『サイコ』の制作秘話が明らかに! もうひとりのヒッチコック、 妻・アルマの愛に涙、涙です。
(C)2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
ヒッチコックと言えば、ユーモラスなイメージがありますが、本人は、かなり、神経質で困ったちゃんな所もあったようです。
それを支えたのが、もうひとりのヒッチコック、アルマでした。
1959年7月8日。シカゴで開かれた『ワールド・プレミア』で新作『北北西に進路を取れ』が大反響だったので、アルフレッド・ヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)は、上機嫌でした。
ところが、「もう、60歳なのですから、そろそろ、引き際では?」という記者のぶしつけな質問に腹を立てます。46作品を世に送り出し、サスペンスの巨匠と称えられていても、引退する意志など全くなかったからです。
「意表を突く映画を撮りたい」と実在の大量殺人鬼エド・ゲインの物語『サイコ』に目をつけますが、最初は、妻・アルマ(ヘレン・ミレン)も余りいい顔をしません。
説得の末、アルマは、なんとか、乗り気になりますが、配給会社に出資を断られて……。
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母の息子への愛がせつないサスペンス(点数 90点)
(C)Shadow Dancer Rights Limited / BBC / The British Film Institute / Wild Bunch 2012
母の息子への愛を描いた映画と言えば、たいてい涙、涙の感動ものと相場が決まっていますが、本作はちょっと違います。
息子のために母がスパイになることを強要されるので、いつ、味方にばれるのかとドキドキしてしまうサスペンスなのです。
1993年の北アイルランド。幼い頃にIRA(アイルランド共和軍)と英国警察の発砲事件で弟を失ったコレット(アンドレア・ライズブロー)は家族すべてがIRAのメンバーで、緊迫した日々の中、ひとり息子を育てていました。
ある日、ロンドンでの爆破未遂で逮捕された彼女は、MI5(イギリス情報局保安部)の捜査官・マック(クライヴ・オーウェン)にふたつの選択肢を示されます。
「25年の刑に処され、息子とも会えず刑務所に入る」か「家族・友人らを裏切り、内部情報をMI5に渡す」か。
コレットは、息子のために、スパイになることを決意しますが……。
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最も美しいイタリア映画と評された、出会いのすばらしさを描いた名作です!(点数 90点)
(C)2011 Jolefilm S.r.l.- Aternam Films S.a.r.l – ARTE France Cinema
4月は、新しい出会いの季節。わくわくドキドキしてしまいますね。
出会いのすばらしさを再認識させてくれる珠玉のラブストーリーです。
「小さなヴェニス」と呼ばれるラグーナ(潟)に浮かぶ漁師町・キオッジャ。
中世さながらの建物の中、シュン・リー(チャオ・タオ)は、国に残した8歳の息子を呼び寄せるため、小さな酒場「オステリア」で働いていました。
語呂合わせが得意なことから、「詩人」と呼ばれる常連客のペーピ(ラデ・シェルベッジア)と出会い、異国人ゆえの互いの孤独を慰め合うようになりますが……。
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甘いだけの癒されガールズムービーじゃ、ありません。25歳以上の女子、必見ですっ!(点数 100点)
(C)2012 映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」製作委員会
すーちゃん(柴咲コウ)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)は、かつてのバイト仲間。
10数年たった今でも、彼女たちの友情は続き、ピクニックに行ったり、ご飯を食べたりしています。
料理好きでカフェ勤務のすーちゃんは、近頃、職場のマネージャー(井浦新)が気になり、OA機器メーカー勤務のまいちゃんは、不倫中。
WEBデザイナーのさわ子さんは、母とふたりで、ねたきりの祖母の介護に追われていますが……。
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敵は、30年後の自分っ!?(点数 90点)
Copyright 2011, Looper, LLC
未来や過去の自分と出会う。
そのことにより、人生がよい方向に進んでいく。
ブルース・ウィリス演じる独身オトコが、40歳目前に、8歳の自分と出会って、人生をやり直していく作品『キッド』は、その好例です。
でも、もし、未来からきた自分と戦うことになったら?
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元CIAのツンデレオヤジ、再びっ!(点数 85点)
(C)2012 EUROPACORP – M6 FILMS – GRIVE PRODUCTIONS
前作『96時間』では、パリで誘拐された愛娘・キム(マギー・グレイス)を救出するため、CIA時代に身につけた超人的な特殊能力を発揮し、バリバリのアクションを披露したブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)。
元妻は再婚していますが、娘との関係は少しよくなり、車の運転を教えたり、穏やかな毎日を送っていました。
妻が再婚相手とうまくいっていないと知り、家族の絆を取り戻そうと、トルコのイスタンブールへの旅行を計画しますが……。
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『ロード・オブ・ザ・リング』の世界、再びっ!(点数 95点)
(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
思えば、『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフ王子にボンノーしたのがオーランド・ブルームとの出会いでした。さらりとした長い金髪が似合いすぎる美貌にひとめぼれ。あの金髪がヅラで、地毛が黒髪巻き毛だと知ったときの衝撃は、今でも憶えています(笑)。
そんな懐かしい『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジーの世界が、帰ってきました。
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「女装娘」って、知っていますか?!(点数 85点)
(C)2012「僕の中のオトコの娘」製作委員会
謙介(川野直輝)は、大学卒業後に、就職するも、仕事が上手く行かず、衝動的に自殺を図り、引きこもってしまいました。
以来、5年間、理解ある父親(ベンガル)と姉(中村ゆり)のおかげで、自堕落な送っていた彼ですが、ネットで女装を好む男性「女装娘(じょそこ)」の存在を知り、気になり始めます。
やがて、カリスマ的存在の女装娘・カレン(草野康太)とメールで交流を始めた彼は、女装という未知の世界に足を踏み入れていきますが……。
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40歳と21歳のせつない純愛にときめいちゃいます。(点数 90点)
(C)Film Front 2011
「婚外情事」に関する論文を準備中の大学教授・ヘジョン(チャン・ソヒ)は、40歳。
夫との関係は、冷めきっていますが、世間体から理想の夫婦を演じています。
ある日、ヘジョンの研究室に論文作成の助手として、21歳の男子学生・ウサン(チョン・ソグォン)がやってきました。
ヘジョンは、若くて魅力的な上、礼儀正しいウサンに、惹かれます。
「婚外情事」を経験した女性たちの赤裸々な体験談を取材するうちに、その想いはどんどん高まっていって……。
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祝イーストウッド、俳優復帰! 『グラントリノ』よりさらに偏屈老人に涙!(点数 90点)
(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
ガス・ロベル(クリント・イーストウッド)は、データ全盛時代に
コンピュータを使わず、自分の感覚で仕事をするメジャーリーグのスカウトマン。
そんな彼を球団はお払い箱にしようとしていました。
視力が衰えても、スカウトマンとしての自信は失っておらず、キャリア最後のスカウトの旅に出ますが……。
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現役モデルたちのキラキラガールズ・ムービーにときめいちゃう!(点数 90点)
(C)2012 F.S.フィルムパートナーズ
モデルにあこがれたこと、ありませんか?
キレイでお洒落な服を着て、スポツトライトの中を歩くきらきらな自分。
きらびやかなイメージが先に立つけど、案外、モデルの実態って、
知りませんよね。
女子なら一度はあこがれるモデル業界に鋭く光をあてた作品です。
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ワイルドな男たちの昭和筋肉祭り! さあ、ご一緒に、わっしょい!(点数 80点)
(C)2012 Barney’s Christmas, Inc.
80年代は、アクションスターの宝庫でした。
スタローンに、シュワちゃんにヴァンダム。セガール兄貴もいたよね。
そんな往年のファンたちは、前作『エクスペンダブルズ』で
懐かしい顔ぶれに、狂喜乱舞したはず。
さらにパワーアップして、パート2が登場って、うれしすぎます。
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広末涼子の演技に胸キュンっ! 堺雅人のダメ男っぶりと香川照之のラブリィさにときめく!?(点数 95点)
(C)2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
伏線とどんでん返しがてんこ盛りになっている作品が大好きです。
だから、内田監督の劇場デビュー作『運命じゃない人』には、完全にノックアウトされました。
この作品もプロットがよく練られていて、めちゃくちゃ楽しいです。もう、笑いっぱなし。
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四つどもえのコカイン争奪戦! ノアールとアクションの融合が見事です。(点数 85点)
(C)Chic Films – PTD – Saga Film
実生活では、殴ったり、殴られたりする機会は少ないから、(あったら怖いけど)、テンポのいいアクションものって、好き。
実生活では、シンプルな方がいいけれど、映画は細かく伏線が張られ、大どんでん返しの数々が好き。
ダブルのアイスクリームみたいに、そんなふたつの要素が楽しめるのが、本作です。
車が襲われ、大量のコカインが強奪されます。犯人は、なんと! ふたりの刑事。
ドラッグの転売を企んだ犯行でしたが、首謀者の刑事・ヴァンサン (トメル・シスレー)は、腹部を刺され、傷を負ってしまいます。
その直後、別れた妻から「一人息子のトマと連絡がとれない」という電話が入って……。
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かなり悲惨な状況なのに、クスリと笑わせてくれるのがすごい。きれい事じゃないリアルさに号泣!(点数 95点)
(C)2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP
実話を元にした映画って、ちょっとずるいトコがありませんか?
「この作品を観て感動しないなんて、人でなしかも」という匂いがさりげにするから。
「感動間違いなしっ!」といわれると、少し身構えてしまう自分。
でも、この作品には、負けました。かなり悲惨な状況なのにみていて、クスリと笑ってしまうほどユーモアが効いているから。
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