マット・デイモン主演のジェイソン・ボーンシリーズ第3弾(85点)
『ボーン・アイデンティティ』『ボーン・スプレマシー』のジェイソン・ボーンが主人公のシリーズの第3弾『THE BOURNE ULTIMATUM(邦題:ボーン・アルティメイタム)』が全米で公開された。第1作目は『ミスター&ミセス・スミス』のダグ・リーマンが監督し、第2作目は『ユナイテッド93』のポール・グリーングラスが監督している。両監督にとってボーンシリーズは大出世作となっている。さて、『THE BOURNE ULTIMATUM』は誰が監督したのだろうか?
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モーゼの十戒に基づく映画(50点)
わたしが子供の頃にテレビで『十戒』という映画をやっていた。セシル・B・デミルが監督したその映画は製作期間10年を費やした超大作。228分という上映時間からテレビ放送では週をまたいで2日に分けて放送された。子供ながらに興味を抱いてこの映画を観ていた記憶がある。このモーゼの十戒について、セシル・B・デミルの作品とは趣向の違う作品がある。デビッド・ウェインの監督する『THE TEN』という映画だ。これはモーゼの十戒に基づく10のショートストーリーからなる映画だ。
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全米大ヒットのアニメ映画(65点)
日本でも人気の『ザ・シンプソンズ』というアメリカのテレビアニメを御存知だろうか?1989年から放送が開始されているシリーズである。ホーマー、マージ、バート、リサ、マギーで構成される核家族の物語だ。だいたいのエピソードは1話完結となっている。この人気アニメが今夏アメリカにて『ザ・シンプソンズ MOVIE』というタイトルで映画化公開され、現在大ヒットを飛ばしている。
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ダニー・ボイル監督最新作 真田広之出演(70点)
イギリスにダニー・ボイルという監督がいる。『シャロウ・グレイブ』で監督デビューし、ユアン・マクレガーを主役に起用した監督第2作目の『トレインスポッティング』で一躍脚光を浴び、その後もコンスタントに映画を撮り続けている映画監督である。2000年にハリウッドに進出し、レオナルド・ディカプリオ主演で『ザ・ビーチ』という作品を撮ったのだが、この映画は失敗に終わった。それ以降は『28日後…』くらいしかぱっとした作品は見当たらない。日本ではすでに4月にダニー・ボイル監督最新作の『SUNSHINE(サンシャイン 2057)』という映画が公開されたが、7月になってアメリカでもやっと公開された。『ザ・ビーチ』以降『トレインスポッティング』でダニー・ボイルファンになった人には物足りない作品が続いているところに、今回はSF映画を選んできたダニー・ボイル。この作品は如何なるものか。
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『40歳の童貞男』の監督最新作、大ヒットコメディ映画(60点)
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スティーブ・カレル主演で2005年夏に公開されアメリカで大ヒットした『40歳の童貞男』というコメディ映画がある。この映画を監督したジャド・アパトウの新作『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』が今夏アメリカで公開された。公開前から話題を呼んでいた作品で、週間興行収入1位になることはなかったが、確実にファンを獲得し、『40歳の童貞男』を上回る興行収入、約1億5000万ドルを稼ぎ出している(2007年7月末時点)。
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サンダンス映画祭で話題になった映画(70点)
2003年にアメリカで公開されたあるドキュメンタリー映画がある。その映画は毎年900万人の子供達が参加する全米スペル暗記大会(National Spelling Bee)のファイナルに参加する子供数名を追った作品だ。その映画のタイトルは『Spellbound(チャレンジ・キッズ)』という。アメリカ故に子供達の人種も様々、背負ったバックグラウンドも様々。そんな彼らがチャンピオンになるために挑戦する。わたしは公開当時はなんとなく観たのだが、予想と違ってかなり強烈な作品だったことを覚えている。
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ジョン・ウォーターズ監督映画のリメイク(80点)
1988年にアメリカ公開された『ヘアスプレー』という映画がある。鬼才ジョン・ウォーターズによって監督されたその作品はインディペンデント映画界で大評判になった。それを受けて2002年にこの作品はブロードウェイミュージカルにもなり大ヒット。2003年度のトニー賞を総なめにした。その映画『ヘアスプレー』が今年ステージミュージカル映画としてまた復活した。
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クリスチャン・ベール主演、ベトナム戦争映画(75点)
アメリカにおいて、ベトナム戦争ものの映画はたくさん作られているが、俳優クラウス・キンスキーを起用し芸術的映画を世に送り出したことでも有名なドイツ人監督ヴェルナー・ヘルツォークによって新しい感覚の戦争映画が作られた。その映画のタイトルは『RESCUE DAWN(レスキュー・ドーン)』という。この作品は1997年のヘルツォーク自身のドキュメンタリー映画『Little Dieter Needs To Fly』という作品が基になっている。
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ダニエル・ラドクリフ主演(50点)
わたしはハリー・ポッターシリーズとは無縁と思っていたのだが、前作(第4作目)の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』はまぁまぁダークで良かったので、今年公開の新作『Harry Potter and the Order of the Phoenix(邦題:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』もダークな要素も織り交ぜつつストーリーが展開すると耳にしていたので、少々期待していた。
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実写版映画 マイケル・ベイ監督、シャイア・ラブーフ主演(65点)
わたしが幼い時にテレビアニメで『トランスフォーマー』という番組をやっていた。もとは1984年日本生まれの玩具で、アメリカでも人気のアニメだ。コンボイというリーダーがいて、車型のロボットが変形したりして戦うキャラクター達。ファミコンもやったことがあるが、あまり覚えていない。昨年あたりからこの『トランスフォーマー』がハリウッドで実写映画化されるということを耳にしており、子供の頃を思い出すようで非常に楽しみにしていた。そしてつい先日その待ちに待った映画を観てきた。
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シッコ - 岡本太陽
『華氏911』のマイケル・ムーア最新作(85点)
『Bowling for Columbine(ボーリング・フォー・コロンバイン)』で一躍日本でも有名になり、2004年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した、ブッシュ再選阻止映画『Fahrenheit9/11(華氏911)』の監督マイケル・ムーア。彼の監督する新作『シッコ』を観た。
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DISNEY/PIXER制作アニメ(80点)
『SPIDERMAN 3(スパイダーマン3)』、『Pirates of the Caribbean:At World’s End(パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールドエンド)』、『TRANSFORMERDS(トランスフォーマー)』をはじめとする今夏の大作映画。その中でも秀でて脚本の素晴らしい作品『レミーのおいしいレストラン』を観た。
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羊に噛まれると羊人間に!ニュージーランド発おバカ映画(35点)
ニュージーランドから素敵なおバカ映画が届いた。『BLACK SHEEP(ブラック・シープ)』。4千万頭の羊が襲って来るホラー映画と謳っているこの作品。近年日本ではおバカ映画は非公開でDVDスルーにされてしまいがちだが、アメリカではこのような映画を劇場で観る事ができる。こんなものをわざわざ映画館で観る必要もないという人が日本には多いと思う。そういった点でも国民性の違いを感じる。昔は日本にもたくさんおバカ映画あったんだけどなぁ。
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全米No.1コメディ:スティーブ・カレル主演(30点)
2003年にジム・キャリー(Jim Carrey)主演で『Bruce ALMIGHTY(邦題:ブルース・オールマイティ)』というコメディ映画が全米で大ヒットした。モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)扮する神が、ジム・キャリー扮するアメリカはニューヨーク州バッファローのローカルテレビ局でレポーターとして働くブルースに神の力を与え、そのブルースが大騒動を繰り広げるというストーリーだった。わたしはなんとなくこの作品を映画館で観たのだが、妙な笑いにはまってしまい好きになった。スティーブ・カレル(Steve Carell)扮するブルースのライバル、エヴァン・バクスターの原稿読みのシーンはいつ観ても堪えきれず笑ってしまう。
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ゾーイ・カサベテス監督、パーカー・ポージー主演(55点)
『ブロークン・イングリッシュ』という映画を観に行った。はじめこの映画のことを、アメリカ人が外国から来た人と恋に落ちる陳腐なラブストーリー程度にしか認識しておらず観るつもりはなかったのだが友人の誘いで観に行った。そしたらポスターの雰囲気とは裏腹に、意外と笑いどころも多々あり、ラブストーリーというよりもセンスのあるコメディとして成立していた。
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