◆ティム・バートンが生み出した新しいアリスの冒険物語(30点)
ルイス・キャロル著のあまりにも有名な小説『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』(1951年には2つの物語を絡めたディズニーが映画『ふしぎの国のアリス』が公開)の続編にあたるディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド(原題:ALICE IN WONDERLAND)』は前2作のアイデアを継承し、鬼才ティム・バートン監督と、多くのディズニーアニメ映画の脚本を手掛けたリンダ・ウールヴァートンによって作られた新しいアリスの物語。今回のアリスは多感な19歳で、物語は彼女の不思議な冒険ではなく、彼女の内面により焦点が当てられる。よって本作はアリスが彼女自身が何なのかを探る成長物語となっているのが大きな特徴だ。
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◆西田美和の演技ができていないため、作品自体が冗談のようになってしまっている(20点)
独身の40歳、倉田美和(西田美和)は、アイスショーなどで活躍するかたわら後進の指導にもあたっているプロフィギュアスケーター。ある日、元恋人の子供をあずかったことから、人生が動き始める。彼女は20年前に一度捨てた「オリンピックに出場する!」という夢を叶えるべく、再びフィギュアスケートの競技に取り組み始めた……。
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◆大事件! これはフェリーニの『8 1/2』に対する侮辱だ!(3点)
例えば、誰かに好きな映画は何かと聞かれたら、映画好きの多くがフェデリコ・フェリーニの『8 1/2』をその1つに挙げるだろう。それは製作年から40年以上たった今でも人々に愛され続けている世紀の作品であり、1982年にはブロードウェイミュージカル化もされ(2003年にはリバイバル上演された)、巨匠の魂は形を変えながらも時代を越え受け継がれている。『8 1/2』を基にした『NINE/ナイン(原題:NINE)』は『シカゴ』『SAYURI』で知られるロブ・マーシャル監督最新作。舞台出身の監督なだけに本作は『シカゴ』同様ミュージカル映画となっているのだが、これは衝撃的な事件だ。傑作が汚されてしまった。
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◆エイリアンによる誘拐を題材にした残念な映画(10点)
ドキュメンタリーとフィクションがスクリーン上で所どころ同時に進行するというスタイルをとった映画『THE 4TH KIND フォース・カインド(原題:THE FOURTH KIND)』。2000年に実際にあったアビゲイル・タイラー博士にまつわる事件の一部始終を、ビデオ撮影された『ブレアウィッチ・プロジェクト』の様なドキュメンタリー的映像として見せ、それを基に制作されたミラ・ジョヴォヴィッチがタイラー博士に扮するストーリーはビデオで撮影されていなかった裏の出来事を描いてゆく。そのトリックによる効果が人々の恐怖心と好奇心を煽る事を期待した本作だが…。
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◆マヤ暦の終わりにヒントを得たとんでもないディザスタームービー!(20点)
ローランド・エメリッヒの新作が出ると聞いたら観ないわけにはいかない。エメリッヒは『インデペンデンス・デイ』『GODZILLA』『デイ・アフター・トゥモロー』等、金のかかったトンデモ映画を作り続けるドイツ人映画監督で、昨年の『紀元前1万年』も事実無根のエピソードを入れ人々を唖然とさせた。特に批評家ウケの良くない彼だけに、一体どれ程ヘンテコリンな内容になっているのかと興味津々で、彼の新作映画『2012』を観たが、これがまたエメリッヒらしさ溢れるというか、ある意味期待を裏切らない強烈なものだったのだ。
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◆地上最悪のエキスパート・チーム!(20点)
今年の夏の超大作映画において、『スター・トレック』はファンを納得させる出来で大ヒット、『トランスフォーマー』は前作を上回るド派手さが映画を記録的大ヒットに導いた。これらの映画は基となるTVシリーズやフィギュアを新しい世代のために現代的要素を取り入れ上手に興行的に成功した良い例であろう。そこへ来て、期待されていた実写映画『G.I.ジョー(原題:G.I.JOE: THE RISE OF COBRA)』はまるで悪夢。これを公開する事にOKが出たのかさえ謎だ。本作は米TVアニメ「地上最強のエキスパート・チームG.I.ジョー」を基にしているが、特にアニメを観て育った世代が泣いている姿が目に浮かぶ。
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◆ある意味凄いが、もう滅茶苦茶なロボット映画(30点)
いくつものミサイルが空を飛び、無数の爆弾があちこちで爆発。マイケル・ベイ監督は巨大ロボットが地球上で戦闘を繰り広げる中で無理矢理に友情、恋愛、家族愛を描く。予算2億ドルを掛けた超大作『トランスフォーマー/リベンジ(原題:TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN)』は馬鹿を通り越した滅茶苦茶な映画だ。それから前作でも同じだったが、ロボットの動きが速過ぎて、彼らの見た目が良く分からない上、カメラの動きも速過ぎて、スクリーン上で一体何が起こっているのか把握しにくいのはどうにかならないのだろうか。目を鍛えれば良い?
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◆殺し屋としてのポリシーや威厳、美学がまったく感じられない(30点)
舞台はタイのバンコック。自分に課したルールを遵守しながら、暗殺者としてこれまで完璧に仕事をこなしてきたジョー(ニコラス・ケイジ)だったが、暗殺者としての能力が低下する前に引退しようと、ある組織から最後の仕事となる4件の暗殺依頼を受ける。ジョーは地元のチンピラのコン(シャクリット・ヤムナーム)を手下に雇うが……。
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◆失笑・・・・(20点)
残念だ。。。
久しぶりに悲惨な作品に当たってしまいました・・・。
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◆エロスだけが取り柄の良い意味で意味不明な内容の作品となった。(30点)
深夜の成人向けバラエティー番組「奇怪レポート ミニスカ探検隊」の撮影を静岡のとある湖で敢行したが、突然の雨でレポーターのマミ(日高ゆりあ)とスタッフら四人は近くのペンションで宿泊することになる。だが、そこには不思議な美女という感じの女主人の麗美(麻美ゆま)が一人で住んでおり、一行に食事の世話等をしてもてなした。そんな彼女の真の正体は、男たちを誘惑し、精気を吸い尽くして生きる妖女セイレーンであり、ペンションにたった一人残ったカメラマンの山田が彼女の性の餌食となり、他の男たちも山田と同じ目に遭うこととなる。
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少林少女 - スタッフ古庄
◆笑えないっ!!・・(25点)
爆笑できると期待して観にいったのにとんだ肩透かしをくらっちゃいましたよ・・全く笑えなかったですね(涙)。。
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◆・・・(12点)
はっきり言って全然面白くない。。(涙)観終わった後、心に残るものが何もないっ!!※好きな方すみません(汗;)一緒に行った相方は爆睡してました。。。
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◆ダナ・カーヴィギャグを楽しめる人なら、評価は一変だが(30点)
アダム・サンドラー(製作総指揮)が、敬愛する先輩コメディアンのダナ・カーヴィ(主演)に、持ちネタを心おきなくスクリーン上でやらせてあげたコメディ映画。
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◆年間ワーストクラスの支離滅裂な駄作だが、だからこそ必見(5点)
高見広春の、抜群に面白い小説『バトルロワイアル』の世界観を使い、オリジナルストーリーで作ったPART2。前作に引き続いて監督した深作欣二が製作途中で亡くなり、息子さんが監督を引き継いで完成させた。
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◆20億円もかけたのに……(30点)
日本映画界の巨匠、篠田正浩監督の引退作品。邦画としては最大級の、20億円もの製作費と、10年にわたる構想を経て完成した大作である。
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