涙と笑いは紙一重。この人生もきっとそう。(点数 80点)
(C)2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved.
最愛のパートナーを喪った男女が、苦しみを乗り越えて人生を取り戻すストーリー。
物語の冒頭で主人公が精神病院を退院するシーンで始まるのだが、この男は躁鬱病なのだ。
主人公が鬱になっているシーンは作品中には無かったようだが、躁状態のシーンが結構リアル。不眠の状態で夜通し本を読み続け、夜中に両親を叩き起こして思いつくままに感想をしゃべり続けるシーンはやはりリサーチしてシナリオを作っているように思う。結構リアリティがあった。
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これを見ると子供が欲しくなる(点数 90点)
(C)2012 Lions Gate Films Inc. and Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.
映画というのは、前評判や予備情報よりも直感で選ぶのが一番。
あくまでも、私の場合の映画選択の法則ですがですが、
またもや直感が当たりました!
先日、時間が空いたので渋谷で何か一本見ようと思って、
キャメロン・ディアス主演のコメディということで、
この映画に決めたら見事に的中です。
大いに笑えて、最後には泣ける。
実にアメリカ映画らしいコメディ。
この手のコメディ映画は、私は大好きです。
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『ロード・オブ・ザ・リング』の世界、再びっ!(点数 95点)
(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
思えば、『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフ王子にボンノーしたのがオーランド・ブルームとの出会いでした。さらりとした長い金髪が似合いすぎる美貌にひとめぼれ。あの金髪がヅラで、地毛が黒髪巻き毛だと知ったときの衝撃は、今でも憶えています(笑)。
そんな懐かしい『ロード・オブ・ザ・リング』トリロジーの世界が、帰ってきました。
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究極の密室型アクション映画(点数 80点)
(C)2011 EUROPACORP
あまり話題にもなっていませんが、
リュック・ベッソン監督が『フィフスエレメント』以来
約15年ぶりにSF映画に挑んだ作品というので、
見ないわけにはいきません。
この映画を見てある作品が思い出されました。
私の大好きな作品なのですが、
ジョン・カーペンター監督の『ニューヨーク1997』です。
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親子の絆の体裁を取りつつ、人の絆の強さを描く傑作(点数 89点)
(C)2011 PCF STARBUCK LE FILM INC.
今では中年となった主人公のダヴィッドが若かりし頃に、病院に提供した精子によって結果的に500人を超える子供たちの父親になっていたことが後の民事訴訟で明らかになるユーモアたっぷりのカナディアンコメディ。『素晴らしき哉、人生!』、『クリスマスキャロル』のように、主人公がもうひとつの“if”の世界を見つめながら父親としての自覚を持つに至るまでの過程がユーモラスで過去の名作に比肩するだけの風格を保持している。
浅い絆を象徴する遺伝子を提供するだけの親子関係なのに、最も深い絆を描く監督の手腕は見事だ。
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「女装娘」って、知っていますか?!(点数 85点)
(C)2012「僕の中のオトコの娘」製作委員会
謙介(川野直輝)は、大学卒業後に、就職するも、仕事が上手く行かず、衝動的に自殺を図り、引きこもってしまいました。
以来、5年間、理解ある父親(ベンガル)と姉(中村ゆり)のおかげで、自堕落な送っていた彼ですが、ネットで女装を好む男性「女装娘(じょそこ)」の存在を知り、気になり始めます。
やがて、カリスマ的存在の女装娘・カレン(草野康太)とメールで交流を始めた彼は、女装という未知の世界に足を踏み入れていきますが……。
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40歳と21歳のせつない純愛にときめいちゃいます。(点数 90点)
(C)Film Front 2011
「婚外情事」に関する論文を準備中の大学教授・ヘジョン(チャン・ソヒ)は、40歳。
夫との関係は、冷めきっていますが、世間体から理想の夫婦を演じています。
ある日、ヘジョンの研究室に論文作成の助手として、21歳の男子学生・ウサン(チョン・ソグォン)がやってきました。
ヘジョンは、若くて魅力的な上、礼儀正しいウサンに、惹かれます。
「婚外情事」を経験した女性たちの赤裸々な体験談を取材するうちに、その想いはどんどん高まっていって……。
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父と娘の和解物語(点数 90点)
(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
父と子の確執は、そんなに珍しいことではありません。
どこにでもあることなのです。
だから、あなたが父親との確執を抱えていたとしても、
落ち込む必要はありません。
クリント・イーストウッドの4年ぶりの主演作
『人生の特等席』を見ました。
イーストウッド作品は、監督作も主演作もハズレなし。
老いてますます盛ん。
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祝イーストウッド、俳優復帰! 『グラントリノ』よりさらに偏屈老人に涙!(点数 90点)
(C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
ガス・ロベル(クリント・イーストウッド)は、データ全盛時代に
コンピュータを使わず、自分の感覚で仕事をするメジャーリーグのスカウトマン。
そんな彼を球団はお払い箱にしようとしていました。
視力が衰えても、スカウトマンとしての自信は失っておらず、キャリア最後のスカウトの旅に出ますが……。
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夢に向かって突き進む (点数 100点)
時間をおいて、同じ映画を見直すと、非常に大きな発見があります。
特に10年以上も前に見た映画を見直すと、
最初に見た時は気づかなかったおもしろさを発見できるはずです。
それは言い換えれば自己成長であり、物事をより深く、
あるいはより広く見られるようになったことの証(あかし)
といえるかもしれません。
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現役モデルたちのキラキラガールズ・ムービーにときめいちゃう!(点数 90点)
(C)2012 F.S.フィルムパートナーズ
モデルにあこがれたこと、ありませんか?
キレイでお洒落な服を着て、スポツトライトの中を歩くきらきらな自分。
きらびやかなイメージが先に立つけど、案外、モデルの実態って、
知りませんよね。
女子なら一度はあこがれるモデル業界に鋭く光をあてた作品です。
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イラン映画が世界的に評価が高いのもこういう映画があるからこそと納得させられる一品(点数 86点)
(C)kanoon
説明がましい台詞が無く、映像で彼らの心情を表現する技術は秀逸で、詩的な趣きさえある。映画の後半で燃え盛る天然ガスの炎を背景に主人公の少年が氷塊を掲げるシーンは幻想的で、短いカットから多くの意味を含んでいるのはさながら一編の詩のようでもある。
この作品では少年たちが疾走するシーンが多く用いられているのだが、生きることの喜びや苦悩を身体で表現しているように思う。走るシーンに人生の意味が凝縮されているのではないのだろうか。
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銃撃戦と格闘技が見事に融合したインドネシア産のアクション。狭いビル内の設定をうまく使った演出も素晴らしく、傑作と言っていい(点数 90点)。
(C) MMXI PT.MERANTAU FILMS
銃撃戦と格闘アクションは本来、相性のいいものではない。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲」でジェット・リーふんする黄飛鴻が銃弾を着物の裾でさばいたり、「カンフー・ハッスル」でブルース・リャンふんする火雲邪神がピストルから発射された玉を指でつまみとったりした例はあるが、普通はいくら格闘技が強くても、銃で撃たれてはひとたまりもない。
だからこそ、クンフー映画では、なぜか銃は使われず、素手か、銃以外の武器での戦いが描かれるのだ。
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ワイルドな男たちの昭和筋肉祭り! さあ、ご一緒に、わっしょい!(点数 80点)
(C)2012 Barney’s Christmas, Inc.
80年代は、アクションスターの宝庫でした。
スタローンに、シュワちゃんにヴァンダム。セガール兄貴もいたよね。
そんな往年のファンたちは、前作『エクスペンダブルズ』で
懐かしい顔ぶれに、狂喜乱舞したはず。
さらにパワーアップして、パート2が登場って、うれしすぎます。
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白黒の映画にバートン監督の色褪せない想い出が詰まっている。(点数 88点)
(C)2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
愛するものに永遠に生きて欲しいと願うのはだれにでもあることだと思う。
鉄腕アトムはこのフランケンシュタインのストーリーと共通するテーマがある。天馬博士は息子の飛雄を交通事故で失い、その代わりとしてアトムを造った。
ピグマリオンも彫像に恋をして哀れに思ったアフロディーテがその像に魂を吹き込んだのだという。
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