チャーリー・ウィルソンズ・ウォー - 岡本太陽

冷戦終結に導いた張本人を描く実話を基にした映画(75点)

© 2007 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 アメリカ下院議員チャーリー・ウィルソン。彼はプレイボーイとして知られているが、彼にはもう1つの逸話がある。それは彼が冷戦を終結に導いた張本人であるということだ。冷戦とは、資本主義のアメリカ合衆国と、共産主義のソビエト連邦の直接武力を行使しない戦いであった。しかし、40年以上も続いたこの戦いは、1989年12月に地中海のマルタ島にてゴルバチョフとジョージ・H・W・ブッシュの会談によって終結が宣言されたのである。

この映画の批評を読む »

ウォーク・ハード ロックへの階段 - 岡本太陽

コテコテな笑いで展開するコメディ(45点)

 2005年に『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』というホアキン・フェニックス、リーズ・ウィザースプーン主演の映画が公開された。この映画はカントリーミュージック歌手ジョニー・キャッシュの生涯を描いた作品で話題になった。現在、その『ウォーク・ザ・ライン』を少々彷彿させるが、まったく異質のコメディ映画が公開中である。『ウォーク・ハード ロックへの階段』というその映画、架空の歌手デューイ・コックスの波瀾万丈の人生を描いており、これがまた強烈な作品なのだ。

この映画の批評を読む »

ペルセポリス - 岡本太陽

波瀾万丈の人生を生きたマルジャン・サトラピ監督自身のグラフィックノーベルを映画化(90点)

 2007年のカンヌ映画祭で大絶賛されたあるフランス映画がある。イランに住む少女マルジの成長を描いた『ペルセポリス(原題:PERSEPOLIS)』がそれだ。この映画は近年CGによる視覚的にリアリティを追求した作品が多い中、どこかノスタルジックな雰囲気を持つ特徴的なアニメーションである。フランス公開時には大ヒットし、マルジの成長の物語を皆絶賛した。そしてその賞賛の波はとどまるところを知らず、トロント映画祭、ニューヨーク映画祭でも上映された。また、現在ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にもノミネートされている。

この映画の批評を読む »

AVP2 エイリアンズ VS. プレデター - 岡本太陽

地球上でエイリアンとプレデターがバトルを繰り広げる(50点)

 映画史上最もインパクトのあるモンスターに数えられる2つのキャラクターがある。宇宙でシガニー・ウィーバー演じるリプリーを襲うエイリアンと、ジャングルでアーノルド・シュワルツェネッガーと戦うプレデターだ。この人類の敵とも言える2つのモンスターが戦う『エイリアン VS. プレデター』という映画が2004年に公開になった。とんでもないモンスターの共演に人々は湧き全米で初登場1位を記録した。そして今年その続編にあたる『AVP2 エイリアンズ VS. プレデター(原題:ALIENS VS. PREDATOR(REQUIEM)』がクリスマスに公開された。

この映画の批評を読む »

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 - 岡本太陽

ニコラス・ケイジ主演大ヒット映画第2弾(65点)

 80年代初頭には『インディ・ジョーンズ』シリーズや『グーニーズ』に代表される様なアドベンチャー映画が量産された。2000年以降では2004年公開のニコラス・ケイジ主演の『ナショナル・トレジャー』がその流れを汲むものだろう。ニコラス・ケイジ扮する歴史学者のベン・ゲイツが大いなる秘密に包まれた謎を解き明かし、宝探しをするストーリーが子供から大人まで楽しめる映画として大ヒットした。そしてその続編である『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記(原題:NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS)』が公開になった。

この映画の批評を読む »

ぼくの大切なともだち - 岡本太陽

パトリス・ルコントが描く友情の物語(60点)

 パトリス・ルコント。フランスはパリ出身の映画監督だ。『仕立屋の恋』『髪結いの亭主』『イヴォンヌの香り』『リディキュール』『列車に乗った男』等代表作は多数、そして数々の映画賞に輝いている。特に『リディキュール』ではカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した。また日本では『髪結いの亭主』で人気に火がつき、現在もその人気は衰えていない。

この映画の批評を読む »

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 - 岡本太陽

ジョニー・デップ主演、ティム・バートン最新作(90点)

 1979年に、あるブロードウェイミュージカルが上演された。それはスティーブン・ソンドハイム作詞・作曲、ヒュー・ウィーラー脚本によるオペラ調の『スウィーニー・トッド』という作品だ。非常にダークでユニークな作風が話題になった。この作品は日本でも今年宮本亜門演出により公演された。そしてそのミュージカルがジョニー・デップを主演に迎え『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(原題:SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET)』として、映画化された。これは血生臭い復讐の物語だ。

この映画の批評を読む »

君のためなら千回でも - 岡本太陽

マーク・フォースターが世界中で感動を巻き起こした小説を映画化(70点)

 アメリカ在住のアフガニスタン人作家カーレド・ホッセイニの書いた『君のためなら千回でも(原題:The Kite Runner)』という小説がある。この作品は2003年にアメリカで出版になり、300万枚を売り上げる大ベストセラーになった。現在では38カ国以上で出版されている。アメリカに住むアミールが故国アフガニスタンに赴き、過去の自分の犯した罪の償いをするストーリーが世界で感動を巻き起こした。

この映画の批評を読む »

迷子の警察音楽隊 - 岡本太陽

イスラエルとフランス合作の音に突き動かされる温かいコメディ(85点)

 今年のカンヌ国際映画祭、ある視点部門で賞を獲得、そして第20回東京国際映画祭で東京サクラグランプリ(最優秀作品賞)を受賞したイスラエルとフランス合作映画がある。その名は『迷子の警察音楽隊』。エジプトの警察音楽隊が間違って来てしまったイスラエルの小さな街で過ごす一夜の物語だ。

この映画の批評を読む »

アイ・アム・レジェンド - 岡本太陽

ウィル・スミスが地球最後の男を演じる(55点)

 アメリカのSF作家リチャード・マシスンの書いた原題が『I AM LEGEND』という小説がある。この小説は過去に2度映画化された。初代はヴィンセント・プライス主演で1964年公開の『地球最後の男』、そして次の作品は 1971年公開、チャールズ・ヘストン主演の『オメガマン』。この2つは地球がウイルスによって滅び、たった1人、人間として生き残った男の苦悩を描いた映画だった。その、地球に唯一生き残った男の物語の新しいリメイク映画が公開になった。ウィル・スミス主演の『アイ・アム・レジェンド(原題:I AM LEGEND)』である。

この映画の批評を読む »

つぐない - 岡本太陽

キーラ・ナイトレイ主演の本年度ゴールデン・グローブ最多ノミネート作品。(85点)

 イアン・マキューアンという英国人作家がいる。彼は1998年の処女作『アムステルダム』で一躍有名になった。そして続く『贖罪』でも多くの賞を受賞している。この彼の『贖罪』が映画化され、今年のヴェネツィア国際映画祭でオープニングを飾った。キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ主演による『つぐない(原題:ATONEMENT)』という作品だ。

この映画の批評を読む »

ライラの冒険 黄金の羅針盤 - 岡本太陽

主人公がパラレルワールドを旅する冒険ファンタジー(70点)

 現在全米で物議を醸している映画がある。『ライラの冒険 黄金の羅針盤(原題:THE GOLDEN COMPASS)』というイギリス人作家フィリップ・プルマンの小説を映画化したファンタジー作品だ。あるキリスト教の団体等はこの映画が反キリスト教を彷彿させる内容で、無神論を推進するものだとして、ボイコットを呼びかけている。この映画は小説同様、3部作の1作目。そして2作目以降は『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』と続く、主人公がパラレルワールドを旅する冒険ファンタジーだ。第1作目の『黄金の羅針盤』では11歳の少女ライラ・ベラクアが主人公だ。

この映画の批評を読む »

STARTING OUT IN THE EVENING - 岡本太陽

名優フランク・ランジェラ主演映画(70点)

 フランク・ランジェラという俳優がいる。舞台ではトニー賞を2度も受賞しており、映画でも2005年に全米公開された『グッドナイト&グッドラック』での演技を高く評価された。背が高く貫禄のある60代半ばの渋い俳優である。助演でよく見かける彼だが、今秋公開の『STARTING OUT IN THE EVENING』というインディペンデント系映画に主演している。彼は老年の小説家を演じる。

この映画の批評を読む »

JUNO/ジュノ - 岡本太陽

インディペンデント界の新しいヒロインが誕生したジェイソン・ライトマン最新作(85点)

© 2007 TWENTIETH CENTURY FOX

 妊娠をテーマにした映画は今年いくつか公開された。有名なところだと、ジャド・アパトウの『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、エイドリアン・シェリーの『ウエイトレス?おいしい人生のつくりかた?』がある。そしてまた1つ『X-MEN:ファイナルデシジョン』『ハード・キャンディ』のエレン・ページ主演で新しい妊娠ものの映画が公開された。タイトルは『JUNO/ジュノ(原題:JUNO)』という。

この映画の批評を読む »

コッポラの胡蝶の夢 - 岡本太陽

巨匠フランシス・フォード・コッポラ10年振りの監督作品(85点)

 例えば、年老いて体に不自由をきたし、いろいろとやりたいことが出来なくなっている時に、突然20代、30代の若さを取り戻したらどうするだろう。老いの為に半ば諦めていた事が出来る様になるとしたら…

この映画の批評を読む »

【おすすめサイト】