リュディヴィーヌ・サニエ主演、エレガントなブラックコメディ(65点)
フランス映画『A GIRL CUT IN TWO(原題:La Fille coupe’e en deux)』はクロード・シャブロルの豊かな感性溢れる映画だ。ジャン・リュック・ゴダール、ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォーらとも親交のあった1930年生まれのシャブロル監督は今も現役で映画を作り続けている。映画を作る事がライフワークとも言える彼の新作はエレガントで美しいコメディに仕上がっている。
リュディヴィーヌ・サニエ主演、エレガントなブラックコメディ(65点)
フランス映画『A GIRL CUT IN TWO(原題:La Fille coupe’e en deux)』はクロード・シャブロルの豊かな感性溢れる映画だ。ジャン・リュック・ゴダール、ジャック・リヴェット、フランソワ・トリュフォーらとも親交のあった1930年生まれのシャブロル監督は今も現役で映画を作り続けている。映画を作る事がライフワークとも言える彼の新作はエレガントで美しいコメディに仕上がっている。
ベトナム戦争映画をパロディったサバイバルコメディ!(80点)
1970年代、80年代には『ディア・ハンター』『地獄の黙示録』『フルメタル・ジャケット』『プラトーン』『カジュアリティーズ』等ベトナム戦争を題材にした代表的な映画が多く作られた。そして誰しもそれらの忘れられないシーンが記憶に残っているはず。2008年夏は『ダークナイト』フィーバーが押し寄せた。新しいバットマン映画の熱がようやく治まりを迎えつつある今日、ベトナム戦争を題材にした映画をパロディしつつ、全くオリジナルのストーリーのユニークな映画が公開された。その映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦(原題:TROPIC THUNDER)』は今夏最後の切り札だ。
人間嫌いが人間嫌いを求める!?(85点)
真夜中のキスは何かが違う。その特別なキスは唇が触れ合った2人に魔法をかける。人は出会い、そして真夜中の甘くてちょっとほろ苦いキスを探し求める。例えば、バレンタインデー。シングルという身分が窮屈に感じてしまうそんな日は男女問わず出会いを求める。アメリカでは大晦日の日は1人で新年を迎えたくない人がmatch.com(出会い系サイト)やcraigslist(総合掲示板)を利用し、その利用者数はいつもの3倍に上るという。映画『IN SEARCH OF A MIDNIGHT KISS』はインターネットを通じて出会った男女の大晦日の1日を追うロマンティックコメディだ。
話題の劇場版アニメ・スター・ウォーズ登場!(40点)
2003年から2005年までテレビ放映されていたアニメーションの「スター・ウォーズ」。それはスター・ウォーズファンを納得させる内容の作品で人気を博し、アニメ版を観たジョージ・ルーカスがその映画化を提案。そして2008年夏、テレビ版と同じタイトルの映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(原題:STAR WARS: THE CLONE WARS)』が誕生した。このアニメ版にはアンソニー・ダニエルズ、クリストファー・リー、サミュエル・L・ジャクソン等、実写版からの俳優達も数人参加している。
14年間の刑期を終え出所した24歳の青年に起きる悲劇を描く物語(75点)
例えば、殺人で刑務所に入れられていた人が出所した場合、その人に対しどういう感情を抱くだろうか。嫌悪感を丸出しにするか。何事もなかったかの様に接するか、それとも関わりを持たない様にするか。そういった疑問に対し、淡々と物語を綴る映画がイギリスからやって来た。その映画『BOY A』はイギリスの小説家ジョナサン・トライゲルの同名小説を映画化した作品で、2007年のトロント映画祭でプレミア上映された。
助演ジェームズ・フランコが最高に輝く男の友情を描くコメディ(70点)
昨年、勢いのあったコメディ映画に『スーパーバッド童貞ウォーズ』がある。この映画は、現在アメリカのコメディ映画界を席巻しているジャド・アパトウが製作を務めた作品で、特に若者達の間では社会現象にもなった。その脚本を書いたのは映画に出演もしていたセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグ。その彼らが再び脚本を担当した映画が昨年のヒット作から1 年後の2008年夏公開を迎える。その映画『スモーキング・ハイ』は『スーパーバッド』同様コメディ風の男の友情映画だ。また本作の製作はジャド・アパトウが務める。
◆サンダンス映画祭グランプリ、人々を突き動かす痛烈で優しい母親の物語(90点)
今日、母親が我が子に危害を加えたり、殺害したりという悲しいニュースを聞く事がある。それでもやはり体を痛めて産んだ子供へ対する母親の愛情というものは世界中どこへ行っても計り知れない程深いものだ。母の愛は優しくそして強い。そしてここに生活していくのが困難な状況下で、我が子に愛を惜しまない母親の物語が誕生した。女性監督コートニー・ハントの初長編映画作品『フローズン・リバー』は言葉を失う程痛くそして優しい物語だ。
1974年にワールド・トレード・センターで感動的な伝説を作った男の物語(90点)
1974年8月7日、フランス人のフィリップ・プティがマンハッタンの空に姿を現した。彼はワールド・トレード・センターのツインタワーを鉄のワイヤーで綱渡りしたのだ。フィリップ・プティはその後ニューヨークの警察に逮捕されるのだが、これはニューヨークの最もクレイジーでおかしな事件の1つとして知られている。
ジェット・リーが悪役で出演するシリーズ第3弾!(40点)
スティーブン・ソマーズが監督し世界的に大ヒットを記録した1999年の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』と2001年の『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』。ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズ演じるリックとエブリンの恋模様も描くアドベンチャー映画で、特にレイチェル・ワイズには注目が集まり、後2005年に出演した『ナイロビの蜂』でアカデミー助演女優賞を獲得した。
『マシニスト』のブラッド・アンダーソン監督最新作のスリラー!(65点)
『セッション9』や『マシニスト』の監督として知られるブラッド・アンダーソン。彼は1998年の『ワンダーランド駅で』で注目され、主にサスペンス・スリラーを得意とする。特に『マシニスト』ではクリスチャン・ベールの激痩せが話題になり、この作品は強烈な印象を残した。そのアンダーソン氏が2004年の『マシニスト』以来、新しい作品を発表した。『TRANSSIBERIAN』と呼ばれるこの映画には、ウディ・ハレルソン、エミリー・モーティマー、ベン・キングスレーが出演している。『マシニスト』のヒットが今回の豪華出演陣を実現させた。
モルダー&スカリー!全世界大人気のテレビシリーズの映画版第2弾登場!(65点)
科学では説明の付かない超常現象をテーマにしたアメリカのテレビシリーズ『Xファイル』。超常現象に対し肯定的なFBI捜査官フォックス・モルダーと同じくFBI捜査官で超常現象に対し疑いを持つダナ・スカリーのコンビが活躍し、このドラマは世界中で人気を博した。
◆ABBAの曲で大人気ブロードウェイミュージカルをメリル・ストリープ主演映画化(40点)
現在もブロードウェイ・ミュージカル等で大人気の『マンマ・ミーア!』は、世界各国で既に3千万人以上の客を獲得している。このミュージカルのスタイルはミュージカル用に曲を書き下ろしたのではなく、既存の曲を並べ全編構成されているので、ジュークボックス・ミュージカルと呼ばれている。スウェーデンのポップグループABBAのヒット曲をメルビン・フランク監督、ジーナ・ロロブリジーダ主演の1968年の映画『想い出よ、今晩は!』のストーリーにのせている。
死んだはずの妻から8年後に突然メッセージが届く。切ないミステリー作品。(70点)
ギヨーム・カネ。1973年生まれのフランス人の若い俳優だ。ダニー・ボイルの『ザ・ビーチ』やマリオン・コティヤールと共演した『世界でいちばん不運で幸せな私』に出演している。俳優としての認知度の高い彼だが、カネが監督業に乗り出した2作品目が公開を迎える。それは『TELL NO ONE(原題:Ne le dis a` personne)』というハーラン・コーベン原作小説『唇を閉ざせ』を映画化したミステリー・サスペンスだ。この作品はセザール賞を4部門受賞している話題作だ。
死んだ夫からラヴレターが届く!?ヒラリー・スワンク主演の人生再生物語(25点)
ヒラリー・スワンクというと『ボーイズ・ドント・クライ』と『ミリオンダラー・ベイビー』で2度アカデミー主演女優賞を受賞した演技派女優として知られている。近年も『ブラック・ダリア』や『フリーダム・ライターズ』等の話題作に出演し、その存在感は衰える事がない。ヒラリー・スワンクが出演する映画を思い浮かべてみると、ロマンティック・コメディや女性客を狙った作品があまりない事に気付くと思うが、そんな彼女に異変が!『P.S.アイラヴユー(原題:P.S. I Love You)』というアイルランド人作家セシリア・アハーンの同名小説を映画化したもろに女性客狙いの作品に出演したのである。
ジュール・ヴェルヌ原作「地底探険」を基にした実写3D映画(25点)
「八十日間世界一周」、「海底二万マイル」、「十五少年漂流記」の作者として知られるSFの父ことジュール・ヴェルヌ。実に多くの人に愛されている彼の作品の中に「地底探険」がある。これはアメリカが制作した1959年のヘンリー・レヴィン監督、パット・ブーン、ジェームズ・メイソン出演の『地底探険』を始め、ヴェルヌの祖国フランス以外でも映画化がなされ、時にはアニメ化もなされている人気の高い作品だ。そのヴェルヌの「地底探険」が実写3D映画『センター・オブ・ジ・アース(原題:JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH)』として2008年夏スクリーンに登場する。主演には『ハムナプトラ』のブレンダン・フレイザーを迎えており、この新作は冒険映画でかつコメディ要素のある映画であることが伺える。