーグは人間が苦手なのではないのだろうか？]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>戦争の理不尽さをしっかりと描写しながらも失わない希望を基軸に置いたストーリーに救われた気持ちになった。（点数　88点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/warhorse.jpg" border="0" /><br />
(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.
</p>
<p>２時間２７分の長尺を感じさせない非常に良く作り込まれた作品だった。<br />
イギリスの美しい草原地帯を背景に少年とジョーイと名付けられた仔馬との運命的な出会いから第一次世界大戦が始まり出征、戦渦を生き延び再会を果たすまでの間に、ジョーイがイギリス軍とドイツ軍双方に使役されつつ、そのどちらもが悪とは断じきれない戦争の不条理さをジョーイの視点を通して描かれている。</p>
<p><span id="more-13229"></span></p>
<p>ソンムの戦いではMarkの名を冠する戦車が初めて実戦投入され映画の中でもその偉容をスクリーンにさらし、また塹壕戦の緊張状態や使用される毒ガス（恐らくはマスタードガス）が作品に登場し戦争の苛烈さ呵責の無さを訴えている。<br />
序盤でもイギリス軍に徴発されたジョーイが士官の軍馬となり奇襲をドイツ軍に仕掛けるのだが、奇襲したのにもかかわらずドイツ軍の機銃掃射の前に敢え無く潰走させられる。<br />
このように騎兵という騎士道精神の残滓のようなロマンティシズムは過去のものとなり、あるのは人間の持つ想像力が時にどれほど残酷に機能するのかを証明するような非人道的（殺し合いに人道もなにも無いのだが）な消耗戦になっている。<br /></p>
<p>映画は、本来平和的ないきものの馬の視線を通して戦争の惨たらしさを告発している。<br />
人間のエゴに巻き込まれなければ平和に暮らせたはずの動物たちが戦争に巻き込まれることも無かったろうに、つくづく人間とは業の深い生き物だ。<br />
この人間のエゴが少年とジョーイを引き離し、そして憎しみ合うはずの者たちの善意によって再び引き寄せ合う絆を映画は希望と共に描いている。<br />
戦争は残酷で、無慈悲で、救いがないのだけれど、無いはずなのだけれど、手繰り寄せる少年とジョーイの絆のように、ジョーイに想いを託す人々の切なる願いが戦火を越えてリレーされるさまは悲惨さのなかにあっても希望を失わない力強さが感じられた。<br /></p>
<p>戦争シーンはスピルバーグが手掛けた『プライベート・ライアン』に引けを取らないくらいの生々しさが有ったが、グロテスクに思われるほどリアルな描写は幾分抑えられており、とりあえずエチケット袋無しでも観ることが出来た。<br />
これは内田樹先生が指摘されたように、琵琶法師が平家物語を語って平氏の無念を呪鎮したようにスピルバーグは戦争を克明に描くことで、当時犠牲になった人たちの魂を弔っているのだと思う。</p>
<p>スピルバーグは人間ではない何者かを映画の主軸に置くと俄然力を発揮するタイプらしい。<br />
そもそも『激突！』も主役はクルマという無生物だったし、『JAWS』は鮫。『E.T.』は宇宙人。『ジュラシック・パーク』は恐竜だ。人間が主軸である作品ももちろん有るのだが、手堅くヒットを飛ばしたのは人間が主人公で無いものが多い。<br />
ほんとうはスピルバーグは人間が苦手なのではないのだろうか？</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13229.html/feed</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>キツツキと雨</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/tsuu/13227.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/tsuu/13227.html#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 30 Jan 2012 05:51:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小梶勝男</dc:creator>
				<category><![CDATA[通映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13227</guid>
		<description><![CDATA[「南極料理人」の沖田修一監督が描く、ゾンビ映画の監督と木こりが心を通わせていくコメディー。映画作りの熱気や楽しさが伝わってきて、観客を幸せな気分にさせてくれる（点数　78点） 　ゾンビ映画の撮影隊が田舎へロケに出かけ、木こり（役所広司）と出会う。木こりは撮影隊に半ばむりやり手伝わされるうち、映画作りに夢中になっていく。一方で、撮影隊の若い映画監督（小栗旬）は決断力がなく、映画作りから逃げ出したくて仕方ない。だが、木こりと心を通わせるうちに自信を取り戻していく。 　木こりと映画監督が並んで座る場面がある。ただ、並んで座っているだけだが、作業着姿の役所と、今どきの若者らしいナーバスな雰囲気の小栗が、森の中で並んでいるという絵は、何だかとてもユーモラスだ。異質なものが、当たり前のように並んでいるのがおかしい。住む世界が違う２人が、お互いにどこかで惹かれながらも、相手の様子を伺うように話すのは、恋愛映画を見ているようでもある。 　沖田修一監督が最も影響を受けた映画は、昨年急逝した森田芳光監督の「家族ゲーム」だという。確かに沖田監督の作品には、森田監督作の面影がある。ただ、人柄が影響しているのだろうか、才気に溢れていた森田作品とはちょっと違って、才気より温かみの方が前面に出ている。その温かみが、ユーモラスな雰囲気を作っているのだろう。 　沖田監督は斜めからのショットが嫌いで、正面から撮ることが多いと話す。それは「家族ゲーム」から受けた影響の一つだという。「家族ゲーム」には、家族が居酒屋のように横一列に並んで食事をとる有名な場面がある。そこにはユーモアよりも、お互いに向き合うことを避けているような、冷たい緊張感が漂っていた。 　木こりと映画監督が並ぶ場面も正面から撮影されているが、２人を見つめる目線はとても優しい。空気を支配しているのは緊張感ではなく、温かみだ。それは沖田監督の持ち味なのかも知れない。 　木こりとゾンビ映画の監督という組み合わせは突飛だが、両者が出会ってからは、それほど突飛なことが次々と起こるわけではない。村人たちは総出でゾンビ映画の撮影に協力するようになり、やがて連帯感が生まれていく。本作に「村人役」で出ているエキストラは、実際にロケ地に住んでいる方々で、映画作りに熱心に協力してくれたという。現実の映画作りと、映画の中の映画作りが二重写しに重なっていったのだ。映画監督を演じる小栗も、次第にそれを演出する沖田監督に似ていったという。異質な者同士の連帯が、映画作りの熱気や楽しさとなって、観客も巻き込んでいく。そうした幸せな雰囲気も、映画を温かいものにしている。 　]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>「南極料理人」の沖田修一監督が描く、ゾンビ映画の監督と木こりが心を通わせていくコメディー。映画作りの熱気や楽しさが伝わってきて、観客を幸せな気分にさせてくれる（点数　78点）</b></p>
<p align="center">
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</p>
<p>　ゾンビ映画の撮影隊が田舎へロケに出かけ、木こり（役所広司）と出会う。木こりは撮影隊に半ばむりやり手伝わされるうち、映画作りに夢中になっていく。一方で、撮影隊の若い映画監督（小栗旬）は決断力がなく、映画作りから逃げ出したくて仕方ない。だが、木こりと心を通わせるうちに自信を取り戻していく。</p>
<p><span id="more-13227"></span></p>
<p>　木こりと映画監督が並んで座る場面がある。ただ、並んで座っているだけだが、作業着姿の役所と、今どきの若者らしいナーバスな雰囲気の小栗が、森の中で並んでいるという絵は、何だかとてもユーモラスだ。異質なものが、当たり前のように並んでいるのがおかしい。住む世界が違う２人が、お互いにどこかで惹かれながらも、相手の様子を伺うように話すのは、恋愛映画を見ているようでもある。</p>
<p>　沖田修一監督が最も影響を受けた映画は、昨年急逝した森田芳光監督の「家族ゲーム」だという。確かに沖田監督の作品には、森田監督作の面影がある。ただ、人柄が影響しているのだろうか、才気に溢れていた森田作品とはちょっと違って、才気より温かみの方が前面に出ている。その温かみが、ユーモラスな雰囲気を作っているのだろう。</p>
<p>　沖田監督は斜めからのショットが嫌いで、正面から撮ることが多いと話す。それは「家族ゲーム」から受けた影響の一つだという。「家族ゲーム」には、家族が居酒屋のように横一列に並んで食事をとる有名な場面がある。そこにはユーモアよりも、お互いに向き合うことを避けているような、冷たい緊張感が漂っていた。</p>
<p>　木こりと映画監督が並ぶ場面も正面から撮影されているが、２人を見つめる目線はとても優しい。空気を支配しているのは緊張感ではなく、温かみだ。それは沖田監督の持ち味なのかも知れない。</p>
<p>　木こりとゾンビ映画の監督という組み合わせは突飛だが、両者が出会ってからは、それほど突飛なことが次々と起こるわけではない。村人たちは総出でゾンビ映画の撮影に協力するようになり、やがて連帯感が生まれていく。本作に「村人役」で出ているエキストラは、実際にロケ地に住んでいる方々で、映画作りに熱心に協力してくれたという。現実の映画作りと、映画の中の映画作りが二重写しに重なっていったのだ。映画監督を演じる小栗も、次第にそれを演出する沖田監督に似ていったという。異質な者同士の連帯が、映画作りの熱気や楽しさとなって、観客も巻き込んでいく。そうした幸せな雰囲気も、映画を温かいものにしている。<br />
　</p>
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		<title>ヒューゴの不思議な発明</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13226.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13226.html#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 30 Jan 2012 05:46:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>テイラー 章子</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[豪映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[改めてスコセッシの秀逸な映画作りの原点を見ることが出来た。（点数　85点） (C) 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved ２００７年に出版されてベストセラーになった、ブライアン　セルズニックの小説「ヒューゴ　カブレットの発明」を映画化したもの。アメリカ映画、３Ｄフイルム。 マーチン　スコセッシ監督、製作はジョニー　デップ、グレアム　キング、テイモシー　ヘデイントンと、マーチン　スコセッシの４人。 早くもゴールデングローブの監督賞、映像賞に、またアカデミー作品賞、監督賞にノミネイトされている。 【ネタバレ注意】 舞台は１９３１年　パリ。 １２歳のヒューゴは　幼い時に母と失くし、時計作りの専門技師の父親と二人で暮らしている。父はヒューゴに、時計作りや、ぜんまい機械の仕組みや動かし方を教えてくれる。それらは興味深く、特に、ヒューゴは、父が働いている博物館から貰い受けてきた壊れた機械人形を修理するのに夢中になっている。その人形は修理したら、手にペンを持って、絵を描くことが出来る精巧な機械人形だった。父は、休みになるとよくヒューゴを映画に連れて行ってくれた。 そんな幸せな日々が　突然父の事故死によって、壊されてしまう。ヒューゴは　アルコール中毒の叔父に引き取られる。パリ駅の中の大時計の管理と修繕を任されていた叔父と一緒に、ヒューゴは、パリ駅の時計塔のなかに住むことになった。叔父は一通り大時計の修理をヒューゴに教えて、仕事を任せてしまうと　サッサと自分は飲みに出かけて二度と帰ってこなかった。ヒューゴはそのまま時計塔に住み、駅の売店から食べ物を盗み、公安警察官に捕まらないように逃げて暮らすことになった。捕まったら孤児収容所に送られてしまう。 父から貰った機械人形の修理は完成しつつあり、再び動き出したら何を描いてくれるのか、早く見てみたい。たった一つのハート型の鍵さえ見つかれば、もう完全に修理が仕上がった。そんなある日、ヒューゴはハート型の鍵を首から下げている少女に出会う。 少女イザべラの両親はなく、おじいさん夫婦に引き取られて暮らしていた。少女と友達になったヒューゴは　イザべラのハートの鍵を　機械人形に差し込んでみると、人形が描き出したのは、無声映画の「月への旅」のポスターだった。それは月面に人間が乗ったロケットが突き刺さる映画のシーンで、ヒューゴにとっては　父親と一緒に見た思い出の深い映画だった。 その機械人形が　どのような経過で父のもとに来たのか、ヒューゴはどうしても知りたくて　イザべラと一緒に探索が始まる。 そして、二人がわかったことは、、、。 というストーリー 監督：マーチン　スコセッシ 製作；ジョニー　デップ 原作：ブライアン　セルズニック キャスト ヒューゴ　　　：エイサ　バターフィールド ヒューゴの父　：ジュード　ロウ イザベル　　　：クロエ　グレイス　モリッツ 公安警部　　　：サッシャ　バロン　コーエン ジョージ　マリエス：ベン　キングスレー 映画史を少しでも齧ったことのある人なら、ジョージ　マリエスという偉大な映画人が、１９０２年に製作した「月への旅行」（ＬＥ　ＶＯＹＡＧＥ　ＤＡＮＳ　ＬＡ　ＬＵＮＡ）というフイルムで、人の顔をした月にロケットが突き刺さった有名なポスターを見たことがあるのではないだろうか。今から１１０年前のことだ。 それまで、フイルムは２分程度のニュース報道しかなかった。その時代に、ジョージ　マリエスは　１４分の白黒、無声映画を作った。これが、サイエンスフィクションの始まりであり、輝かしい映画史の最初の１ページだった。 舞台俳優で奇術師でもあったジョージ　マリエスは　自分でスタジオを作り、役者を集めて　撮影用のカメラを作り、映画監督、製作、指揮をとり、自分も主役を演じ、プロモーションから売り込みまですべて一人で行った。 １９０２年に人が月にロケットで行き、月の原住民と交流し、拘束されるところを寸でのところで逃げて帰り　ロケットは海に墜落、無事にパリに戻ってくる大冒険を、月のことなどまだ　良くわかっていなかった時代に映画化した。彼は　人々の想像力をかきたて、事実ではないファンタジーの世界を映像で描き出した偉大な先駆者だった。人々は彼のフイルムに夢中になって、熱狂した。初めて蒸気機関車が走ってくるフイルムを見ていた人々は機関車が近付いてくると　自分が機関車に轢かれてしまうと思って　劇場で逃げ惑った　という。今までになかった　映画という全く新しい娯楽が登場したのだ。 その後、マリエスは　何百本もの映画を製作する。 この映画はジョージ　マリエスを描いた映画でもある。ただの少年少女冒険物語だと思って、観たが全然違った。全然子供のための映画ではない。映画が好きで好きで　大好きな人のための映画だ。 「映画は人々の夢をつくるんだよ。」というジョージ　マリエスの言葉は、そのままこの映画を作ったマーチン　スコセッシの思いだろう。 映像が素晴らしく美しい。セピア色の世界だ。 １９３１年のパリ駅に交差する人々、大時計の中の巨大なぜんまい、公安警部と花売り娘のロマンス、年寄りとカフェの女との出会い、駅のカフェで演奏するバンドのおしゃれな音楽家たち、犬を連れ歩く女、ジョージ　マリエスと役者達、無声映画時代の女優達、、、何もかもがクラシックで美しい。 ヒューゴを演じたエイサ　バターフィールドが　とても良い。「縞模様のパジャマの少年」で主演した時は、６歳位だったろうか。ナチの将校の息子が、一度は　たった一人の友達のユダヤの少年を裏切った為に　つらい思いをする。二度と同じ誤りをしないように　この友達についていったために自分もまたユダヤ人収容所のガス室に放りこまれなければならなかった。少年の純真な心が、政治の狂信者によって踏みにじられる。大きなブルーの瞳が、曇りのない透き通る美しい心を表していて　適役だった。 その彼も、背が伸びて　この映画では１２歳の役をやっている。美少年すぎて、怖いくらい。これからどんな美青年になっていくのか、楽しみでもある。 マーチン　スコセッシの映画といえば　１９７６年の「タクシードライバー」が忘れられない。デ　ニーロが　テロリストに走るか、と思いきや少女を売春から救い出す　街の英雄になってしまう。ほんのボタンの掛け違いで人が犯罪者になったり英雄になったりする「危うさ」を鮮やかに描き出した名作だった。 「ギャング　オブ　アメリカ」も、「アビエーター」も、忘れがたい良い作品だった。でも彼の作品のなかで、一番好きなのは、「シャッターアイランド」だ。３作とも　デ　カプリオが主演している。 「シャッター　アイランド」で、男が妻を抱いて立っている。その妻の肩からチロチロと火が燃え出してきて、赤く焼けて体全体に燃え広がり、そのそばから灰になってボロボロと崩れ落ちていく。それを抱きながら悲嘆にくれ絶望するデ　カプリオの恐ろしくも美しいシーンが忘れられない。こんなシーンを映像化できる芸術家ってすごい。技術力でなく、その美的イマジネーションに感服する。 この映画は、マーチン　スコセッシの、映画の先駆者達への賞賛歌だ。１１０年前に映画を作って、自由なイメージを映像化することを教えてくれた先人達に対する敬意と賞賛に満ちている。改めてスコセッシの秀逸な映画作りの原点を見ることが出来た。 とても良い映画だ。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>改めてスコセッシの秀逸な映画作りの原点を見ることが出来た。（点数　85点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/hugo.jpg" border="0" /><br />
(C) 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved
</p>
<p>２００７年に出版されてベストセラーになった、ブライアン　セルズニックの小説「ヒューゴ　カブレットの発明」を映画化したもの。アメリカ映画、３Ｄフイルム。<br />
マーチン　スコセッシ監督、製作はジョニー　デップ、グレアム　キング、テイモシー　ヘデイントンと、マーチン　スコセッシの４人。<br />
早くもゴールデングローブの監督賞、映像賞に、またアカデミー作品賞、監督賞にノミネイトされている。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13226"></span></p>
<p>舞台は１９３１年　パリ。<br />
１２歳のヒューゴは　幼い時に母と失くし、時計作りの専門技師の父親と二人で暮らしている。父はヒューゴに、時計作りや、ぜんまい機械の仕組みや動かし方を教えてくれる。それらは興味深く、特に、ヒューゴは、父が働いている博物館から貰い受けてきた壊れた機械人形を修理するのに夢中になっている。その人形は修理したら、手にペンを持って、絵を描くことが出来る精巧な機械人形だった。父は、休みになるとよくヒューゴを映画に連れて行ってくれた。</p>
<p>そんな幸せな日々が　突然父の事故死によって、壊されてしまう。ヒューゴは　アルコール中毒の叔父に引き取られる。パリ駅の中の大時計の管理と修繕を任されていた叔父と一緒に、ヒューゴは、パリ駅の時計塔のなかに住むことになった。叔父は一通り大時計の修理をヒューゴに教えて、仕事を任せてしまうと　サッサと自分は飲みに出かけて二度と帰ってこなかった。ヒューゴはそのまま時計塔に住み、駅の売店から食べ物を盗み、公安警察官に捕まらないように逃げて暮らすことになった。捕まったら孤児収容所に送られてしまう。</p>
<p>父から貰った機械人形の修理は完成しつつあり、再び動き出したら何を描いてくれるのか、早く見てみたい。たった一つのハート型の鍵さえ見つかれば、もう完全に修理が仕上がった。そんなある日、ヒューゴはハート型の鍵を首から下げている少女に出会う。<br />
少女イザべラの両親はなく、おじいさん夫婦に引き取られて暮らしていた。少女と友達になったヒューゴは　イザべラのハートの鍵を　機械人形に差し込んでみると、人形が描き出したのは、無声映画の「月への旅」のポスターだった。それは月面に人間が乗ったロケットが突き刺さる映画のシーンで、ヒューゴにとっては　父親と一緒に見た思い出の深い映画だった。<br />
その機械人形が　どのような経過で父のもとに来たのか、ヒューゴはどうしても知りたくて　イザべラと一緒に探索が始まる。<br />
そして、二人がわかったことは、、、。<br />
というストーリー</p>
<p>監督：マーチン　スコセッシ<br />
製作；ジョニー　デップ<br />
原作：ブライアン　セルズニック<br />
キャスト<br />
ヒューゴ　　　：エイサ　バターフィールド<br />
ヒューゴの父　：ジュード　ロウ<br />
イザベル　　　：クロエ　グレイス　モリッツ<br />
公安警部　　　：サッシャ　バロン　コーエン<br />
ジョージ　マリエス：ベン　キングスレー</p>
<p>映画史を少しでも齧ったことのある人なら、ジョージ　マリエスという偉大な映画人が、１９０２年に製作した「月への旅行」（ＬＥ　ＶＯＹＡＧＥ　ＤＡＮＳ　ＬＡ　ＬＵＮＡ）というフイルムで、人の顔をした月にロケットが突き刺さった有名なポスターを見たことがあるのではないだろうか。今から１１０年前のことだ。<br />
それまで、フイルムは２分程度のニュース報道しかなかった。その時代に、ジョージ　マリエスは　１４分の白黒、無声映画を作った。これが、サイエンスフィクションの始まりであり、輝かしい映画史の最初の１ページだった。</p>
<p>舞台俳優で奇術師でもあったジョージ　マリエスは　自分でスタジオを作り、役者を集めて　撮影用のカメラを作り、映画監督、製作、指揮をとり、自分も主役を演じ、プロモーションから売り込みまですべて一人で行った。<br />
１９０２年に人が月にロケットで行き、月の原住民と交流し、拘束されるところを寸でのところで逃げて帰り　ロケットは海に墜落、無事にパリに戻ってくる大冒険を、月のことなどまだ　良くわかっていなかった時代に映画化した。彼は　人々の想像力をかきたて、事実ではないファンタジーの世界を映像で描き出した偉大な先駆者だった。人々は彼のフイルムに夢中になって、熱狂した。初めて蒸気機関車が走ってくるフイルムを見ていた人々は機関車が近付いてくると　自分が機関車に轢かれてしまうと思って　劇場で逃げ惑った　という。今までになかった　映画という全く新しい娯楽が登場したのだ。<br />
その後、マリエスは　何百本もの映画を製作する。</p>
<p>この映画はジョージ　マリエスを描いた映画でもある。ただの少年少女冒険物語だと思って、観たが全然違った。全然子供のための映画ではない。映画が好きで好きで　大好きな人のための映画だ。<br />
「映画は人々の夢をつくるんだよ。」というジョージ　マリエスの言葉は、そのままこの映画を作ったマーチン　スコセッシの思いだろう。</p>
<p>映像が素晴らしく美しい。セピア色の世界だ。<br />
１９３１年のパリ駅に交差する人々、大時計の中の巨大なぜんまい、公安警部と花売り娘のロマンス、年寄りとカフェの女との出会い、駅のカフェで演奏するバンドのおしゃれな音楽家たち、犬を連れ歩く女、ジョージ　マリエスと役者達、無声映画時代の女優達、、、何もかもがクラシックで美しい。</p>
<p>ヒューゴを演じたエイサ　バターフィールドが　とても良い。「縞模様のパジャマの少年」で主演した時は、６歳位だったろうか。ナチの将校の息子が、一度は　たった一人の友達のユダヤの少年を裏切った為に　つらい思いをする。二度と同じ誤りをしないように　この友達についていったために自分もまたユダヤ人収容所のガス室に放りこまれなければならなかった。少年の純真な心が、政治の狂信者によって踏みにじられる。大きなブルーの瞳が、曇りのない透き通る美しい心を表していて　適役だった。<br />
その彼も、背が伸びて　この映画では１２歳の役をやっている。美少年すぎて、怖いくらい。これからどんな美青年になっていくのか、楽しみでもある。</p>
<p>マーチン　スコセッシの映画といえば　１９７６年の「タクシードライバー」が忘れられない。デ　ニーロが　テロリストに走るか、と思いきや少女を売春から救い出す　街の英雄になってしまう。ほんのボタンの掛け違いで人が犯罪者になったり英雄になったりする「危うさ」を鮮やかに描き出した名作だった。<br />
「ギャング　オブ　アメリカ」も、「アビエーター」も、忘れがたい良い作品だった。でも彼の作品のなかで、一番好きなのは、「シャッターアイランド」だ。３作とも　デ　カプリオが主演している。<br />
「シャッター　アイランド」で、男が妻を抱いて立っている。その妻の肩からチロチロと火が燃え出してきて、赤く焼けて体全体に燃え広がり、そのそばから灰になってボロボロと崩れ落ちていく。それを抱きながら悲嘆にくれ絶望するデ　カプリオの恐ろしくも美しいシーンが忘れられない。こんなシーンを映像化できる芸術家ってすごい。技術力でなく、その美的イマジネーションに感服する。</p>
<p>この映画は、マーチン　スコセッシの、映画の先駆者達への賞賛歌だ。１１０年前に映画を作って、自由なイメージを映像化することを教えてくれた先人達に対する敬意と賞賛に満ちている。改めてスコセッシの秀逸な映画作りの原点を見ることが出来た。<br />
とても良い映画だ。</p>
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		<title>幸せの教室</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13217.html</link>
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		<pubDate>Thu, 26 Jan 2012 12:30:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>青森 学</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[学映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13217</guid>
		<description><![CDATA[バツイチ、失業と人生穏やかでないけれども、拗ねない、挫けない、諦めない主人公のたくましさが心を打った。（点数　85点） (C)2011 Vendome International, LLC. All Rights Reserved. 大卒でないことを理由に働いているスーパーをリストラされた初老の域に差し掛かったラリー（トム・ハンクス）という中年男が大学に通い、教えることに情熱を失った教師のメルセデス（ジュリア・ロバーツ）が彼と出会って教えることの意味を再確認する話なのだが、ラリーが突然のリストラに遭っても、心が折れずにまた粛々と再出発に向けて地歩を固め前に進んで行く真っ直ぐさは観ていて心を動かされるものが有った。 冒頭でラリーがスーパーの駐車場に捨てられたゴミを拾いトラッシュボックスに入れて行くシーンが映し出される。そのカットを見た時は仕事熱心な男であるくらいの感想しか持たなかったのだが、ラリーがスーパーをクビになり、大学に通うようになってキャンパスで心ないマナー違反を見つけても彼は打ち捨てられたゴミを拾いゴミ箱に捨てて行く。このことで判るのはラリーが他人の不始末を自らが率先してフォローしているという点である。これは世の中の不正義に対して只憤りの声を上げるだけではなく、自分がその責任を負うという姿勢である。世の中を良くしていく人間とは先ずは自分の周りから改善していこうとする人であるとメガホンを取ったトム・ハンクスはそう言いたいように感じた。「隗より始めよ」ということだ。 大卒の有無だけで解雇する理由にしてしまうのはかなり乱暴なことのように思う。高卒でも職場で有能な働きを見せる人はいるだろうし、どんな学部で勉強したのかを問うのであればまだ理解は出来るのだが、理系文系を構わず「大卒」であるのかを判断基準にしてしまうのは人事の怠慢かその職場がギルドのようなものであってその特権的リソースに与れるのは大学卒業者に限定したいという意味にしか受け取れない。ラリーはリストラを受けて再び学び舎の門をくぐるのだが、これはアメリカの企業文化では従業員に社員教育をするなりして社員を社会から排除されないよう常にメンテナンスしていくという考えが無いことを端的に示している。 日本も昔は会社といえば新卒の青二才を教育し社会人として通用するように鍛える社会的役割が有ったが、日本がアメリカの社会システムを追随したため会社は利益を追う事だけに特化して企業は単に労働力を搾取する存在にしかならなくなったことである。企業が国というコミュニティの中で果たすはずの社会的責任を果たさなくなったのがこんにちの日本企業なのである。企業は派遣社員を導入し、教育するよりもよりパフォーマンスの高い労働者を入れ替えるほうがコストを低く抑えられることを知っている。そして労働者はスキルアップの機会を失い社会とのつながりを断たれていく。現在では労働者のスキルの向上は国が肩代わりしていて職業訓練校が活況なのはそのためである。そして国の支出が増大していく。結局、日本の生活保護受給者が急増しているのも企業が社会的に有為な人材を教育することを放棄してまった為に日本経済を牽引する主体である機会を失ってしまった人が続出しているからなのだ。こうして日本の財政赤字はこのように構造化されている。 アメリカの場合はいったん会社をドロップアウトしてコミュニティ・カレッジという大学で勉強し直しても卒業すれば卒業者を再雇用する受け皿が用意されていたが、日本は社会人経験の期間を理由に賃金を低く抑えられたりして”生涯学習”という美名も虚しく響くのが現実である。結局、日本がアメリカの社会システムを輸入しても部分的に導入されるだけで一部の人間が便益を得る”つまみ食い”をするために様々なところで日本社会が機能不全を起こしているのが実態だ。 社会保障費の増大は「家」が解体して「個」の時代になり、家族の成員の失業を家族で引き受けることが出来なくなってきたとかの複合的な原因があるとは思うが、日本社会の閉塞感は国民や役人が他責的に誰もが誰に対してもサービスを受ける立場を主張し始めた為にその尻拭いをしてくれる人が居なくなったからのように思う。ただ社会に義務の履行を求めるのではなく、自分の出来ることから少しずつ改善していくラリーの生き方はアメリカも日本でも見直されるべき国民像なのかもしれない。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>バツイチ、失業と人生穏やかでないけれども、拗ねない、挫けない、諦めない主人公のたくましさが心を打った。（点数　85点）</p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/shiawase.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 Vendome International, LLC. All Rights Reserved.
</p>
<p>大卒でないことを理由に働いているスーパーをリストラされた初老の域に差し掛かったラリー（トム・ハンクス）という中年男が大学に通い、教えることに情熱を失った教師のメルセデス（ジュリア・ロバーツ）が彼と出会って教えることの意味を再確認する話なのだが、ラリーが突然のリストラに遭っても、心が折れずにまた粛々と再出発に向けて地歩を固め前に進んで行く真っ直ぐさは観ていて心を動かされるものが有った。</p>
<p><span id="more-13217"></span></p>
<p>冒頭でラリーがスーパーの駐車場に捨てられたゴミを拾いトラッシュボックスに入れて行くシーンが映し出される。そのカットを見た時は仕事熱心な男であるくらいの感想しか持たなかったのだが、ラリーがスーパーをクビになり、大学に通うようになってキャンパスで心ないマナー違反を見つけても彼は打ち捨てられたゴミを拾いゴミ箱に捨てて行く。このことで判るのはラリーが他人の不始末を自らが率先してフォローしているという点である。これは世の中の不正義に対して只憤りの声を上げるだけではなく、自分がその責任を負うという姿勢である。世の中を良くしていく人間とは先ずは自分の周りから改善していこうとする人であるとメガホンを取ったトム・ハンクスはそう言いたいように感じた。「隗より始めよ」ということだ。</p>
<p>大卒の有無だけで解雇する理由にしてしまうのはかなり乱暴なことのように思う。高卒でも職場で有能な働きを見せる人はいるだろうし、どんな学部で勉強したのかを問うのであればまだ理解は出来るのだが、理系文系を構わず「大卒」であるのかを判断基準にしてしまうのは人事の怠慢かその職場がギルドのようなものであってその特権的リソースに与れるのは大学卒業者に限定したいという意味にしか受け取れない。ラリーはリストラを受けて再び学び舎の門をくぐるのだが、これはアメリカの企業文化では従業員に社員教育をするなりして社員を社会から排除されないよう常にメンテナンスしていくという考えが無いことを端的に示している。</p>
<p>日本も昔は会社といえば新卒の青二才を教育し社会人として通用するように鍛える社会的役割が有ったが、日本がアメリカの社会システムを追随したため会社は利益を追う事だけに特化して企業は単に労働力を搾取する存在にしかならなくなったことである。企業が国というコミュニティの中で果たすはずの社会的責任を果たさなくなったのがこんにちの日本企業なのである。企業は派遣社員を導入し、教育するよりもよりパフォーマンスの高い労働者を入れ替えるほうがコストを低く抑えられることを知っている。そして労働者はスキルアップの機会を失い社会とのつながりを断たれていく。現在では労働者のスキルの向上は国が肩代わりしていて職業訓練校が活況なのはそのためである。そして国の支出が増大していく。結局、日本の生活保護受給者が急増しているのも企業が社会的に有為な人材を教育することを放棄してまった為に日本経済を牽引する主体である機会を失ってしまった人が続出しているからなのだ。こうして日本の財政赤字はこのように構造化されている。</p>
<p>アメリカの場合はいったん会社をドロップアウトしてコミュニティ・カレッジという大学で勉強し直しても卒業すれば卒業者を再雇用する受け皿が用意されていたが、日本は社会人経験の期間を理由に賃金を低く抑えられたりして”生涯学習”という美名も虚しく響くのが現実である。結局、日本がアメリカの社会システムを輸入しても部分的に導入されるだけで一部の人間が便益を得る”つまみ食い”をするために様々なところで日本社会が機能不全を起こしているのが実態だ。</p>
<p>社会保障費の増大は「家」が解体して「個」の時代になり、家族の成員の失業を家族で引き受けることが出来なくなってきたとかの複合的な原因があるとは思うが、日本社会の閉塞感は国民や役人が他責的に誰もが誰に対してもサービスを受ける立場を主張し始めた為にその尻拭いをしてくれる人が居なくなったからのように思う。ただ社会に義務の履行を求めるのではなく、自分の出来ることから少しずつ改善していくラリーの生き方はアメリカも日本でも見直されるべき国民像なのかもしれない。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>らもトリップ</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/mei/13216.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/mei/13216.html#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 22 Jan 2012 20:01:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>中野 豊</dc:creator>
				<category><![CDATA[名映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13216</guid>
		<description><![CDATA[健常者のみならず、多くのアルコホーリクスにもごらんいただきたい「今夜、すべてのバーで」の著者、中島らも リスペクト・ムービー。（点数　70点） (C)2011「らもトリップ」製作委員会 本作は、中島らもの短編小説三編のショートフィルム＋彼と生前（2004年死去）交友のあったセレプリティのインタビュー映像を挿入したフィク・メンタリー構成映画です。 作品全体を通して「中島らも」という生き様を筆者の想像をこえたカタチで映画化されました。 あらすじ オムニバス　トリップ其の１　 「クロウリング・キング・スネイク」 学生 萩本さなえ（小島藤子）はクラスメートの林敬吾（野村周平）に告られていますが、さなえの親友 鳴瀬川（清水くるみ）と遠山（神崎れな）が敬吾にどちらが「告白するか」の100番勝負中。 パラレルに、さなえのニートの姉 のぞみ（宮下ともみ）がヘビにトランスフォーム。父 康祐（松尾高史）は「ウチの家系は成人するとヘビ女になるんだよ」とギンギラギンにさりげなく告げるのです。 のぞみは脱皮したりと、日増しにヘビらしくなってゆき、その普通とは違う容姿を利用して「蛇メタ」バンドを結成するのでした……。 オムニバス　トリップ其の２ 「微笑と唇のように結ばれて」 画商 丸木（嶋田久作）は不思議なムードの美女 マリカ（永池南津子）と偶然あいます。惹かれあうままに一夜を共にする二人。ななななんと、その女 マリカはヴァンパイアだったのです。 弱ってきた丸木を袖にし、ヴァンパイアは血を吸う次の相手をみつけるのですが、丸木は俺の血を吸ってくれ！浮気すんなぁ！……と懇願するのです。怖っ。 オムニバス　トリップ其の３ 「子羊ドリー」 宗教・倫理問題にもめる他国をよそに、クローン人間製作（政策）が認可された近未来の日本を舞台に※くれる賞ならもらってやるよ芥川賞風？売れっ子作家 藤原(勝村政信)が『監督・ばんざい！』のたけし人形よろしく自身にちっとも似ていないクローンに仕事をさせます。 そうしてクローン（諏訪太郎）とヒューマン（勝村政信）の奇妙な生活がはじまるのです。ビビル大きな展開から、ある夜クローンの様子がおかしなことになっていくのですが……。 どの「ショート」を取っても撮っても「らもトリップ」なシュールリアリズム炸裂！ そして、中島らものプライベートな一面を語るのは、石田長生（Ｏsamu Ｉshida）、宇梶剛士（Takashi Ukaji）、大槻ケンヂ（Kendi Ootsuki）、竹中直人（Naoto Takenaka）、チチ松村（gonchichi）、原田伸郎（Noburou Harada）、古田新太（Arata Furuta）、中島さなえ（Sanae Nakazima）、中島美代子（Miyoko Nakazima）、宮前賢一（Kenithi Miyamae）、山内圭哉（Takaya Yamauti）、中野裕之（Hiroyuki nakano）、といったビックリ仰天な面子にギョギョッ。 中島らも作品の持つシリアス面からコメディ要素まで詰め込みます。そして、表の顔からプライベートな一面まで。らもファンも名前すら知らなかったあなたにも十分に楽しめ、新たな「中島らも」を垣間みる映画となること間違いなしです！ 東京芸大がその伝統・歴史をぶっ壊した「いいんだぜ！」映画なのです。それでいいのだ！ ■2011年 日本映画／上映時間：119分／監督：三間旭浩・今橋貴・松尾健太＆中野裕之 配給：東京芸術大学 オフィシャルらしきサイト：http://motion-gallery.net/projects/6]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>健常者のみならず、多くのアルコホーリクスにもごらんいただきたい「今夜、すべてのバーで」の著者、中島らも リスペクト・ムービー。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/ramo-t.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「らもトリップ」製作委員会
</p>
<p>本作は、中島らもの短編小説三編のショートフィルム＋彼と生前（2004年死去）交友のあったセレプリティのインタビュー映像を挿入したフィク・メンタリー構成映画です。</p>
<p>作品全体を通して「中島らも」という生き様を筆者の想像をこえたカタチで映画化されました。</p>
<p><span id="more-13216"></span></p>
<p>あらすじ</p>
<p>オムニバス　トリップ其の１　<br />
 「クロウリング・キング・スネイク」</p>
<p>学生 萩本さなえ（小島藤子）はクラスメートの林敬吾（野村周平）に告られていますが、さなえの親友 鳴瀬川（清水くるみ）と遠山（神崎れな）が敬吾にどちらが「告白するか」の100番勝負中。<br />
パラレルに、さなえのニートの姉 のぞみ（宮下ともみ）がヘビにトランスフォーム。父 康祐（松尾高史）は「ウチの家系は成人するとヘビ女になるんだよ」とギンギラギンにさりげなく告げるのです。<br />
のぞみは脱皮したりと、日増しにヘビらしくなってゆき、その普通とは違う容姿を利用して「蛇メタ」バンドを結成するのでした……。</p>
<p>オムニバス　トリップ其の２<br />
「微笑と唇のように結ばれて」</p>
<p>画商 丸木（嶋田久作）は不思議なムードの美女 マリカ（永池南津子）と偶然あいます。惹かれあうままに一夜を共にする二人。ななななんと、その女 マリカはヴァンパイアだったのです。<br />
弱ってきた丸木を袖にし、ヴァンパイアは血を吸う次の相手をみつけるのですが、丸木は俺の血を吸ってくれ！浮気すんなぁ！……と懇願するのです。怖っ。</p>
<p>オムニバス　トリップ其の３<br />
「子羊ドリー」</p>
<p>宗教・倫理問題にもめる他国をよそに、クローン人間製作（政策）が認可された近未来の日本を舞台に※くれる賞ならもらってやるよ芥川賞風？売れっ子作家 藤原(勝村政信)が『監督・ばんざい！』のたけし人形よろしく自身にちっとも似ていないクローンに仕事をさせます。<br />
そうしてクローン（諏訪太郎）とヒューマン（勝村政信）の奇妙な生活がはじまるのです。ビビル大きな展開から、ある夜クローンの様子がおかしなことになっていくのですが……。</p>
<p>どの「ショート」を取っても撮っても「らもトリップ」なシュールリアリズム炸裂！</p>
<p>そして、中島らものプライベートな一面を語るのは、石田長生（Ｏsamu Ｉshida）、宇梶剛士（Takashi Ukaji）、大槻ケンヂ（Kendi Ootsuki）、竹中直人（Naoto Takenaka）、チチ松村（gonchichi）、原田伸郎（Noburou Harada）、古田新太（Arata Furuta）、中島さなえ（Sanae Nakazima）、中島美代子（Miyoko Nakazima）、宮前賢一（Kenithi Miyamae）、山内圭哉（Takaya Yamauti）、中野裕之（Hiroyuki nakano）、といったビックリ仰天な面子にギョギョッ。</p>
<p>中島らも作品の持つシリアス面からコメディ要素まで詰め込みます。そして、表の顔からプライベートな一面まで。らもファンも名前すら知らなかったあなたにも十分に楽しめ、新たな「中島らも」を垣間みる映画となること間違いなしです！<br />
東京芸大がその伝統・歴史をぶっ壊した「いいんだぜ！」映画なのです。それでいいのだ！</p>
<p>■2011年 日本映画／上映時間：119分／監督：三間旭浩・今橋貴・松尾健太＆中野裕之</p>
<p>配給：東京芸術大学</p>
<p>オフィシャルらしきサイト：<a href="http://motion-gallery.net/projects/6">http://motion-gallery.net/projects/6</a></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
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		<title>セルビアン・フィルム</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/kyou/13215.html</link>
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		<pubDate>Fri, 20 Jan 2012 18:44:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!（点数　65点） (C)2010 CONTRAFILM セルビア映画そのものが珍しいが、いざフタを開けて観ると、トンでもない悪趣味変態残酷映画なのだ!! 元ポルノ男優ミロシェ(スルジャン・トドロウィッチ)は生活が苦しい中、妻子とごく普通の暮らしを送っていた。ある日、高額なギャラが支払われる映画のオファーを受け、不信に思いながらも依頼人のもとへ赴く。そこでヴィクミルという名の男から芸術嗜好のポルノを撮影するために出演して欲しいと説得される。ミロシェが具体的な内容の説明を求めても一切説明されず、高額なギャラのためだけに出演を承諾。そして、撮影が敢行されるが、これが狂気、残酷、悪夢のスタートだった…。 序盤の子供がAV鑑賞しているシーンから呆然とさせられる。しかも、そのAV…子供の親父=ポルノ男優時代のミロシェが出演するモノ!!当然、両親に見つかって取上げ。という感じでこの辺は可愛らしい。 だが、ストーリーが進展するにつれて本作の悪趣味変態レベルがヒートアップ!!やたらとセックスするシーンが目立つが、AVや他のポルノ映画のように性的快感や快楽を味わえる余裕は一切ない!!あるセックスシーンでは、殴りつけたりするが、最終的には血みどろの残虐スプラッターに!! 究極のシーンもある。ミロシェがヴィクミルに勧められ、二人で映像鑑賞する。その内容がこれまたトンでもないのだ!!まずスクリーンに全裸でM字開脚姿の妊婦が映し出され、ハゲ男がゴム手袋を装着して赤ん坊を取り出す。これだけでもかなりキツいと思われる方もいらっしゃるだろうが、このハゲ男が想像を絶するような行動をやらかしてしまうのだ!!こんな道徳観のカケラもないシーン…ただ絶句するだけだ!!クレイジーのヴォルテージが一気にMAXに達した凄まじいシーンだ…。 クライマックスでは、変態・狂気・残酷の三拍子が一気に大爆発!!後味の悪さバツグン!! こんなどえらい作品を日本の劇場でお目にかかれる機会を与えて下さった皆様…我が国に一部存在する悪趣味映画ファンの代表として労をねぎらいたい。 ちなみに本作は18歳ではなく、20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!（点数　65点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/serbianfilm.jpg" border="0" /><br />
(C)2010 CONTRAFILM
</p>
<p>セルビア映画そのものが珍しいが、いざフタを開けて観ると、トンでもない悪趣味変態残酷映画なのだ!!</p>
<p>元ポルノ男優ミロシェ(スルジャン・トドロウィッチ)は生活が苦しい中、妻子とごく普通の暮らしを送っていた。ある日、高額なギャラが支払われる映画のオファーを受け、不信に思いながらも依頼人のもとへ赴く。そこでヴィクミルという名の男から芸術嗜好のポルノを撮影するために出演して欲しいと説得される。ミロシェが具体的な内容の説明を求めても一切説明されず、高額なギャラのためだけに出演を承諾。そして、撮影が敢行されるが、これが狂気、残酷、悪夢のスタートだった…。</p>
<p><span id="more-13215"></span></p>
<p>序盤の子供がAV鑑賞しているシーンから呆然とさせられる。しかも、そのAV…子供の親父=ポルノ男優時代のミロシェが出演するモノ!!当然、両親に見つかって取上げ。という感じでこの辺は可愛らしい。</p>
<p>だが、ストーリーが進展するにつれて本作の悪趣味変態レベルがヒートアップ!!やたらとセックスするシーンが目立つが、AVや他のポルノ映画のように性的快感や快楽を味わえる余裕は一切ない!!あるセックスシーンでは、殴りつけたりするが、最終的には血みどろの残虐スプラッターに!!</p>
<p>究極のシーンもある。ミロシェがヴィクミルに勧められ、二人で映像鑑賞する。その内容がこれまたトンでもないのだ!!まずスクリーンに全裸でM字開脚姿の妊婦が映し出され、ハゲ男がゴム手袋を装着して赤ん坊を取り出す。これだけでもかなりキツいと思われる方もいらっしゃるだろうが、このハゲ男が想像を絶するような行動をやらかしてしまうのだ!!こんな道徳観のカケラもないシーン…ただ絶句するだけだ!!クレイジーのヴォルテージが一気にMAXに達した凄まじいシーンだ…。</p>
<p>クライマックスでは、変態・狂気・残酷の三拍子が一気に大爆発!!後味の悪さバツグン!!</p>
<p>こんなどえらい作品を日本の劇場でお目にかかれる機会を与えて下さった皆様…我が国に一部存在する悪趣味映画ファンの代表として労をねぎらいたい。</p>
<p>ちなみに本作は18歳ではなく、20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ベルセルク　黄金時代篇Ⅰ　覇王の卵</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/gaku/13214.html</link>
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		<pubDate>Thu, 19 Jan 2012 12:45:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>青森 学</dc:creator>
				<category><![CDATA[学映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13214</guid>
		<description><![CDATA[ベルセルクサーガのなかでも好評な鷹の団の活躍を描いた本作はベルセルクファンならば観ておきたいところ。（点数　75点） (C)三浦建太郎（スタジオ我画）・白泉社／BERSERK FILM PARTNERS １９８９年から連載が始まり国内累計２４００万部を超えるベストセラーの劇場映画化。 アニメ化は１９９７年に日本テレビで放映された全２５話に次いで２度目。 長大な剣を背負い恃むのはおのれの剣のみと孤独な戦いを続ける剣士ガッツの果てのない旅を綴る一大ダークファンタジー。 今回はガッツの宿命のライバル、グリフィスとの出会いと、傭兵だったグリフィスがミッドランド帝国の貴族に召し抱えられるまでの立身出世を描く。 原作では絶対的な暗黒の力に生身を晒して絶望的な戦いを挑む剣士ガッツの孤独が多くの読者から共感を得ていたと思うが、今作はそのガッツにとってつかの間の安息である鷹の団への参加と盟友との邂逅がストーリーの主軸。 乱世に繰り広げられる中世の戦場描写が生々しく臨場感に溢れている。 城攻めに使う投石機や移動する櫓のような攻城機の動きを見ているだけで合戦の最中に迷い込んだような気分にさせてくれる。 観ているだけで痛みが伝わってきそうな暴力描写は本作が子供を対象にしたものではないことを如実に物語っていて観るにはそれなりの心の準備が要りそうだ。 しかも映画の終盤に正視できない心理的に残酷な描写があって、優しい性格の人にはトラウマになるかもしれないくらい”甘さ”を排したストーリーになっている。 戦闘シーンの描写には製作陣も力を入れているようで、西洋剣術の構えや足さばきを研究し映像に反映させているそうだ。これはおそらく原作には無かった映画のオリジナリティといっても良さそう。 原作ではそのゴシックなタッチが作品世界に大きく寄与していたが、今作ではSTUDIO4℃による独自の３DCGと２D技術で生命を吹き込まれビジュアルとして新境地を拓いている。 休載期間を入れつつも２０年以上連載が続いている原作だが、ガッツの絶望的な戦いとそして物語を牽引する数々の謎には読者も魅了されてきたと思う。中世の世界に潜む幽界の魔物が次第にその姿を顕在化させて現実世界を浸食していくさまは、現世が魔とのチャネルを開いたおぞましさを上手く表現していた。 今回の「ベルセルク　黄金時代篇Ⅰ　覇王の卵」ではグリフィスが持つ魔界との接点を開くチャーム、ベヘリットが発動して「触」が起きるまでの比較的”喪失しないリアリティ”の世界で物語は進行するのだが、カルマというべきグリフィスとの絆、戦友との友情とこのベルセルク”サーガ”の中でも希望を匂わせるエピソードになっている。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>ベルセルクサーガのなかでも好評な鷹の団の活躍を描いた本作はベルセルクファンならば観ておきたいところ。（点数　75点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/berserk.jpg" border="0" /><br />
(C)三浦建太郎（スタジオ我画）・白泉社／BERSERK FILM PARTNERS
</p>
<p>１９８９年から連載が始まり国内累計２４００万部を超えるベストセラーの劇場映画化。</p>
<p>アニメ化は１９９７年に日本テレビで放映された全２５話に次いで２度目。</p>
<p>長大な剣を背負い恃むのはおのれの剣のみと孤独な戦いを続ける剣士ガッツの果てのない旅を綴る一大ダークファンタジー。</p>
<p>今回はガッツの宿命のライバル、グリフィスとの出会いと、傭兵だったグリフィスがミッドランド帝国の貴族に召し抱えられるまでの立身出世を描く。</p>
<p><span id="more-13214"></span></p>
<p>原作では絶対的な暗黒の力に生身を晒して絶望的な戦いを挑む剣士ガッツの孤独が多くの読者から共感を得ていたと思うが、今作はそのガッツにとってつかの間の安息である鷹の団への参加と盟友との邂逅がストーリーの主軸。</p>
<p>乱世に繰り広げられる中世の戦場描写が生々しく臨場感に溢れている。</p>
<p>城攻めに使う投石機や移動する櫓のような攻城機の動きを見ているだけで合戦の最中に迷い込んだような気分にさせてくれる。</p>
<p>観ているだけで痛みが伝わってきそうな暴力描写は本作が子供を対象にしたものではないことを如実に物語っていて観るにはそれなりの心の準備が要りそうだ。</p>
<p>しかも映画の終盤に正視できない心理的に残酷な描写があって、優しい性格の人にはトラウマになるかもしれないくらい”甘さ”を排したストーリーになっている。</p>
<p>戦闘シーンの描写には製作陣も力を入れているようで、西洋剣術の構えや足さばきを研究し映像に反映させているそうだ。これはおそらく原作には無かった映画のオリジナリティといっても良さそう。</p>
<p>原作ではそのゴシックなタッチが作品世界に大きく寄与していたが、今作ではSTUDIO4℃による独自の３DCGと２D技術で生命を吹き込まれビジュアルとして新境地を拓いている。</p>
<p>休載期間を入れつつも２０年以上連載が続いている原作だが、ガッツの絶望的な戦いとそして物語を牽引する数々の謎には読者も魅了されてきたと思う。中世の世界に潜む幽界の魔物が次第にその姿を顕在化させて現実世界を浸食していくさまは、現世が魔とのチャネルを開いたおぞましさを上手く表現していた。</p>
<p>今回の「ベルセルク　黄金時代篇Ⅰ　覇王の卵」ではグリフィスが持つ魔界との接点を開くチャーム、ベヘリットが発動して「触」が起きるまでの比較的”喪失しないリアリティ”の世界で物語は進行するのだが、カルマというべきグリフィスとの絆、戦友との友情とこのベルセルク”サーガ”の中でも希望を匂わせるエピソードになっている。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ゾンビ大陸 アフリカン</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/kyou/13213.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/kyou/13213.html#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 18 Jan 2012 21:25:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。（点数　70点） (C)2010 INDELIBLE PRODUCTIONS UK LTD &#8211; ALL RIGHTS RESERVED ゾンビ映画と言えば、現在に至るまで様々な趣向を凝らした作品が存在し、今もなお多くのファンを魅了している。そんな中、アフリカを舞台にしたアフリカン・ゾンビという新たなるゾンビが満を持して登場!! オール・アフリカロケではあるが、アフリカ映画ではなくイギリス映画。監督・脚本・プロデューサーの三役を担当したのはイギリスの新鋭フォード・ブラザーズ(ハワード・J・フォード&#038;ジョン・フォード)。 アフリカ大陸にてゾンビが大量発生し、駐留中のアメリカ軍は撤退し始める。エンジニアであるマーフィー中尉(ロブ・フリーマン)らは飛行機で避難するが、乗客の負傷兵がゾンビ化し、そのパニックで墜落。マーフィーはアメリカの家族のもとへ帰るべくアメリカ軍基地を目指す途中、ゾンビ襲撃の危機から免れて生き残った息子を捜索する西アフリカ軍兵士・デンベレと出会い、お互いに協力しながらアフリカからの脱出を試みるが…。 本作に登場するゾンビはノロノロ歩く従来のオールド・スタイル。そんなゾンビたちが人々を噛み付き、人肉を喰う。村の人々は、そんなゾンビたちの額を銃で撃ち抜き、撃退する。車を走行させてゾンビを真正面からブチ当ててそのまま轢き殺し、頭部がグシャっと損壊、鉈で額を叩き斬るは頭部をフッ飛ばすといったゾンビ撃退シーンも印象深い。森林で数匹のゾンビが人を喰うシーンは、かつて量産されたアフリカを舞台にしたカニバル作品を彷彿とさせる。 見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。ストーリーが進展するにつれてマーフィーとデンベレの友情や家族愛が垣間見える。そういった要素を描いたことによって、ドラマ部分にも魅力が生じ、平凡なゾンビ映画として終止させなかったのが良きポイントだ。 アフリカン・ゾンビの次は、どんなゾンビが出没するのやら…新種のゾンビ映画に早くも期待大!!]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/zonbi.jpg" border="0" /><br />
(C)2010 INDELIBLE PRODUCTIONS UK LTD &#8211; ALL RIGHTS RESERVED
</p>
<p>ゾンビ映画と言えば、現在に至るまで様々な趣向を凝らした作品が存在し、今もなお多くのファンを魅了している。そんな中、アフリカを舞台にしたアフリカン・ゾンビという新たなるゾンビが満を持して登場!!</p>
<p>オール・アフリカロケではあるが、アフリカ映画ではなくイギリス映画。監督・脚本・プロデューサーの三役を担当したのはイギリスの新鋭フォード・ブラザーズ(ハワード・J・フォード&#038;ジョン・フォード)。</p>
<p><span id="more-13213"></span></p>
<p>アフリカ大陸にてゾンビが大量発生し、駐留中のアメリカ軍は撤退し始める。エンジニアであるマーフィー中尉(ロブ・フリーマン)らは飛行機で避難するが、乗客の負傷兵がゾンビ化し、そのパニックで墜落。マーフィーはアメリカの家族のもとへ帰るべくアメリカ軍基地を目指す途中、ゾンビ襲撃の危機から免れて生き残った息子を捜索する西アフリカ軍兵士・デンベレと出会い、お互いに協力しながらアフリカからの脱出を試みるが…。</p>
<p>本作に登場するゾンビはノロノロ歩く従来のオールド・スタイル。そんなゾンビたちが人々を噛み付き、人肉を喰う。村の人々は、そんなゾンビたちの額を銃で撃ち抜き、撃退する。車を走行させてゾンビを真正面からブチ当ててそのまま轢き殺し、頭部がグシャっと損壊、鉈で額を叩き斬るは頭部をフッ飛ばすといったゾンビ撃退シーンも印象深い。森林で数匹のゾンビが人を喰うシーンは、かつて量産されたアフリカを舞台にしたカニバル作品を彷彿とさせる。</p>
<p>見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。ストーリーが進展するにつれてマーフィーとデンベレの友情や家族愛が垣間見える。そういった要素を描いたことによって、ドラマ部分にも魅力が生じ、平凡なゾンビ映画として終止させなかったのが良きポイントだ。</p>
<p>アフリカン・ゾンビの次は、どんなゾンビが出没するのやら…新種のゾンビ映画に早くも期待大!!</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ピラミッド　５０００年の嘘</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/tsuu/13211.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/tsuu/13211.html#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2012 13:29:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小梶勝男</dc:creator>
				<category><![CDATA[-低得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[通映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13211</guid>
		<description><![CDATA[ピラミッドの謎から超古代文明の存在を示唆するドキュメンタリー。内容は興味深いが、映像は付け足しで、これなら本で読めば十分（点数　40点） 　エジプト・ギザの大ピラミッドに関するこれまでの「定説」を覆し、高度な科学力を持った古代文明の存在を示唆するフランス製ドキュメンタリー。 　ピラミッドは本当に国王の墓なのか。 建設期間は２０年といわれるが、未発達な工具でそんなに短期間での建設は可能だったのか。 石の積み方がなぜこれほど不規則で、しかも精度が高いのか。 円周率や黄金数に正確に基づくデザインは、なぜ可能だったのか。 確かにピラミッドに関しては、従来の定説では説明できない謎が多く存在する。 映画はそれを、一人称のナレーションで、各分野の専門家へのインタビューを交えながら、一つひとつ検証していく。 監督はパトリス・プーヤール。嘘か本当か、３７年間にわたる調査と研究、６年間の検証によって製作されたという。 　オカルト雑誌「ムー」に親しんできた人ならば、これらの謎はどこかで目にしたことがあるだろう。 実際、今月号（２０１１年２月号）の「ムー」はこの映画を大特集している。「ムー」の読者には必見の作品だろう。 展開されているのは、いわゆる「トンデモ学説」といわれるものだ。 しかし、本作は、トンデモ学説を展開しながら、「トンデモ」と思われないよう慎重に論を進めている。定説を唱える専門家を何度も登場させ、高度な古代文明の存在などについて、繰り返し否定させている。 そして、それでも否定できないものを積み重ねて、断定を避けつつ、謎解きを進めていく。 論としては面白いし、意外に説得力がある。マニア層だけでなく、一般の観客にも納得できる説明になっていると思う。 　だが、そうした説明が先で、説明に合う映像を後から付けているだけなので、映画としては物足りない。同じ映像が何度も使われ、時には文字（テロップ）が大写しになる。そうした手法はテレビのミステリー番組でよく使われるが、映画として見ると安っぽいと言わざるを得ない。 もちろん、様々な古代の遺跡や、ピラミッドの内部を映した映像など、面白い場面もあるが、基本的には映像を見せるためのドキュメンタリーではない。 　映像で見た方が理解しやすい部分もあるが、円周率や黄金数を説明する場面などは、映画では分かりにくく、むしろ書物の方がふさわしいとも思った。 内容は興味深いが、思い切ってフィクションとして描くなど、映画にするならもっと別の方法があるのではないか。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ピラミッドの謎から超古代文明の存在を示唆するドキュメンタリー。内容は興味深いが、映像は付け足しで、これなら本で読めば十分（点数　40点）</p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/5000nen.jpg" border="0" />
</p>
<p>　エジプト・ギザの大ピラミッドに関するこれまでの「定説」を覆し、高度な科学力を持った古代文明の存在を示唆するフランス製ドキュメンタリー。<br />
　ピラミッドは本当に国王の墓なのか。<br />
建設期間は２０年といわれるが、未発達な工具でそんなに短期間での建設は可能だったのか。<br />
石の積み方がなぜこれほど不規則で、しかも精度が高いのか。<br />
円周率や黄金数に正確に基づくデザインは、なぜ可能だったのか。<br />
確かにピラミッドに関しては、従来の定説では説明できない謎が多く存在する。</p>
<p><span id="more-13211"></span></p>
<p>映画はそれを、一人称のナレーションで、各分野の専門家へのインタビューを交えながら、一つひとつ検証していく。<br />
監督はパトリス・プーヤール。嘘か本当か、３７年間にわたる調査と研究、６年間の検証によって製作されたという。</p>

<p>　オカルト雑誌「ムー」に親しんできた人ならば、これらの謎はどこかで目にしたことがあるだろう。<br />
実際、今月号（２０１１年２月号）の「ムー」はこの映画を大特集している。「ムー」の読者には必見の作品だろう。<br />
展開されているのは、いわゆる「トンデモ学説」といわれるものだ。</p>
<p>しかし、本作は、トンデモ学説を展開しながら、「トンデモ」と思われないよう慎重に論を進めている。定説を唱える専門家を何度も登場させ、高度な古代文明の存在などについて、繰り返し否定させている。<br />
そして、それでも否定できないものを積み重ねて、断定を避けつつ、謎解きを進めていく。<br />
論としては面白いし、意外に説得力がある。マニア層だけでなく、一般の観客にも納得できる説明になっていると思う。</p>
<p>　だが、そうした説明が先で、説明に合う映像を後から付けているだけなので、映画としては物足りない。同じ映像が何度も使われ、時には文字（テロップ）が大写しになる。そうした手法はテレビのミステリー番組でよく使われるが、映画として見ると安っぽいと言わざるを得ない。<br />
もちろん、様々な古代の遺跡や、ピラミッドの内部を映した映像など、面白い場面もあるが、基本的には映像を見せるためのドキュメンタリーではない。</p>
<p>　映像で見た方が理解しやすい部分もあるが、円周率や黄金数を説明する場面などは、映画では分かりにくく、むしろ書物の方がふさわしいとも思った。<br />
内容は興味深いが、思い切ってフィクションとして描くなど、映画にするならもっと別の方法があるのではないか。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>永遠の僕たち</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/kan/13210.html</link>
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		<pubDate>Mon, 16 Jan 2012 13:17:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>山口拓朗</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[感映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13210</guid>
		<description><![CDATA[「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。（点数　90点） 上映時間はわずか90分、5600秒。『ミルク』（2008年）のガス・ヴァン・サント監督は、この限られた時間に「生きること、愛することの尊さ」を密閉した。ぜい肉のない必要最低限の描写で、「死」というテーマと対峙した、世にも美しいラブストーリーだ。風変わりな脚本も、瑞々しい映像や繊細な音楽も、すべてがこの美しいパズルを完成させるために不可欠なピースである。 交通事故で両親を失った少年イーノック（ヘンリー・ホッパー）は、高校を中退後、怠惰な日常を送っていた。彼の唯一の友人は、彼にしか見えない日本人特攻隊員の幽霊ヒロシ（加瀬亮）だけ。アカの他人の葬式に潜入する趣味があるイーノックは、ある葬式で少女アナベル（ミア・ワシコウスカ）と出会う。彼女は癌で闘病中だったが、ある日の検査で癌が再発していることが発覚し……。 イーノックとアナベル。葬式で知り合った、「死」が共通点のふたりだが、そのベクトルはまったく異なる。アナベルは「死」を間近に感じながらも、自然界の美しさに魅了される心の持ち主。一方のイーノックは、両親の死を経て、死を恨み、生きることを諦めてしまっている。 ふたりにとっては、お互いが必然。自分に足りない部分を補ってくれる凹と凸のような関係だ。アナベルとの交流を通じて、イーノックは「生」に目覚め、アナベルは「死」を受け入れていく。 初めは変質者のようにしか見えなかったイーノックだが、物語が進むうちに、少しずつそのトラウマと哀しみが見えてくる。映画の冒頭と最後で主人公の印象がこれほど変わる映画も珍しい。しかし、彼がひた隠しにしてきた「心の叫び」が、人生で初めて本気で好きになった、しかも余命いくばくもない異性によって露になっていく点が、この映画の泣けるところであり、美しいところである。 幽霊であるヒロシの可視化は、いかにも「映画（＝虚構）」らしい演出といえよう。しかも、奇をてらった&#8221;お飾り&#8221;としてではなく、「戦死した特攻隊員」という設定を通じて、少しずつヒロシ自身の「無念さ」もあぶり出していく。哀しい最期を迎えたはずのヒロシ。彼はなぜイーノックに寄り添い続けていたのだろうか？　鑑賞後にそんなことを考えてみるのも一興だろう。 「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。ラスト３分のイーノック。彼の表情を見ていたら涙が止まらなかった。説明的になりそうな一歩手前で引く演出の鮮やかさが、生の息吹を引き立てる。イーノックがアナベルにもらった一番のプレゼントは「生きる喜び」だったに違いない。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。（点数　90点）</p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/12/eien.jpg" border="0" />
</p>
<p>上映時間はわずか90分、5600秒。『ミルク』（2008年）のガス・ヴァン・サント監督は、この限られた時間に「生きること、愛することの尊さ」を密閉した。ぜい肉のない必要最低限の描写で、「死」というテーマと対峙した、世にも美しいラブストーリーだ。風変わりな脚本も、瑞々しい映像や繊細な音楽も、すべてがこの美しいパズルを完成させるために不可欠なピースである。</p>
<p><span id="more-13210"></span></p>
<p>交通事故で両親を失った少年イーノック（ヘンリー・ホッパー）は、高校を中退後、怠惰な日常を送っていた。彼の唯一の友人は、彼にしか見えない日本人特攻隊員の幽霊ヒロシ（加瀬亮）だけ。アカの他人の葬式に潜入する趣味があるイーノックは、ある葬式で少女アナベル（ミア・ワシコウスカ）と出会う。彼女は癌で闘病中だったが、ある日の検査で癌が再発していることが発覚し……。</p>
<p>イーノックとアナベル。葬式で知り合った、「死」が共通点のふたりだが、そのベクトルはまったく異なる。アナベルは「死」を間近に感じながらも、自然界の美しさに魅了される心の持ち主。一方のイーノックは、両親の死を経て、死を恨み、生きることを諦めてしまっている。</p>
<p>ふたりにとっては、お互いが必然。自分に足りない部分を補ってくれる凹と凸のような関係だ。アナベルとの交流を通じて、イーノックは「生」に目覚め、アナベルは「死」を受け入れていく。</p>
<p>初めは変質者のようにしか見えなかったイーノックだが、物語が進むうちに、少しずつそのトラウマと哀しみが見えてくる。映画の冒頭と最後で主人公の印象がこれほど変わる映画も珍しい。しかし、彼がひた隠しにしてきた「心の叫び」が、人生で初めて本気で好きになった、しかも余命いくばくもない異性によって露になっていく点が、この映画の泣けるところであり、美しいところである。</p>
<p>幽霊であるヒロシの可視化は、いかにも「映画（＝虚構）」らしい演出といえよう。しかも、奇をてらった&#8221;お飾り&#8221;としてではなく、「戦死した特攻隊員」という設定を通じて、少しずつヒロシ自身の「無念さ」もあぶり出していく。哀しい最期を迎えたはずのヒロシ。彼はなぜイーノックに寄り添い続けていたのだろうか？　鑑賞後にそんなことを考えてみるのも一興だろう。</p>
<p>「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。ラスト３分のイーノック。彼の表情を見ていたら涙が止まらなかった。説明的になりそうな一歩手前で引く演出の鮮やかさが、生の息吹を引き立てる。イーノックがアナベルにもらった一番のプレゼントは「生きる喜び」だったに違いない。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>源氏物語 千年の謎</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/shin/13209.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/shin/13209.html#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 12 Jan 2012 02:35:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>樺沢　紫苑</dc:creator>
				<category><![CDATA[心映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13209</guid>
		<description><![CDATA[「『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で迫る」というこの映画の最も特徴的な部分が、弱いと言わざるを得ません。（点数　60点） (C)2011 「源氏物語　千年の謎」製作委員会 日本文学の源流『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で 迫る壮大な歴史エンタテインメント。 　大掛かりなセットや衣装は非常に美しく、 平安歴史絵巻とでも言うべき、ビジュアル的なおもしろさがあります。 　また、雅楽の演奏など、平安時代の雰囲気の演出はなかなか良いです。 　「源氏物語」の物語の世界と、紫式部が生きる現実の世界とを 交互に描き、時に物語の世界が、現実に影響を及ぼす という演出もおもしろいと思います。 　ただ、「『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で迫る」という この映画の最も特徴的な部分が、弱いと言わざるを得ません。 　というか、なぜ紫式部が『源氏物語』を書いたのか、 この映画を見ても、サッパリわからなかった人も多いのでは ないでしょうか？ 　 　当然、「言霊」がキーワードになると予想されますが、 「言霊」という言葉が全く出てこないのは、拍子抜けです。 　物語を書くことが現実世界に影響を及ぼす。 　劇中では、「物語の力」ということで、表現されているのですが、 なぜ物語を書くと、物語が現実に影響を与えるのかの 説明が全くないので、多分、生田斗真狙いで映画を見に来ている 若い世代の人たちは、話しがサッパリわからなかったはずです。 　物語を書くことが現実世界に影響を及ぼす。 　その理由は、「言霊」(ことだま)思想です。 　「言霊」思想とは、 「言葉に出すことで、それが現実化する」という考え方。 　例えば、お正月に初詣に行った人もいるでしょう。 　私は、寒川神社に正式参拝してきましたが、 正式参拝をすると、本殿に上がって、参拝ができます。 　その時、神主さんが、お払いをしてくれるのですが、 その時の「祝詞」で、「払い給え、清め給え」と言います。 　なぜ、「払い給え、清め給え」と言葉に出すだけで、 穢れが払われて、清められるのでしょうか？ 　それは、言葉にパワーがあって、その言葉の力によって、 穢れが払われる、という。それが、「言霊」です。 　 　平安時代、なぜ天皇や貴族が、短歌を詠んだのか？ 　そして、「勅撰和歌集」という天皇の命令で、すなわち国家事業として 和歌集が編纂されたのか？ 　それは、天皇や貴族が和歌で、「国家が平安であれ」と詠むことで、 その言葉のパワーで、実際に国家が平安になる、 と信じられていたからです。 　つまり、日本が言霊文化の上に成立していたからに、他なりません。 　五七五七七の３１文字の短歌の言葉のパワーで 国家を平安にすることができると考えられた時代に、 約100万文字もある日本最古の長編小説「源氏物語」が、 突如として登場するわけです。 　そこに込められた「言霊のパワー」たるや、 想像を絶するものがある、と同時の人はとらえたでしょう。 　そうした言霊文化の背景を知った上で、 この「源氏物語」に紫式部が、どんな「想い」を込めたのか、 というのは非常に興味深い謎です。 　しかし、この映画では、こうした奥深い「言霊」文化の話を [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>「『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で迫る」というこの映画の最も特徴的な部分が、弱いと言わざるを得ません。（点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/genji.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 「源氏物語　千年の謎」製作委員会
</p>
<p>日本文学の源流『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で<br />
迫る壮大な歴史エンタテインメント。</p>
<p>　大掛かりなセットや衣装は非常に美しく、<br />
平安歴史絵巻とでも言うべき、ビジュアル的なおもしろさがあります。</p>
<p>　また、雅楽の演奏など、平安時代の雰囲気の演出はなかなか良いです。</p>
<p><span id="more-13209"></span></p>
<p>　「源氏物語」の物語の世界と、紫式部が生きる現実の世界とを<br />
交互に描き、時に物語の世界が、現実に影響を及ぼす<br />
という演出もおもしろいと思います。</p>
<p>　ただ、「『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で迫る」という<br />
この映画の最も特徴的な部分が、弱いと言わざるを得ません。</p>
<p>　というか、なぜ紫式部が『源氏物語』を書いたのか、<br />
この映画を見ても、サッパリわからなかった人も多いのでは<br />
ないでしょうか？<br />
　<br />
　当然、「言霊」がキーワードになると予想されますが、<br />
「言霊」という言葉が全く出てこないのは、拍子抜けです。</p>
<p>　物語を書くことが現実世界に影響を及ぼす。</p>
<p>　劇中では、「物語の力」ということで、表現されているのですが、<br />
なぜ物語を書くと、物語が現実に影響を与えるのかの<br />
説明が全くないので、多分、生田斗真狙いで映画を見に来ている<br />
若い世代の人たちは、話しがサッパリわからなかったはずです。</p>
<p>　物語を書くことが現実世界に影響を及ぼす。<br />
　その理由は、「言霊」(ことだま)思想です。</p>
<p>　「言霊」思想とは、<br />
「言葉に出すことで、それが現実化する」という考え方。</p>
<p>　例えば、お正月に初詣に行った人もいるでしょう。</p>
<p>　私は、寒川神社に正式参拝してきましたが、<br />
正式参拝をすると、本殿に上がって、参拝ができます。</p>
<p>　その時、神主さんが、お払いをしてくれるのですが、<br />
その時の「祝詞」で、「払い給え、清め給え」と言います。</p>
<p>　なぜ、「払い給え、清め給え」と言葉に出すだけで、<br />
穢れが払われて、清められるのでしょうか？</p>
<p>　それは、言葉にパワーがあって、その言葉の力によって、<br />
穢れが払われる、という。それが、「言霊」です。</p>
<p>　<br />
　平安時代、なぜ天皇や貴族が、短歌を詠んだのか？<br />
　そして、「勅撰和歌集」という天皇の命令で、すなわち国家事業として<br />
和歌集が編纂されたのか？</p>
<p>　それは、天皇や貴族が和歌で、「国家が平安であれ」と詠むことで、<br />
その言葉のパワーで、実際に国家が平安になる、<br />
と信じられていたからです。</p>
<p>　つまり、日本が言霊文化の上に成立していたからに、他なりません。</p>
<p>　五七五七七の３１文字の短歌の言葉のパワーで<br />
国家を平安にすることができると考えられた時代に、<br />
約100万文字もある日本最古の長編小説「源氏物語」が、<br />
突如として登場するわけです。</p>
<p>　そこに込められた「言霊のパワー」たるや、<br />
想像を絶するものがある、と同時の人はとらえたでしょう。</p>
<p>　そうした言霊文化の背景を知った上で、<br />
この「源氏物語」に紫式部が、どんな「想い」を込めたのか、<br />
というのは非常に興味深い謎です。</p>
<p>　しかし、この映画では、こうした奥深い「言霊」文化の話を<br />
全く説明せずに、「物語の力」という一言で片付けてしまっています。<br />
　<br />
　あまりにも乱暴というか、説明不足が甚だしい。<br />
　結果として、消化不良で物足りない映画になってしまっています。</p>
<p>　生田斗真(源氏)、中谷美紀(紫式部)、東山紀之、窪塚洋介など<br />
演技陣は豪華ですが、今ひとつ精細がありません。</p>
<p>　特に、物語の要となる光源氏を演じる生田斗真。<br />
　ビジュアル的には、超美形の源氏にピッタリなのですが、<br />
演技力がともっていないために、非常に存在感が薄い源氏となっています。<br />
　<br />
　この中で一人気を吐いていたのが、六条御息女の田中麗奈でしょう。<br />
　生霊となって襲いかかる、その表情は夢にでてきそうなほど<br />
インパクトがあのます。<br />
　<br />
　もう少し細かい部分をしっかりと作れば、<br />
もっともっとおもしろくなりそうな素地があるだけに<br />
とても残念な気がします。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>マーガレット　サッチャー鉄の女の涙</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13208.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13208.html#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 11 Jan 2012 05:39:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>テイラー 章子</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[豪映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13208</guid>
		<description><![CDATA[これで、今年のアカデミー主演女優賞は決まりだ。（点数　80点） (C)2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute. 映画「ＴＨＥ　ＩＲＯＮ　ＬＡＤＹ」邦題「マーガレット　サッチャー鉄の女の涙」を観た。 鉄の女と呼ばれた元英国首相マーガレット　サッチャーをメリル　ストリープが演じた。声、発音、イントネーション、スピーチ、顔つき、歩き方やしぐさまで、全くそっくりで本人と見分けがつかない。これで、今年のアカデミー主演女優賞は決まりだ。ストリープが受賞するに違いない。 http://yourmovies.com.au/movie/42877/the-iron-lady/ 【ネタバレ注意】 ストリープは、サッチャーが保守党党首に立候補するころの若い頃から　現在８６歳のアルツハイマーを発病して足元がおぼつかない姿まで、本当に迫力のある演技を見せた。顔の大写しが多いが、しわだらけの化粧の技術も巧みだが、年寄り独特の不随意に動く口元や　震える手など本当に本物の年寄りとしか思えない。ストリープはすごい。怪物だ。女版、ロバート　デ　ニーロと言われている。 役を引き受ける前に、役について徹底的にリサーチして完全に役柄になりきることに努力を惜しまない。アカデミー女優賞のノミネート１６回と女優では最多。ゴールデングローブも　２６回ノミネイトされ、６回受賞している。 １９８５年「愛と哀しみの果てに」（原題アウト　オブ　アフリカ）では、デンマーク人のアクセントで　デニッシュイングリシュを駆使してロバートレッド　フォードの相手役を演じた。 ２００５年「マデイソン郡の橋」では、イタリア語なまりの英語でクイント　イーストウッドの相手をしていたし、２００８年には、５９歳で、「マンマミーア」で、アバのまねをして１０センチも高いヒールで飛んだり跳ねたり歌って踊ってみせた。 でも私が一番好きなストリープの作品は、１９８２年の「ソフィーの選択」だ。原作ウィリアム　スタイロンの小説も良かったが、映画も素晴らしかった。　この映画で彼女はポーランド語を習得して、ポーリッシュなまりの英語に徹し、ナチズムに翻弄される女を演じてアカデミー主演女優賞を受賞した。 映画で、ナチスに５歳の息子か３歳の娘か　どちらかを渡すように命令されて、殺されるとわかっていて娘を渡した。その罪悪感と後悔に責め立てられて、共に死んでくれる相手を求めていた恋人と自滅していくしかなかった哀れな母親の役で、心理俳優として、名実共に認められた。 「マーガレット、、」では　サッチャーが下院議員選挙に初めて立候補して落選する２５歳のころから　結婚し、保守党党首となり　辞職して現在に至るまでの日々が描かれる。はじめは、女性の社会進出を願い、尊敬する父親や理解ある夫の強力を得て、弁護士から下院議員になる。そうしているうちに、次々と与えられる課題に突き当たって　やがて１１年間もの間　首相を務めることになる女性の意志の強さに圧倒される。 そんな鉄の女が、家庭思いの夫を心のよりどころにする　普通の女で、年をとってもハイヒールを履いてきちんと化粧をする。外出時にはきちんと帽子を被る、そんな頑固な女性の意地の強さも立派だ。立派に彼女なりのスジを通したが、首相としては庶民にとって、決して良い首相ではなかった。 経済自由主義の信奉者だったサッチャーは、電話、ガス、空港、航空、水道などの国有企業を規制緩和し、民営化し、労働組合を潰し、法人税を値下げし、消費税を８％から１５％に引き上げた。インフレを抑制するためにイングランド銀行に大幅な利上げをした。 教育法を改革し、学校の独自性を認めず全国共通の教育システムを強制、教科書も一本化しテキストから「自虐的」人種差別や、植民地支配の歴史を抹消、改正した。医療制度を改革し、健保受給者を減らし　病人、身障者を切り捨てた。失業者を増大させ、貧富差を広げ、社会不安に陥らせた。 彼女ほど保守派政治家が政権を取ると、いかに権力者、資本家、経営者が肥え太り、庶民が窮民に陥るかを　絵に描いたように明確に見せてくれた首相は他に居ない。また、確たる理由もないのにアルゼンチンと戦争を初めて国民の愛国心を煽り、扇動することで首相の支持率を過去最高の７３％にまであげるという実験をしてくれた。１９８２年南太平洋フォークランドでアルゼンチン軍攻撃の件だ。このことで、国内の失業者上昇、ＩＲＡとの摩擦、貧富差の拡大などの問題から国民の目をそらすことに成功した。 １９８０年代は、サッチャーの信奉する新自由主義という妖怪が　世界で跋扈した。自由な市場に任せておけば　すべての経済活動は解決するとし、「生産性に応じて報酬がもたらされる。」と考える新自由主義は、２００８年リーマンブラザーズの経営破綻が金融システム全体を崩壊させたように、理論的にも現実的にも破綻している。 資源に限りがある以上、経済成長をし続けなければならない自由主義経済を維持することは不可能だ。そのような中で　政府に求められるのは雇用を管理し、金融の安定を維持することだ。市場経済を金融企業に自由に増長させるのではなく、市場経済を管理しなければならない。 現在のギリシャに始まりイタリアやその他の国に飛び火しているユーロ危機は、ユーロのそれぞれの国の租税システムや内政に干渉できない結束では、結束そのものに限界がある。強いドルに対抗してユーロが出来ても　参加国が増えすぎて、いったん問題が噴出すると、借金を借金で返済していくしかない現在の解決方法では、ドイツやフランスに債務危機を解決できるとは思えない。 また、米国など、消費支出の３７％が上位５％の高額所得者によって占められているが、このような貧富格差社会では、今後失業者が減り、景気が好転するとは思えない。 八方塞りの経済情勢のなかで、いまになって、やっぱりマーガレット　サッチャーが良かったみたいな　彼女のような強い指導力が再評価される流れが出てくるとしたら、それは間違いだ。彼女の時代を懐かしがるのは、余裕のある金融企業家や資本家だけで良い。 女性の地位向上に貢献したことでサッチャーを評価するが、その経済政策が、たくさんの失業者をどん底に突き落とし、無数の自殺者を出したことを忘れてはならない。 映画は、映画として、とても良くできている。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>これで、今年のアカデミー主演女優賞は決まりだ。（点数　80点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/iron-lady.jpg" border="0" />
</p>
<p>(C)2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.</p>
<p>映画「ＴＨＥ　ＩＲＯＮ　ＬＡＤＹ」邦題「マーガレット　サッチャー鉄の女の涙」を観た。<br />
鉄の女と呼ばれた元英国首相マーガレット　サッチャーをメリル　ストリープが演じた。声、発音、イントネーション、スピーチ、顔つき、歩き方やしぐさまで、全くそっくりで本人と見分けがつかない。これで、今年のアカデミー主演女優賞は決まりだ。ストリープが受賞するに違いない。<br />
<a href="http://yourmovies.com.au/movie/42877/the-iron-lady/">http://yourmovies.com.au/movie/42877/the-iron-lady/</a></p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13208"></span></p>
<p>ストリープは、サッチャーが保守党党首に立候補するころの若い頃から　現在８６歳のアルツハイマーを発病して足元がおぼつかない姿まで、本当に迫力のある演技を見せた。顔の大写しが多いが、しわだらけの化粧の技術も巧みだが、年寄り独特の不随意に動く口元や　震える手など本当に本物の年寄りとしか思えない。ストリープはすごい。怪物だ。女版、ロバート　デ　ニーロと言われている。<br />
役を引き受ける前に、役について徹底的にリサーチして完全に役柄になりきることに努力を惜しまない。アカデミー女優賞のノミネート１６回と女優では最多。ゴールデングローブも　２６回ノミネイトされ、６回受賞している。<br />
１９８５年「愛と哀しみの果てに」（原題アウト　オブ　アフリカ）では、デンマーク人のアクセントで　デニッシュイングリシュを駆使してロバートレッド　フォードの相手役を演じた。
２００５年「マデイソン郡の橋」では、イタリア語なまりの英語でクイント　イーストウッドの相手をしていたし、２００８年には、５９歳で、「マンマミーア」で、アバのまねをして１０センチも高いヒールで飛んだり跳ねたり歌って踊ってみせた。</p>
<p>でも私が一番好きなストリープの作品は、１９８２年の「ソフィーの選択」だ。原作ウィリアム　スタイロンの小説も良かったが、映画も素晴らしかった。　この映画で彼女はポーランド語を習得して、ポーリッシュなまりの英語に徹し、ナチズムに翻弄される女を演じてアカデミー主演女優賞を受賞した。
映画で、ナチスに５歳の息子か３歳の娘か　どちらかを渡すように命令されて、殺されるとわかっていて娘を渡した。その罪悪感と後悔に責め立てられて、共に死んでくれる相手を求めていた恋人と自滅していくしかなかった哀れな母親の役で、心理俳優として、名実共に認められた。</p>
<p>「マーガレット、、」では　サッチャーが下院議員選挙に初めて立候補して落選する２５歳のころから　結婚し、保守党党首となり　辞職して現在に至るまでの日々が描かれる。はじめは、女性の社会進出を願い、尊敬する父親や理解ある夫の強力を得て、弁護士から下院議員になる。そうしているうちに、次々と与えられる課題に突き当たって　やがて１１年間もの間　首相を務めることになる女性の意志の強さに圧倒される。
そんな鉄の女が、家庭思いの夫を心のよりどころにする　普通の女で、年をとってもハイヒールを履いてきちんと化粧をする。外出時にはきちんと帽子を被る、そんな頑固な女性の意地の強さも立派だ。立派に彼女なりのスジを通したが、首相としては庶民にとって、決して良い首相ではなかった。</p>
<p>経済自由主義の信奉者だったサッチャーは、電話、ガス、空港、航空、水道などの国有企業を規制緩和し、民営化し、労働組合を潰し、法人税を値下げし、消費税を８％から１５％に引き上げた。インフレを抑制するためにイングランド銀行に大幅な利上げをした。
教育法を改革し、学校の独自性を認めず全国共通の教育システムを強制、教科書も一本化しテキストから「自虐的」人種差別や、植民地支配の歴史を抹消、改正した。医療制度を改革し、健保受給者を減らし　病人、身障者を切り捨てた。失業者を増大させ、貧富差を広げ、社会不安に陥らせた。</p>
<p>彼女ほど保守派政治家が政権を取ると、いかに権力者、資本家、経営者が肥え太り、庶民が窮民に陥るかを　絵に描いたように明確に見せてくれた首相は他に居ない。また、確たる理由もないのにアルゼンチンと戦争を初めて国民の愛国心を煽り、扇動することで首相の支持率を過去最高の７３％にまであげるという実験をしてくれた。１９８２年南太平洋フォークランドでアルゼンチン軍攻撃の件だ。このことで、国内の失業者上昇、ＩＲＡとの摩擦、貧富差の拡大などの問題から国民の目をそらすことに成功した。</p>
<p>１９８０年代は、サッチャーの信奉する新自由主義という妖怪が　世界で跋扈した。自由な市場に任せておけば　すべての経済活動は解決するとし、「生産性に応じて報酬がもたらされる。」と考える新自由主義は、２００８年リーマンブラザーズの経営破綻が金融システム全体を崩壊させたように、理論的にも現実的にも破綻している。<br />
資源に限りがある以上、経済成長をし続けなければならない自由主義経済を維持することは不可能だ。そのような中で　政府に求められるのは雇用を管理し、金融の安定を維持することだ。市場経済を金融企業に自由に増長させるのではなく、市場経済を管理しなければならない。</p>
<p>現在のギリシャに始まりイタリアやその他の国に飛び火しているユーロ危機は、ユーロのそれぞれの国の租税システムや内政に干渉できない結束では、結束そのものに限界がある。強いドルに対抗してユーロが出来ても　参加国が増えすぎて、いったん問題が噴出すると、借金を借金で返済していくしかない現在の解決方法では、ドイツやフランスに債務危機を解決できるとは思えない。<br />
また、米国など、消費支出の３７％が上位５％の高額所得者によって占められているが、このような貧富格差社会では、今後失業者が減り、景気が好転するとは思えない。</p>
<p>八方塞りの経済情勢のなかで、いまになって、やっぱりマーガレット　サッチャーが良かったみたいな　彼女のような強い指導力が再評価される流れが出てくるとしたら、それは間違いだ。彼女の時代を懐かしがるのは、余裕のある金融企業家や資本家だけで良い。<br />
女性の地位向上に貢献したことでサッチャーを評価するが、その経済政策が、たくさんの失業者をどん底に突き落とし、無数の自殺者を出したことを忘れてはならない。</p>
<p>映画は、映画として、とても良くできている。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>テンペスト</title>
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		<pubDate>Wed, 11 Jan 2012 05:28:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>青森 学</dc:creator>
				<category><![CDATA[学映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13207</guid>
		<description><![CDATA[列強のなかでしたたかに立ち回る琉球と、性を偽り宦官となった少女の忍ぶ恋が共鳴し合ってドラマを生んでいる。（点数　75点） (C)2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会 検索エンジンで”仲間由紀恵　沖縄独立”で検索してみると数十万という単位の数でリンクがヒットするので見てもらえると良いだろう。今となってはソースが削除されているのかリンク切れで見れないのだが、仲間由紀恵氏の沖縄独立発言はネットの中ではまことしやかに囁かれている。 そんな彼女が演ずる真鶴が宦官と偽り琉球王国のために八面六臂の活躍をする本作は彼女のために作られたと言っても過言ではないくらい彼女の志向と作品のテーマが符合している。 ネットではフリーチベットを唱える人の書き込みをよく見掛けるが、チベットの分離独立を支持する人は沖縄県の独立に対しても同様の意見を表明すると思う。そうでなければ道理が通らない。ウイグル地区での漢民族による民族浄化を非難するならば、明治政府がアイヌの民にした融和政策についても同じ思考で批判しなくてはならない。民族浄化と民族融和政策は視点を変えただけで本質は同じ根から生まれたものなのだ。我々はある事象に対して批判を加えることは可能だが、その剣は両刃になっていて矛先は自分にも向けられるのである。この世のあらゆる不誠実不正義は絶対的な他者で語られることはなく連続した自分の分身と看做すほうがより真実に近づける。 沖縄県が東シナ海と太平洋に挟まれて地政学的に非常に重要な位置に存在することが分かるのだけれど、この沖縄の地理的特性の上に繰り広げられる物語に、真鶴が性を偽り宦官となって家名を背負い立身出世を志し清国の使者やペリー提督と外交でしのぎを削るのと、”琉球”という列強の狭間でしたたかに立ち回る生き方が重なるのである。真鶴の生き方そのものが琉球の運命を象徴しているのだ。映画の中でも宦官として生きる真鶴について清国の使者である徐丁垓にもそう言わしめている。 池上永一の小説全般にいえることなのだけれど、ストーリーが収斂されることなくどんどん新しいエピソードが追加されて拡散されていくのは映画になってもその印象は変わらなかった。ラストは無理矢理予定調和っぽくして締めくくられているけれど、収拾のつかない終わり方は虚構の宮廷物語に真実の歴史が地続きで繋がっているようでリアリティはあったのだが。 この映画は３Dで観れるのだけれど、CGの龍が天を駆け巡るシーンぐらいでしか立体映像をリアルに感じることが出来なかった。薩摩藩、清国、アメリカという列強の中にあって国政の舵を取る宮廷の苦悩はよく描かれているのだけれど、あまり３Dと関係が無いように思うし、活かす場もそんなに無いのではないかと思うので２D版も同時上映して貰えると大変ありがたい。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>列強のなかでしたたかに立ち回る琉球と、性を偽り宦官となった少女の忍ぶ恋が共鳴し合ってドラマを生んでいる。（点数　75点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/tenpesut.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会
</p>
<p>検索エンジンで”仲間由紀恵　沖縄独立”で検索してみると数十万という単位の数でリンクがヒットするので見てもらえると良いだろう。今となってはソースが削除されているのかリンク切れで見れないのだが、仲間由紀恵氏の沖縄独立発言はネットの中ではまことしやかに囁かれている。</p>
<p><span id="more-13207"></span></p>
<p>そんな彼女が演ずる真鶴が宦官と偽り琉球王国のために八面六臂の活躍をする本作は彼女のために作られたと言っても過言ではないくらい彼女の志向と作品のテーマが符合している。</p>
<p>ネットではフリーチベットを唱える人の書き込みをよく見掛けるが、チベットの分離独立を支持する人は沖縄県の独立に対しても同様の意見を表明すると思う。そうでなければ道理が通らない。ウイグル地区での漢民族による民族浄化を非難するならば、明治政府がアイヌの民にした融和政策についても同じ思考で批判しなくてはならない。民族浄化と民族融和政策は視点を変えただけで本質は同じ根から生まれたものなのだ。我々はある事象に対して批判を加えることは可能だが、その剣は両刃になっていて矛先は自分にも向けられるのである。この世のあらゆる不誠実不正義は絶対的な他者で語られることはなく連続した自分の分身と看做すほうがより真実に近づける。</p>
<p>沖縄県が東シナ海と太平洋に挟まれて地政学的に非常に重要な位置に存在することが分かるのだけれど、この沖縄の地理的特性の上に繰り広げられる物語に、真鶴が性を偽り宦官となって家名を背負い立身出世を志し清国の使者やペリー提督と外交でしのぎを削るのと、”琉球”という列強の狭間でしたたかに立ち回る生き方が重なるのである。真鶴の生き方そのものが琉球の運命を象徴しているのだ。映画の中でも宦官として生きる真鶴について清国の使者である徐丁垓にもそう言わしめている。</p>
<p>池上永一の小説全般にいえることなのだけれど、ストーリーが収斂されることなくどんどん新しいエピソードが追加されて拡散されていくのは映画になってもその印象は変わらなかった。ラストは無理矢理予定調和っぽくして締めくくられているけれど、収拾のつかない終わり方は虚構の宮廷物語に真実の歴史が地続きで繋がっているようでリアリティはあったのだが。</p>
<p>この映画は３Dで観れるのだけれど、CGの龍が天を駆け巡るシーンぐらいでしか立体映像をリアルに感じることが出来なかった。薩摩藩、清国、アメリカという列強の中にあって国政の舵を取る宮廷の苦悩はよく描かれているのだけれど、あまり３Dと関係が無いように思うし、活かす場もそんなに無いのではないかと思うので２D版も同時上映して貰えると大変ありがたい。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>三国志英傑伝　関羽</title>
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		<pubDate>Tue, 10 Jan 2012 13:00:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小梶勝男</dc:creator>
				<category><![CDATA[通映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13206</guid>
		<description><![CDATA[　ドニー・イェンが見せるソード・アクションが素晴らしく、ドラマとしても見応えのある秀作（点数　77点） (c)2010 STAR UNION SKYKEE (BEIJING) FILM &#038;MEDIA ADVERTISEMENT CO.,LTD. All Rights Reserved 　昨年はドニー・イェンが大活躍した年だった。日本での劇場公開作が「イップ・マン　葉問」「イップ・マン　序章」「孫文の義士団」「レジェンド・オブ・フィスト　怒りの鉄拳」「導火線」「処刑剣　１４BLADES」と続き、いずれも最高レベルのアクションを見せた。 作品的にも「イップ・マン」シリーズや「孫文の義士団」は優れた出来映えだった。 トニー・ジャーが映画製作のトラブルで姿を消し、ジャッキー・チェン、ジェット・リーの両雄がアクションを押さえ気味な方向に進んでいる今、香港クンフーアクションのトップ・スターといっていいだろう。 　今年もその勢いを感じさせるのが本作だ。中国４大奇書の一つ、「三国志」の中で、人気の高い武将・関羽の活躍を描いたエピソードを映画化している。 　後漢末期。曹操(チアン・ウェン）の捕虜になった関羽（ドニー・イェン）は、捕虜でありながら戦で曹操を助け、信頼を得ていく。関羽は部下になるよう曹操に説得されても、主人である劉備への忠誠を変えない。劉備の許嫁（スン・リー）を連れて劉備の下へ向かうという関羽に、曹操は関所を無事、通過させると約束する。だが、曹操の命令にもかかわらず、関羽らは道中、命を狙われる。 　脂の乗りきったイェンのアクションは、本作でもたっぷりと披露される。長い髭をたくわえ、怪力で、青龍椻月刀という独特の刀を使ったとされる関羽。イェンは力強く、キレのいいソードアクションで、歴史のファンタジーを見事に現実のものとして見せる。 ここでは、いつもの高速パンチや連続回し蹴りは封印し、破壊力を強調した重みのある刀のアクションで観客を魅了する。 その面白さ、痛快さ。自分の身についた技ではなく、役柄に合わせてアクションを大胆に変えるという点では、イェンのクンフー「演技」としても優れている。そのアクションをダイナミックに見せるカメラワークも巧みだ。 　ドラマにも単純な善悪にとどまらない深みがある。人の良さも、強さも、冷たさも、弱さも、すべてかいま見せ、関羽にひかれながら、為政者として信じる道を見失わない曹操を、チアン・ウェンが人間味たっぷりに演じている。中国映画には背景となっている物語が分からないと理解しにくい作品もあるが、これはストーリーがすっきりしていて、「三国志」を知らなくてもすんなりと作品世界に入っていけるだろう。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ドニー・イェンが見せるソード・アクションが素晴らしく、ドラマとしても見応えのある秀作（点数　77点）</p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/kanu.jpg" border="0" /><br />
(c)2010 STAR UNION SKYKEE (BEIJING) FILM &#038;MEDIA ADVERTISEMENT CO.,LTD. All Rights Reserved
</p>
<p>　昨年はドニー・イェンが大活躍した年だった。日本での劇場公開作が「イップ・マン　葉問」「イップ・マン　序章」「孫文の義士団」「レジェンド・オブ・フィスト　怒りの鉄拳」「導火線」「処刑剣　１４BLADES」と続き、いずれも最高レベルのアクションを見せた。<br />
作品的にも「イップ・マン」シリーズや「孫文の義士団」は優れた出来映えだった。<br />
トニー・ジャーが映画製作のトラブルで姿を消し、ジャッキー・チェン、ジェット・リーの両雄がアクションを押さえ気味な方向に進んでいる今、香港クンフーアクションのトップ・スターといっていいだろう。</p>
<p><span id="more-13206"></span></p>
<p>　今年もその勢いを感じさせるのが本作だ。中国４大奇書の一つ、「三国志」の中で、人気の高い武将・関羽の活躍を描いたエピソードを映画化している。</p>
<p>　後漢末期。曹操(チアン・ウェン）の捕虜になった関羽（ドニー・イェン）は、捕虜でありながら戦で曹操を助け、信頼を得ていく。関羽は部下になるよう曹操に説得されても、主人である劉備への忠誠を変えない。劉備の許嫁（スン・リー）を連れて劉備の下へ向かうという関羽に、曹操は関所を無事、通過させると約束する。だが、曹操の命令にもかかわらず、関羽らは道中、命を狙われる。</p>
<p>　脂の乗りきったイェンのアクションは、本作でもたっぷりと披露される。長い髭をたくわえ、怪力で、青龍椻月刀という独特の刀を使ったとされる関羽。イェンは力強く、キレのいいソードアクションで、歴史のファンタジーを見事に現実のものとして見せる。<br />
ここでは、いつもの高速パンチや連続回し蹴りは封印し、破壊力を強調した重みのある刀のアクションで観客を魅了する。<br />
その面白さ、痛快さ。自分の身についた技ではなく、役柄に合わせてアクションを大胆に変えるという点では、イェンのクンフー「演技」としても優れている。そのアクションをダイナミックに見せるカメラワークも巧みだ。</p>
<p>　ドラマにも単純な善悪にとどまらない深みがある。人の良さも、強さも、冷たさも、弱さも、すべてかいま見せ、関羽にひかれながら、為政者として信じる道を見失わない曹操を、チアン・ウェンが人間味たっぷりに演じている。中国映画には背景となっている物語が分からないと理解しにくい作品もあるが、これはストーリーがすっきりしていて、「三国志」を知らなくてもすんなりと作品世界に入っていけるだろう。</p>
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		<title>月光ノ仮面</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13205.html</link>
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		<pubDate>Sun, 08 Jan 2012 22:12:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>中野 豊</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[名映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[俺はいって～誰なんだ……。板尾はいって～何者なんだ……。映画を「落語」で綴る怪作。　（点数　80点） (C)2011「月光ノ仮面」製作委員会 ☆目は口ほどにものを言う 時は昭和22年の満月の日。ボロ服軍人ケッコーな仮面の記憶喪失男がわてが街にやってきたのです。 吸い込まれるように寄席に入ってきた兄さん（板尾創路）は、月に変わって高座に上がるでないかい。困ったもんだね、この兄さん……。 なんだよ兄さん？あんた もしかして戦死したと思っていた落語家の森乃家うさぎじゃあないのかい？そうなのかい？ 戦争召集前、真打目前の兄さんが戻ってこられたのなら、あれだ。そりゃあ師匠もお喜びになりますわ。さぁさぁアントキの十八番“粗忽長屋”を噺ちゃあもらえないだろうか？ ☆女は月の魔力に左右される 月の満ちかげに心をうばわれる石原さとみの昭和レトロそのまんま風情によろめく浅野忠信が助演で月光演（けっこうな演技）。 あのお笑い芸人「ふっくら美女」丸裸の体演に目がテンでキラッ♪ ☆穴の中に月の光は届かない 月は男を狼に変え、月のモノは女性につきもの。月の光は五十路くらいで閉ざされても、穴の中に太陽光は届くのだろう。月＝それ自体が太陽光によって私たちの目で認識しているものだから、すべての月は脳信号映像・事象ということなのではないのかい？ 月をみる弥生（石原さとみ）と月に魅せられる（見たい）おかめは鏡の表裏の関係性だと詠んでもいいのかもしれません。 ☆板尾監督：プレスインタビューからの抜粋 ドクター若松は「自由の象徴」。森野うさぎ と 岡本太郎　は同一人物なのだろうか？の質問ですが、それはご覧になる方の自由です。 ☆「板尾さんいけずー」と言ったとか言わなかったとか？＜石原さとみさん 板尾・石原の抱き合う撮影のカットの合図と同時にキャメラを確認しにいく板尾さん。石原さとみは演技（気持ち）を持続させるのに苦労したとか？しないとか。 ☆前略：あらすじ 男はすべての記憶を失くしていました。 かつて男が使っていたと言われる部屋に住み込みをはじめて、森乃家一門となってリバイバルするも、男の口からは何も語られないのです。 しかし、自分が書き残したという帳面を受け取った時、不意に十八番だった古典落語“粗忽長屋”を呪文のようにつぶやき始めるのです。 まもなく、男は森乃家小鮭という新たな芸名で高座に復帰することに。客も拍手もまばらだったが、やがてその個性的な芸風が人気を集めます。 そんな折、もう一人の男・岡本太郎(浅野忠信)が戦場から帰ってくるという、これは夢か幻か現実か一人時間差なのか？その姿を見て、激しく動揺する弥生さま。 戦地から舞い戻ったふたりの男。ひとりの女。闇夜に輝く月。彼らの数奇な運命のゆくえはいかに？ ドドドドドドドド～～～ン！ おあとがよろしいようで。 ■2011年 日本映画／上映時間：102分／監督・脚本・主演：板尾創路／出演：浅野忠信、石原さとみ、前田吟 ほか オフィシャルサイト：http://www.gekkonokamen.com/index.html]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>俺はいって～誰なんだ……。板尾はいって～何者なんだ……。映画を「落語」で綴る怪作。　（点数　80点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/gekkou.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「月光ノ仮面」製作委員会
</p>
<p>☆目は口ほどにものを言う</p>
<p>時は昭和22年の満月の日。ボロ服軍人ケッコーな仮面の記憶喪失男がわてが街にやってきたのです。<br />
吸い込まれるように寄席に入ってきた兄さん（板尾創路）は、月に変わって高座に上がるでないかい。困ったもんだね、この兄さん……。<br />
なんだよ兄さん？あんた もしかして戦死したと思っていた落語家の森乃家うさぎじゃあないのかい？そうなのかい？<br />
戦争召集前、真打目前の兄さんが戻ってこられたのなら、あれだ。そりゃあ師匠もお喜びになりますわ。さぁさぁアントキの十八番“粗忽長屋”を噺ちゃあもらえないだろうか？</p>
<p><span id="more-13205"></span></p>
<p>☆女は月の魔力に左右される</p>
<p>月の満ちかげに心をうばわれる石原さとみの昭和レトロそのまんま風情によろめく浅野忠信が助演で月光演（けっこうな演技）。<br />
あのお笑い芸人「ふっくら美女」丸裸の体演に目がテンでキラッ♪</p>
<p>☆穴の中に月の光は届かない</p>
<p>月は男を狼に変え、月のモノは女性につきもの。月の光は五十路くらいで閉ざされても、穴の中に太陽光は届くのだろう。月＝それ自体が太陽光によって私たちの目で認識しているものだから、すべての月は脳信号映像・事象ということなのではないのかい？<br />
 月をみる弥生（石原さとみ）と月に魅せられる（見たい）おかめは鏡の表裏の関係性だと詠んでもいいのかもしれません。</p>
<p>☆板尾監督：プレスインタビューからの抜粋</p>
<p>ドクター若松は「自由の象徴」。森野うさぎ と 岡本太郎　は同一人物なのだろうか？の質問ですが、それはご覧になる方の自由です。</p>
<p> ☆「板尾さんいけずー」と言ったとか言わなかったとか？＜石原さとみさん<br />
板尾・石原の抱き合う撮影のカットの合図と同時にキャメラを確認しにいく板尾さん。石原さとみは演技（気持ち）を持続させるのに苦労したとか？しないとか。</p>
<p>☆前略：あらすじ</p>
<p>男はすべての記憶を失くしていました。<br />
かつて男が使っていたと言われる部屋に住み込みをはじめて、森乃家一門となってリバイバルするも、男の口からは何も語られないのです。<br />
しかし、自分が書き残したという帳面を受け取った時、不意に十八番だった古典落語“粗忽長屋”を呪文のようにつぶやき始めるのです。<br />
まもなく、男は森乃家小鮭という新たな芸名で高座に復帰することに。客も拍手もまばらだったが、やがてその個性的な芸風が人気を集めます。<br />
そんな折、もう一人の男・岡本太郎(浅野忠信)が戦場から帰ってくるという、これは夢か幻か現実か一人時間差なのか？その姿を見て、激しく動揺する弥生さま。<br />
戦地から舞い戻ったふたりの男。ひとりの女。闇夜に輝く月。彼らの数奇な運命のゆくえはいかに？</p>
<p>ドドドドドドドド～～～ン！</p>
<p>おあとがよろしいようで。</p>
<p>■2011年 日本映画／上映時間：102分／監督・脚本・主演：板尾創路／出演：浅野忠信、石原さとみ、前田吟 ほか</p>
<p>オフィシャルサイト：<a href="http://www.gekkonokamen.com/index.html">http://www.gekkonokamen.com/index.html</a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>聯合艦隊司令長官 山本五十六－太平洋戦争70年目の真実－</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13204.html</link>
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		<pubDate>Sun, 08 Jan 2012 22:07:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>樺沢　紫苑</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[心映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13204</guid>
		<description><![CDATA[　感動する映画というよりは、深く考えさせられる映画である。（点数　80点） (C)2011「山本五十六」製作委員会 　 新年二本目の映画、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』を見た。 　戦争映画というよりは、人物ドキュメント。 　感動する映画というよりは、深く考えさせられる映画である。 　山本五十六という一人の人間を軸に、日本がなぜ勝てない戦争に突入し、泥沼化していった状況が、2時間20分で要領よく描かれている。 　戦争を知らない世代にこそ見て欲しい映画。 　戦闘シーンなどは、必要最小限におさえられているため、 派手な戦闘シーンを期待する人には期待はずれかもしれないが、 そもそもそういう映画としては作られていない。 　この映画では、「戦う」以上に、「食べる」描写が多い。 　一匹の魚を分け合う、家族との団欒。水まんじゃうやあんみつを 食べるときの五十六のうれしそうな表情。 　この「食」の描写が山本五十六に人間来てな奥行きを与えている。 　「食」は「生きる」ことの象徴。 　「戦場」＝「死」の描写との対比である。 　「生」を描いてこそ、「死」の悲しみが深く描かれる。 　この映画が、なぜ、今、作られなければいけなかったのか？　 　映画では、新聞社が軍部の圧力ではなく、 国威高揚記事を率先して書いている様が描かれる。 　その新聞社主幹を演じる香川照之の演技が、またすごい。見事な悪役ぶりだ。 　いくら先見の明のある人物が正論を述べても、 マスコミが政治のチェック機能を失い、 政治とマスコミが同じ方向を向いていはどうにもならない様子が リアルに描かれている。 　これはそのまま、原発問題に当てはまる。 　政治が原発を推し進め、マスコミが原発推進を宣伝し、 反原発の論調をはほとんどとりあげない。 　一部の識者が原発の危険性を唱えても、 マスコミの論調の前には完全に打ち消されてしまう。 　結局、我々が歴史から教訓を得ることは無理なのか・・・。 　それとも、個人が歴史から学び、アクションを起こすことで、 歴史は少しでよい方向へと向かうのだろうか。 　 　そんなことを考えさせられる映画である。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>　感動する映画というよりは、深く考えさせられる映画である。（点数　80点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/yamamoto.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「山本五十六」製作委員会
</p>
<p>　<br />
新年二本目の映画、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』を見た。<br />
　戦争映画というよりは、人物ドキュメント。<br />
　感動する映画というよりは、深く考えさせられる映画である。</p>
<p>　山本五十六という一人の人間を軸に、日本がなぜ勝てない戦争に突入し、泥沼化していった状況が、2時間20分で要領よく描かれている。<br />
　戦争を知らない世代にこそ見て欲しい映画。</p>
<p><span id="more-13204"></span></p>
<p>　戦闘シーンなどは、必要最小限におさえられているため、<br />
派手な戦闘シーンを期待する人には期待はずれかもしれないが、<br />
そもそもそういう映画としては作られていない。</p>
<p>　この映画では、「戦う」以上に、「食べる」描写が多い。<br />
　一匹の魚を分け合う、家族との団欒。水まんじゃうやあんみつを<br />
食べるときの五十六のうれしそうな表情。<br />
　この「食」の描写が山本五十六に人間来てな奥行きを与えている。</p>
<p>　「食」は「生きる」ことの象徴。<br />
　「戦場」＝「死」の描写との対比である。<br />
　「生」を描いてこそ、「死」の悲しみが深く描かれる。</p>
<p>　この映画が、なぜ、今、作られなければいけなかったのか？　</p>
<p>　映画では、新聞社が軍部の圧力ではなく、<br />
国威高揚記事を率先して書いている様が描かれる。<br />
　その新聞社主幹を演じる香川照之の演技が、またすごい。見事な悪役ぶりだ。</p>
<p>　いくら先見の明のある人物が正論を述べても、<br />
マスコミが政治のチェック機能を失い、<br />
政治とマスコミが同じ方向を向いていはどうにもならない様子が<br />
リアルに描かれている。</p>
<p>　これはそのまま、原発問題に当てはまる。<br />
　政治が原発を推し進め、マスコミが原発推進を宣伝し、<br />
反原発の論調をはほとんどとりあげない。</p>
<p>　一部の識者が原発の危険性を唱えても、<br />
マスコミの論調の前には完全に打ち消されてしまう。</p>
<p>　結局、我々が歴史から教訓を得ることは無理なのか・・・。<br />
　それとも、個人が歴史から学び、アクションを起こすことで、<br />
歴史は少しでよい方向へと向かうのだろうか。<br />
　<br />
　そんなことを考えさせられる映画である。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13204.html/feed</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>リアル・スティール</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13203.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13203.html#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 06 Jan 2012 08:04:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>樺沢　紫苑</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[心映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13203</guid>
		<description><![CDATA[父子関係の再生がっかりと描かれていたのはよかった。（点数　80点） (C)DreamWorks II Distribution Co. LLC 新年最初の映画を見ました。『リアル・スティール』です。 　感動系映画として宣伝されていましたが、 ロボットの戦闘シーンの迫力が印象的でした。 　そして、父子関係の再生がっかりと描かれていたのはよかった。 　「アトム」というシャドー(物真似)機能を備えたロボット。 　真似るはのは人間の子供も同じ。 　自分の親の行動を真似しながら学び、親を目標にモデリングするのが 「成長する」ということ。 　ですから、このアトムはロボットというよりも、 人間に近い存在として描かれます。 　しかし、マックスの父親チャーリーは、徹底したダメ親父で、 息子マックスにとって、真似たい存在では全くありません。 　とにかくダメ親父であるチャーリーは、 マックスとアトムによって、 「ボクサー」として必死に頑張っていた自分を思い出します。 　ボクサーとして輝いていた自分。 　それを取り戻した瞬間に、チャーリーはマックスにとって、 「尊敬の対象」＝「本当の父親」になるのですが、 そのシーンが感動的です。 　それがどのような形で描かれているかは、見てのお楽しみ。 　父親が一生懸命に頑張っている姿を子供に見せる。 　子供が父親に尊敬されるためには絶対に必要なことです。 　また、親子で共通の目的を持ち、共同の作業をして、一緒の時間を過ごす。 　これは、親子関係を密にする重要なコツです。 　マックスとチャーリー親子は、「ロボット・ボクシング」を勝ち進む という共同作業を通して、親密になっていくのです。 　それにしても、格闘シーンの盛り上げ方、 クライマックスへのテンポアップ、人物描写など 非常に卒なく作られています。 　悪く言えば後半の展開が予想通りで、サプライズがない点は 少々物足りない気がしました。 　手堅く楽しめる娯楽映画と言えるでしょう。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>父子関係の再生がっかりと描かれていたのはよかった。（点数　80点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/10/real.jpg" border="0" /><br />
(C)DreamWorks II Distribution Co. LLC
</p>
<p>新年最初の映画を見ました。『リアル・スティール』です。</p>
<p>　感動系映画として宣伝されていましたが、<br />
ロボットの戦闘シーンの迫力が印象的でした。</p>
<p>　そして、父子関係の再生がっかりと描かれていたのはよかった。</p>
<p><span id="more-13203"></span></p>
<p>　「アトム」というシャドー(物真似)機能を備えたロボット。<br />
　真似るはのは人間の子供も同じ。</p>
<p>　自分の親の行動を真似しながら学び、親を目標にモデリングするのが<br />
「成長する」ということ。<br />
　ですから、このアトムはロボットというよりも、<br />
人間に近い存在として描かれます。</p>
<p>　しかし、マックスの父親チャーリーは、徹底したダメ親父で、<br />
息子マックスにとって、真似たい存在では全くありません。</p>
<p>　とにかくダメ親父であるチャーリーは、<br />
マックスとアトムによって、<br />
「ボクサー」として必死に頑張っていた自分を思い出します。</p>
<p>　ボクサーとして輝いていた自分。<br />
　それを取り戻した瞬間に、チャーリーはマックスにとって、<br />
「尊敬の対象」＝「本当の父親」になるのですが、<br />
そのシーンが感動的です。<br />
　それがどのような形で描かれているかは、見てのお楽しみ。</p>
<p>　父親が一生懸命に頑張っている姿を子供に見せる。<br />
　子供が父親に尊敬されるためには絶対に必要なことです。</p>
<p>　また、親子で共通の目的を持ち、共同の作業をして、一緒の時間を過ごす。<br />
　これは、親子関係を密にする重要なコツです。</p>
<p>　マックスとチャーリー親子は、「ロボット・ボクシング」を勝ち進む<br />
という共同作業を通して、親密になっていくのです。</p>
<p>　それにしても、格闘シーンの盛り上げ方、<br />
クライマックスへのテンポアップ、人物描写など<br />
非常に卒なく作られています。<br />
　悪く言えば後半の展開が予想通りで、サプライズがない点は<br />
少々物足りない気がしました。</p>
<p>　手堅く楽しめる娯楽映画と言えるでしょう。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>戦火の馬</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/go/13202.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/go/13202.html#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 06 Jan 2012 07:59:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>テイラー 章子</dc:creator>
				<category><![CDATA[豪映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[戦争場面が残酷だが、デイズニー映画らしい終わり方をして、子供も大人も楽しめる映画に仕上がっている。（点数　75点） (C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved. スティブン　スピルスバーグ監督、米英合作の映画「WAR HORSE」、邦題「戦火の馬」を観た。 １９８２年に発表された英国作家、マイケル　モルパーゴの小説を映画化した作品。早くもゴールデングローブに　ノミネートされている。 監督；スティブン　スピルスバーグ キャスト アルバート：ジェレミー　アービン 父　テッド：ピーター　ミュラー 母　エミリ：エミリー　ワトソン 少女　　　：セリーン　バーケンズ 脱走兵　　：デヴィッド　シューサス 【ネタバレ注意】 ストーリーは ところは　イギリスのデボン地方。 石ころだらけの土地を開墾する貧しい農家。 １５歳のアルバートは　父が農耕馬として買ってきた馬を見るなり　その美しさに心を奪われた。 父親のテッドもまた　この馬の姿に魅かれて　競売に参加して競り合っているうちに　引っ込みがつかなくなって競り落としてきたのだった。 テッドはお金のない農夫の身なのに　農耕馬の代わりに美しい競走馬を買ってしまったのだった。 帰るなり、妻のエミリからは、足の細い競走馬に畑作業などできやしない、と叱咤され罵倒され、近所の農民達からは馬鹿にされ、領主からは　借金が増えるばかりだ　と笑われる。 しかしアルバートは　この若馬に　ジョーィと名をつけて、心を込めて訓練を始める。 親から引き離されたばかりの若馬ジョーィと、孤独な少年アルバートとの間には、やがて友情が芽生え、ジョーィはアルバートの言うことなら何でもわかるようになっていった。 ジョーィは　家族の願いを聞き届けるように、農耕作業も懸命にやって、家族を助けた。 時は１９１４年。第１次世界大戦が始まる。デボンの街からも男達が率先して志願し戦争に出かけて行った。 借金に苦しむ父親テッドは　高額で馬を買いたがっている騎馬隊に、ジョーィを売る決意をする。 アルバートは　無二の親友ジョーィを取られるくらいなら、自分も騎馬隊に志願して戦地に行きたいと懇願するが、アルバートはまだ兵役に満たない年齢だった。 ジョーィとの別れに嘆き悲しむアルバートにむかって、騎馬隊の隊長は　戦争に勝って必ず連れて帰るから、と説得する。 アルバートは　父がボーア戦争に行ったときに　優秀な兵士として表彰され受け取った旗をジョーィのクツワにお守りとしてくくりつけて　ジョーィを見送った。 しかし　しばらくしてアルバートが受け取ったのは　騎馬隊長の描いたジョーィのスケッチ画と、隊長の戦死の知らせだった。すでに、兵役の年齢に達したアルバートは、入隊してジョーィを探そうと決意する。 戦場は過酷な状況だった。英仏とも、戦況は膠着状態で死者が増えるばかりだった。アルバートは　歩兵として突撃要員として、駆り出されて、、、、 というお話。 映画の最初に、上空からイギリスのデボン地方の映像が映される。 どこまでも続く緑の豊かな穀倉地帯、放牧も盛んに行われていて、ところどころに農家が点在する。広がりのある　美しい絵葉書のような景観だ。 やがて、カメラが地上に下り、牧場を映す。豊かな緑を背景に　走り回る馬の美しさ。 馬の出産、赤子が立ち上がり、歩き出し、母親馬のあとを　飛びまわって跳ねる。愛らしい子馬。 風を切り勇壮に走る競走馬。馬の筋肉の盛り上がり。細い足で土を蹴る後ろ足の力強さ。 走る馬の　その姿の美しさは例えようもない。 そんな美しい生き物が戦争に駆り出され、砲弾をかいくぐり　重い大砲を運び、騎馬隊として敵地に飛び込んでいく。 ジョーィが自由を求めて、鉄条網で体中傷だらけになって　重い木の柵を引きずりながら力つきるシーンや、ぬかるみの中を重い大砲を引く労役を強いられて足を折るシーンなど、胸がつぶれる思いだ。 第１次大戦の　まだ近代兵器が開発される前の戦争の残酷さ。肉弾戦の冷酷無比な様子は、見るのもつらい。 戦場の非情さが淡々と映像化されるが、しかし哀しいシーンばかりではない。フランス片田舎の少女が出てくる。両親を殺され　戦火に脅えながら、おじいさんと暮らしている。自分が見つけた美しい２頭の馬を　軍に取られまいとして　必死に自分の部屋に隠す。 それを見守るおじいさんの優しさ。 自分の馬ジョーィを探すために　戦場に行ったアルバートのひたむきさが胸を打つ。 戦争場面が残酷だが、デイズニー映画らしい終わり方をして、子供も大人も楽しめる映画に仕上がっている。 そして、強い反戦へのメッセージが込められている。 かつて、世界大戦のために、オーストラリアから１３６０００頭の馬が戦場に送られた、と記録されている。 そして帰ってきたのは　たった一頭だった。 現在、戦争記念館には、一頭の生きて帰ってきた馬、サンデイーの像が建っている。 なんという　おびただしい犠牲だろう。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>戦争場面が残酷だが、デイズニー映画らしい終わり方をして、子供も大人も楽しめる映画に仕上がっている。（点数　75点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/warhorse.jpg" border="0" /><br />
(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.
</p>
<p>スティブン　スピルスバーグ監督、米英合作の映画「WAR HORSE」、邦題「戦火の馬」を観た。<br />
１９８２年に発表された英国作家、マイケル　モルパーゴの小説を映画化した作品。早くもゴールデングローブに　ノミネートされている。</p>
<p>監督；スティブン　スピルスバーグ<br />
キャスト<br />
アルバート：ジェレミー　アービン<br />
父　テッド：ピーター　ミュラー<br />
母　エミリ：エミリー　ワトソン<br />
少女　　　：セリーン　バーケンズ<br />
脱走兵　　：デヴィッド　シューサス</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13202"></span></p>
<p>ストーリーは<br />
ところは　イギリスのデボン地方。<br />
石ころだらけの土地を開墾する貧しい農家。<br />
１５歳のアルバートは　父が農耕馬として買ってきた馬を見るなり　その美しさに心を奪われた。<br />
父親のテッドもまた　この馬の姿に魅かれて　競売に参加して競り合っているうちに　引っ込みがつかなくなって競り落としてきたのだった。<br />
テッドはお金のない農夫の身なのに　農耕馬の代わりに美しい競走馬を買ってしまったのだった。<br />
帰るなり、妻のエミリからは、足の細い競走馬に畑作業などできやしない、と叱咤され罵倒され、近所の農民達からは馬鹿にされ、領主からは　借金が増えるばかりだ　と笑われる。</p>
<p>しかしアルバートは　この若馬に　ジョーィと名をつけて、心を込めて訓練を始める。<br />
親から引き離されたばかりの若馬ジョーィと、孤独な少年アルバートとの間には、やがて友情が芽生え、ジョーィはアルバートの言うことなら何でもわかるようになっていった。<br />
ジョーィは　家族の願いを聞き届けるように、農耕作業も懸命にやって、家族を助けた。</p>
<p>時は１９１４年。第１次世界大戦が始まる。デボンの街からも男達が率先して志願し戦争に出かけて行った。<br />
借金に苦しむ父親テッドは　高額で馬を買いたがっている騎馬隊に、ジョーィを売る決意をする。<br />
アルバートは　無二の親友ジョーィを取られるくらいなら、自分も騎馬隊に志願して戦地に行きたいと懇願するが、アルバートはまだ兵役に満たない年齢だった。<br />
ジョーィとの別れに嘆き悲しむアルバートにむかって、騎馬隊の隊長は　戦争に勝って必ず連れて帰るから、と説得する。<br />
アルバートは　父がボーア戦争に行ったときに　優秀な兵士として表彰され受け取った旗をジョーィのクツワにお守りとしてくくりつけて　ジョーィを見送った。</p>
<p>しかし　しばらくしてアルバートが受け取ったのは　騎馬隊長の描いたジョーィのスケッチ画と、隊長の戦死の知らせだった。すでに、兵役の年齢に達したアルバートは、入隊してジョーィを探そうと決意する。<br />
戦場は過酷な状況だった。英仏とも、戦況は膠着状態で死者が増えるばかりだった。アルバートは　歩兵として突撃要員として、駆り出されて、、、、<br />
というお話。</p>
<p>映画の最初に、上空からイギリスのデボン地方の映像が映される。<br />
どこまでも続く緑の豊かな穀倉地帯、放牧も盛んに行われていて、ところどころに農家が点在する。広がりのある　美しい絵葉書のような景観だ。<br />
やがて、カメラが地上に下り、牧場を映す。豊かな緑を背景に　走り回る馬の美しさ。<br />
馬の出産、赤子が立ち上がり、歩き出し、母親馬のあとを　飛びまわって跳ねる。愛らしい子馬。<br />
風を切り勇壮に走る競走馬。馬の筋肉の盛り上がり。細い足で土を蹴る後ろ足の力強さ。<br />
走る馬の　その姿の美しさは例えようもない。</p>
<p>そんな美しい生き物が戦争に駆り出され、砲弾をかいくぐり　重い大砲を運び、騎馬隊として敵地に飛び込んでいく。<br />
ジョーィが自由を求めて、鉄条網で体中傷だらけになって　重い木の柵を引きずりながら力つきるシーンや、ぬかるみの中を重い大砲を引く労役を強いられて足を折るシーンなど、胸がつぶれる思いだ。<br />
第１次大戦の　まだ近代兵器が開発される前の戦争の残酷さ。肉弾戦の冷酷無比な様子は、見るのもつらい。<br />
戦場の非情さが淡々と映像化されるが、しかし哀しいシーンばかりではない。フランス片田舎の少女が出てくる。両親を殺され　戦火に脅えながら、おじいさんと暮らしている。自分が見つけた美しい２頭の馬を　軍に取られまいとして　必死に自分の部屋に隠す。<br />
それを見守るおじいさんの優しさ。</p>
<p>自分の馬ジョーィを探すために　戦場に行ったアルバートのひたむきさが胸を打つ。<br />
戦争場面が残酷だが、デイズニー映画らしい終わり方をして、子供も大人も楽しめる映画に仕上がっている。<br />
そして、強い反戦へのメッセージが込められている。</p>
<p>かつて、世界大戦のために、オーストラリアから１３６０００頭の馬が戦場に送られた、と記録されている。<br />
そして帰ってきたのは　たった一頭だった。<br />
現在、戦争記念館には、一頭の生きて帰ってきた馬、サンデイーの像が建っている。<br />
なんという　おびただしい犠牲だろう。<br />
人が始めた戦争のために、人を心から信頼している動物が利用されて残酷な扱いを受けて死ななければならなかった。<br />
改めて、動物達を駆り出していった戦争を憎む。</p>
<p>この映画を撮影するために　オーストラリアのゴールドコーストから１４頭の馬と、ゼリ　ブレンという４０歳の動物訓練士が海を渡ってハリウッドに行った。<br />
彼女は、戦争で犠牲になったオーストラリアの、１３６０００頭の馬を代表して　映画作りを手伝ってきた　と言っている。<br />
良い映画だ。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>パーフェクト・センス</title>
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		<pubDate>Fri, 06 Jan 2012 03:23:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画している（点数　70点） (C)Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010 デヴィッド・マッケンジー監督が人類存亡の危機に直面した世界を舞台に、ある一組のカップルの恋の行方を描いた異色の恋愛ドラマは、詩的な作風と静謐なタッチの恋愛模様が際立つ。 嗅覚、味覚、聴覚などの五感が順に失われていく原因不明の病気が世界中で蔓延し、病名をSOSと名付けられた。そんな中、シェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン（エヴァ・グリーン）が出会い、恋に落ちるのだが、二人は感染症の脅威から逃れることが出来ず…。 人類が味覚を喪失した中でも食を楽しめるための工夫をマイケルらシェフが腕を振るって作り上げていくシーン、耳が聞こえなくなっても手話でコミュニケーションを楽しむ人々…といった人々の身が危機に直面しても前向きに生きようとする姿は好印象であり、生きることへの希望とその素晴らしさが観る者に伝わってくる。 また、病気による人々のパニック状態も描き出され、観る者の度肝を抜かす。 味覚を失う前に度が過ぎた過食症を患ったかのようにあらゆる食物を食いまくり、味覚を失う前にやたらと暴れまわっては部屋中にある置物等を投げつけたりして荒し回わる。 街中では暴動が勃発し、人と人とが殴りあったり数名で一人の人間をボコボコにしたりという具合に傷つけあう。 その結果、大勢の人々が姿を消して荒れ果ててしまった廃れた街と化す。 でも、これらのシーンに全力を注いでその面白さを追求して全面に押し出していないのは、あくまでも人間ドラマや恋愛ドラマに重点を置いているからである。 この点に関しても、従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画していると思え、その異色さがユニークだと実感できる。 このような最悪な状況の中、男と女は如何にして愛し合うことができるのか?!ラストシーンのナレーションがひっそりと教えてくれるのだ!!]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画している（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/perfect.jpg" border="0" /><br />
(C)Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010
</p>
<p>デヴィッド・マッケンジー監督が人類存亡の危機に直面した世界を舞台に、ある一組のカップルの恋の行方を描いた異色の恋愛ドラマは、詩的な作風と静謐なタッチの恋愛模様が際立つ。</p>
<p>嗅覚、味覚、聴覚などの五感が順に失われていく原因不明の病気が世界中で蔓延し、病名をSOSと名付けられた。そんな中、シェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン（エヴァ・グリーン）が出会い、恋に落ちるのだが、二人は感染症の脅威から逃れることが出来ず…。</p>
<p><span id="more-13201"></span></p>
<p>人類が味覚を喪失した中でも食を楽しめるための工夫をマイケルらシェフが腕を振るって作り上げていくシーン、耳が聞こえなくなっても手話でコミュニケーションを楽しむ人々…といった人々の身が危機に直面しても前向きに生きようとする姿は好印象であり、生きることへの希望とその素晴らしさが観る者に伝わってくる。</p>
<p>また、病気による人々のパニック状態も描き出され、観る者の度肝を抜かす。<br />
味覚を失う前に度が過ぎた過食症を患ったかのようにあらゆる食物を食いまくり、味覚を失う前にやたらと暴れまわっては部屋中にある置物等を投げつけたりして荒し回わる。<br />
街中では暴動が勃発し、人と人とが殴りあったり数名で一人の人間をボコボコにしたりという具合に傷つけあう。<br />
その結果、大勢の人々が姿を消して荒れ果ててしまった廃れた街と化す。<br />
でも、これらのシーンに全力を注いでその面白さを追求して全面に押し出していないのは、あくまでも人間ドラマや恋愛ドラマに重点を置いているからである。<br />
この点に関しても、従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画していると思え、その異色さがユニークだと実感できる。</p>
<p>このような最悪な状況の中、男と女は如何にして愛し合うことができるのか?!ラストシーンのナレーションがひっそりと教えてくれるのだ!!</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>マネーボール</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/kan/13200.html</link>
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		<pubDate>Wed, 04 Jan 2012 21:50:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>山口拓朗</dc:creator>
				<category><![CDATA[感映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。（点数　75点） (C)Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All rights reserved. 少しの疑いも持たないまま、常識、ルール、モラル、セオリー、既製のシステムなどを“最善”“最良”のものとして受け入れることに警鐘を鳴らした映画――それが『マネーボール』である。 元メジャーリーガーのビリー・ビーン（ブラッド・ピット）は、アスレチックスのＧＭ（ゼネラルマ・ネージャー）に就任する。チームは優秀な選手を雇うことのできない貧乏球団で、とてもワールドシリーズ優勝を狙える状態にない。ビリーは、データ分析能力に優れたピーター・ブランド（ジョナ・ヒル）をパートナーに指名し、野球というゲームと選手の評価基準を一から見直した。ところが、選手の獲得法や試合での起用法を巡って、球団スタッフや監督と対立することになり……。 弱小球団アスレチックスのＧＭであるビリーは、野球の戦い方、選手の評価のあり方を問い正す。たとえば、ホームラン数や打点数よりも、出塁率や長打率の高さを重視する。ホームランや打点は華こそあれ、出塁率や長打率に優先されるほどの価値はない、というわけだ。 日本の野球ではおなじみの「送りバント」も、イチロー選手が得意とする「盗塁」も、決まれば盛り上がる「ヒットエンドラン」も、自滅行為として封印する。かつて高校球児であった筆者にしてみれば、「えっ、オレたちがしてきた野球は何だったの？」と文句のひとつも言いたくなる戦略である（ビリーも実際に球団スタッフや監督、選手たちの反感を買う）。 しかし、これこそが、ビリーとピーターが膨大な統計データを分析したうえで導き出した理論（マネーボール理論）にほかならない。アスレチックスは、球界での評価は今ひとつでも、マネーボール理論上は価値の高い選手をお手頃な価格で獲得し、彼らの能力が発揮されやすい形での起用法を試みる。 その結果、アスレチックは、シーズン中に驚異的な20連勝を飾る。これまでの常識を覆すやり方で、ビリーが旧態依然とした「根拠なき野球戦略」に風穴を開けた瞬間だ。ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。 映画は、アスレチックスが常勝軍団に生まれ変わるプロセスを最大の見どころとしながらも、ビリーとピーターの関係、ビリーと球団の関係、ビリーと娘の関係という３つのストーリーをていねいに編み込むことで、従来の「成功」の定義を塗り替えることにも成功している。新しい「成功」の定義とは、「ワールドシリーズ優勝」という分かり易いものではなく、「自分の信念と情熱を貫き通せるか」という、極めて個人的かつ内的なものである。 経済映画のジャンルにカテゴライズされてもおかしくない『マネーボール』だが、多くの元野球選手をキャスティングすることで、野球の試合も「本物のメジャーリーガーがプレーしているみたい！」と思うほど自然に描いている。 移籍先が決まらず不安を抱える選手の様子や、トレード通達を受けた際の選手の反応など、厳しいプロスポーツの世界に生きる男たちの悲哀を描いた点も好感度「大」。多角的な視点から学びを得られる秀作といえるだろう。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。（点数　75点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/10/money.jpg" border="0" /><br />
(C)Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All rights reserved.
</p>
<p>少しの疑いも持たないまま、常識、ルール、モラル、セオリー、既製のシステムなどを“最善”“最良”のものとして受け入れることに警鐘を鳴らした映画――それが『マネーボール』である。</p>
<p>元メジャーリーガーのビリー・ビーン（ブラッド・ピット）は、アスレチックスのＧＭ（ゼネラルマ・ネージャー）に就任する。チームは優秀な選手を雇うことのできない貧乏球団で、とてもワールドシリーズ優勝を狙える状態にない。ビリーは、データ分析能力に優れたピーター・ブランド（ジョナ・ヒル）をパートナーに指名し、野球というゲームと選手の評価基準を一から見直した。ところが、選手の獲得法や試合での起用法を巡って、球団スタッフや監督と対立することになり……。</p>
<p><span id="more-13200"></span></p>
<p>弱小球団アスレチックスのＧＭであるビリーは、野球の戦い方、選手の評価のあり方を問い正す。たとえば、ホームラン数や打点数よりも、出塁率や長打率の高さを重視する。ホームランや打点は華こそあれ、出塁率や長打率に優先されるほどの価値はない、というわけだ。</p>
<p>日本の野球ではおなじみの「送りバント」も、イチロー選手が得意とする「盗塁」も、決まれば盛り上がる「ヒットエンドラン」も、自滅行為として封印する。かつて高校球児であった筆者にしてみれば、「えっ、オレたちがしてきた野球は何だったの？」と文句のひとつも言いたくなる戦略である（ビリーも実際に球団スタッフや監督、選手たちの反感を買う）。</p>
<p>しかし、これこそが、ビリーとピーターが膨大な統計データを分析したうえで導き出した理論（マネーボール理論）にほかならない。アスレチックスは、球界での評価は今ひとつでも、マネーボール理論上は価値の高い選手をお手頃な価格で獲得し、彼らの能力が発揮されやすい形での起用法を試みる。</p>
<p>その結果、アスレチックは、シーズン中に驚異的な20連勝を飾る。これまでの常識を覆すやり方で、ビリーが旧態依然とした「根拠なき野球戦略」に風穴を開けた瞬間だ。ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。</p>
<p>映画は、アスレチックスが常勝軍団に生まれ変わるプロセスを最大の見どころとしながらも、ビリーとピーターの関係、ビリーと球団の関係、ビリーと娘の関係という３つのストーリーをていねいに編み込むことで、従来の「成功」の定義を塗り替えることにも成功している。新しい「成功」の定義とは、「ワールドシリーズ優勝」という分かり易いものではなく、「自分の信念と情熱を貫き通せるか」という、極めて個人的かつ内的なものである。</p>
<p>経済映画のジャンルにカテゴライズされてもおかしくない『マネーボール』だが、多くの元野球選手をキャスティングすることで、野球の試合も「本物のメジャーリーガーがプレーしているみたい！」と思うほど自然に描いている。</p>
<p>移籍先が決まらず不安を抱える選手の様子や、トレード通達を受けた際の選手の反応など、厳しいプロスポーツの世界に生きる男たちの悲哀を描いた点も好感度「大」。多角的な視点から学びを得られる秀作といえるだろう。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.cinemaonline.jp/review/kan/13200.html/feed</wfw:commentRss>
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		</item>
		<item>
		<title>ニューイヤーズ・イブ</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13199.html</link>
		<comments>http://www.cinemaonline.jp/hi-reveiw/13199.html#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 30 Dec 2011 22:32:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>樺沢　紫苑</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[心映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[今年最後を締めくくる映画としては、ベストではないでしょうか。（点数　90点） (C)2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC. 　この年末に心温まる映画を見られて本当によかった。 　『ニューイヤーズ・イブ』を見てそう思いました。 　ニューイヤーズ・イブ(大晦日)の一日に繰り広げられる １８人の男女のドラマ。 　 　テーマは「愛」ということなのだけども、私は「つながり」と表現したい。 　私たちは無関係なようで、実はつながっているんだよ。 　そして支えあっているんだよ。 　お互いに影響を与え合って、それが時として凄いプラスの影響を与え合って、 凄いことが起きるかもしれない。 　そんな可能性を感じさせてくれる。 　そんなポジティブでハートウォーミングなテーマに、感動しました。 　この映画を見ていて１００本の映画が脳をよぎりました。 　１００本というと大げさかもしれませんが、 最低でも30本の映画が脳裏をかすめていきます。 　ロバート・デ・ニーロ、アシュトン・カッチャー、ヒラリー・スワンク、 ハル・ベリー、アビゲイル・ブレスリン、サラ・ジェシカ・パーカー、 キャサリン・ハイグル、ミシェル・ファイファーなど、 あまりにも豪華すぎるキャスト。 　そして、この名優たちの過去の作品の記憶が脳裏を次々とよぎります。 　ヒラリー・スワンクが出れば、 『ミリオンダラー・ベイビー』や『フリーダム・ライターズ』の 名シーンがよぎる、というように。 　そうし、名優たちが出演した作品が作り上げた「イメージ」、 「存在感」を見事に生かしたキャスティングになっているのです。 　人物描写が薄いという批判もありますが、 ロバート・デ・ニーロが末期癌で余命いくばくもないという設定がわかれば、 その存在自体が人物描写になっているわけですから、 細かい描写なんていらないのです。 　存在自体でわかせらてしまうという。 　だから、この映画を楽しむには、 観客のイマジネーションが必要かもしれません。 　映画では説明されないジクゾーパズルのピースを、 観客がイメージで補うという作業をして、真に輝きのある映画に変わるという。 　この映画には、様々な人たちが出てきます。 　どこか「寂しい」ような、不全感のような、何かを。 　 　その足りないものが、補完される。 　それは、人によって。 　 　自分の大切な人であったり、また意外な人が手を差し伸べてくれる。 　基本的に映画ファンのために作られている映画で、 映画が好きな人ほど楽しめるような作りになっています。 　ですから、アシュトン・カッチャーやサラ・ジェシカ・パーカーの 名前を聞いてもピンとこない人は、おもしろさはイマイチかもしれません。 　クリスマス、そしてニューイヤーにかけてのニューヨークって、 独特な雰囲気があって、街が輝くシーズンです。 　そうした、街の活気というか、人々のワクワク感のようなものが 見事に描かれていて、アメリカのホリデイ・シーズンを思い出して、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>今年最後を締めくくる映画としては、ベストではないでしょうか。（点数　90点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/12/newyaers.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
</p>
<p>　この年末に心温まる映画を見られて本当によかった。<br />
　『ニューイヤーズ・イブ』を見てそう思いました。</p>
<p>　ニューイヤーズ・イブ(大晦日)の一日に繰り広げられる<br />
１８人の男女のドラマ。<br />
　<br />
　テーマは「愛」ということなのだけども、私は「つながり」と表現したい。</p>
<p><span id="more-13199"></span></p>
<p>　私たちは無関係なようで、実はつながっているんだよ。<br />
　そして支えあっているんだよ。</p>
<p>　お互いに影響を与え合って、それが時として凄いプラスの影響を与え合って、<br />
凄いことが起きるかもしれない。</p>
<p>　そんな可能性を感じさせてくれる。<br />
　そんなポジティブでハートウォーミングなテーマに、感動しました。</p>
<p>　この映画を見ていて１００本の映画が脳をよぎりました。<br />
　１００本というと大げさかもしれませんが、<br />
最低でも30本の映画が脳裏をかすめていきます。</p>
<p>　ロバート・デ・ニーロ、アシュトン・カッチャー、ヒラリー・スワンク、<br />
ハル・ベリー、アビゲイル・ブレスリン、サラ・ジェシカ・パーカー、<br />
キャサリン・ハイグル、ミシェル・ファイファーなど、<br />
あまりにも豪華すぎるキャスト。</p>
<p>　そして、この名優たちの過去の作品の記憶が脳裏を次々とよぎります。</p>
<p>　ヒラリー・スワンクが出れば、<br />
『ミリオンダラー・ベイビー』や『フリーダム・ライターズ』の<br />
名シーンがよぎる、というように。</p>
<p>　そうし、名優たちが出演した作品が作り上げた「イメージ」、<br />
「存在感」を見事に生かしたキャスティングになっているのです。</p>
<p>　人物描写が薄いという批判もありますが、<br />
ロバート・デ・ニーロが末期癌で余命いくばくもないという設定がわかれば、<br />
その存在自体が人物描写になっているわけですから、<br />
細かい描写なんていらないのです。<br />
　存在自体でわかせらてしまうという。</p>
<p>　だから、この映画を楽しむには、<br />
観客のイマジネーションが必要かもしれません。</p>
<p>　映画では説明されないジクゾーパズルのピースを、<br />
観客がイメージで補うという作業をして、真に輝きのある映画に変わるという。</p>
<p>　この映画には、様々な人たちが出てきます。<br />
　どこか「寂しい」ような、不全感のような、何かを。<br />
　<br />
　その足りないものが、補完される。<br />
　それは、人によって。<br />
　<br />
　自分の大切な人であったり、また意外な人が手を差し伸べてくれる。</p>
<p>　基本的に映画ファンのために作られている映画で、<br />
映画が好きな人ほど楽しめるような作りになっています。</p>
<p>　ですから、アシュトン・カッチャーやサラ・ジェシカ・パーカーの<br />
名前を聞いてもピンとこない人は、おもしろさはイマイチかもしれません。</p>
<p>　クリスマス、そしてニューイヤーにかけてのニューヨークって、<br />
独特な雰囲気があって、街が輝くシーズンです。</p>
<p>　そうした、街の活気というか、人々のワクワク感のようなものが<br />
見事に描かれていて、アメリカのホリデイ・シーズンを思い出して、<br />
非常懐かしく見ました。</p>
<p>　これも、いくつものラブストーリーが重層的に描かれているので、<br />
カップルで見たい映画ですね。</p>
<p>　今年最後を締めくくる映画としては、ベストではないでしょうか。<br />
　１２月３１日に見ることが出来れば、感動も最大化するでしょう(笑)。</p>
<p>補足<br />
　ちなみにアメリカでは、クリスマス・イブは家族と過ごし、<br />
ニューイヤー・イブは恋人や友達と過ごすのが普通です。</p>
<p>　日本は逆で、クリスマス・イブは恋人とすごし、<br />
大晦日は家族と過ごしますね。</p>
<p>　その文化的な違いを、最低理解してないと、<br />
なぜみんなラブラブ・モードなのか。<br />
　<br />
　その意味がわからないと思います。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>哀しき獣</title>
		<link>http://www.cinemaonline.jp/review/kyou/13198.html</link>
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		<pubDate>Fri, 30 Dec 2011 22:25:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description><![CDATA[本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?!（点数　85点） 『チェイサー』で監督デビューしたナ・ホンジン監督による待望の長編第二作目。上映時間140分の力作で、『チェイサー』以上に面白い作品として仕上げることに成功した。 中国領延辺朝鮮族自治州に暮らすタクシードライバーのグナム(ハ・ジョンウ)は、妻を韓国に出稼ぎに行かせる際に作った借金に加え、賭け麻雀で大負けして更に大ピンチに!!そこで、裏社会の顔役として知られる犬商人ミョン（キム・ユンソク）から「借金をチャラにする代わりに韓国である男を殺害するように…」と取引を持ちかけられる。 グナムは音信不通の妻に会えるかもという思いもあって、密航船で黄海を渡り、密入国者として韓国に渡るのだが…。 とにかく最後までスリリングな展開で観る者を引き込ませ、とことん圧倒させてくれるのだ!! グナムが警官やパトカーに追われるシーンから本作の面白さが一気に爆発する。 二台のパトカーはグナムという獲物を捕らえるべく仲間である警官もフッ飛ばして暴走。 とにかく劇中で観られる追跡シーンはスピーディーかつアップテンポで描かれているため、ハラハラドキドキを存分に味わえる。 これに加え、カーチェイスに車が続々とぶつかりまくるカークラッシュ、トレーラーの豪快な大横転といったパワフルなアクションシーンも見応えバツグンで更なる面白さを発揮している。 アクション以外では、何と言っても血生臭さが強烈な残酷バイオレンス描写の数々である。 ミョンが手斧を武器に人々を殺しまくって部屋の一室に血みどろの遺体がゴロゴロと倒れ込んでいたり、包丁で斬りつけるどころかメッタ刺しにしたりという具合に痛々しい上にグロさ丸出しのスプラッター風味は、観る者を恐怖と気持ち悪さのどん底に突き落とすこと必至だ!! 主演のハ・ジョンウは明らかに男前ではないし、最強の男や超人的ヒーローという感じではないものの多数の追っ手から力ずくで逃げ回り、重症を負っても図太く生き抜く。 これがリアリティーを感じさせ、ドラマを面白くさせている一因でもある。 一方でキム・ユンソクの悪役ぶりも極悪性を最大限に発揮し、凄味のある恐怖を感じさせる。 最終的にはこの二人の男のバトルとなるが、直接的な格闘や肉弾戦は描かれないものの、男臭い野郎二人が繰り広げる男同士の激突がしっかりと描かれているのである。 本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?! また、ナ・ホンジン監督の次回作は、本作を超越するようなハードコアな作品に仕上げられるのか?!]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?!（点数　85点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/12/kanasiki.jpg" border="0" />
</p>
<p>『チェイサー』で監督デビューしたナ・ホンジン監督による待望の長編第二作目。上映時間140分の力作で、『チェイサー』以上に面白い作品として仕上げることに成功した。</p>
<p>中国領延辺朝鮮族自治州に暮らすタクシードライバーのグナム(ハ・ジョンウ)は、妻を韓国に出稼ぎに行かせる際に作った借金に加え、賭け麻雀で大負けして更に大ピンチに!!そこで、裏社会の顔役として知られる犬商人ミョン（キム・ユンソク）から「借金をチャラにする代わりに韓国である男を殺害するように…」と取引を持ちかけられる。<br />
グナムは音信不通の妻に会えるかもという思いもあって、密航船で黄海を渡り、密入国者として韓国に渡るのだが…。</p>
<p><span id="more-13198"></span></p>
<p>とにかく最後までスリリングな展開で観る者を引き込ませ、とことん圧倒させてくれるのだ!!<br />
グナムが警官やパトカーに追われるシーンから本作の面白さが一気に爆発する。<br />
二台のパトカーはグナムという獲物を捕らえるべく仲間である警官もフッ飛ばして暴走。<br />
とにかく劇中で観られる追跡シーンはスピーディーかつアップテンポで描かれているため、ハラハラドキドキを存分に味わえる。<br />
これに加え、カーチェイスに車が続々とぶつかりまくるカークラッシュ、トレーラーの豪快な大横転といったパワフルなアクションシーンも見応えバツグンで更なる面白さを発揮している。</p>
<p>アクション以外では、何と言っても血生臭さが強烈な残酷バイオレンス描写の数々である。<br />
ミョンが手斧を武器に人々を殺しまくって部屋の一室に血みどろの遺体がゴロゴロと倒れ込んでいたり、包丁で斬りつけるどころかメッタ刺しにしたりという具合に痛々しい上にグロさ丸出しのスプラッター風味は、観る者を恐怖と気持ち悪さのどん底に突き落とすこと必至だ!!</p>
<p>主演のハ・ジョンウは明らかに男前ではないし、最強の男や超人的ヒーローという感じではないものの多数の追っ手から力ずくで逃げ回り、重症を負っても図太く生き抜く。<br />
これがリアリティーを感じさせ、ドラマを面白くさせている一因でもある。<br />
一方でキム・ユンソクの悪役ぶりも極悪性を最大限に発揮し、凄味のある恐怖を感じさせる。<br />
最終的にはこの二人の男のバトルとなるが、直接的な格闘や肉弾戦は描かれないものの、男臭い野郎二人が繰り広げる男同士の激突がしっかりと描かれているのである。</p>
<p>本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?!<br />
また、ナ・ホンジン監督の次回作は、本作を超越するようなハードコアな作品に仕上げられるのか?!</p>
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