◆偽善者ホイホイ(60点)
和歌山県・太地町で行われているイルカの追い込み漁を止めようとする、反捕鯨活動家たちのアウトローな活躍の姿を、けれん味たっぷりの演出で描いたドキュメンタリー。冗談好きなオスカー会員たちの悪ふざけか何かで、アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した話題作だ。多数の捕鯨反対派へのインタビューと、太地町のイルカ捕殺現場への侵入アクションで構成されている。
◆偽善者ホイホイ(60点)
和歌山県・太地町で行われているイルカの追い込み漁を止めようとする、反捕鯨活動家たちのアウトローな活躍の姿を、けれん味たっぷりの演出で描いたドキュメンタリー。冗談好きなオスカー会員たちの悪ふざけか何かで、アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞した話題作だ。多数の捕鯨反対派へのインタビューと、太地町のイルカ捕殺現場への侵入アクションで構成されている。
◆シリアスに思えるが、中身は確信犯的にユルユルな物語(55点)
日本映画の興収記録を塗り替えてきたシリーズの7年ぶりの最新作は、過去の登場人物総出演の趣で、まるで同窓会か歌舞伎の顔見世興行のようだ。湾岸署を襲った連続殺人事件から7年が経ち、青島刑事は強行犯係係長に昇進、新湾岸署への引越しを一任される。だが、引っ越しの真っ最中に、湾岸署管内で、金庫破りやバスジャック、さらには青島らの拳銃が3丁が盗まれるという事件が次々に発生。特別捜査本部が設置され、管理補佐官の鳥飼とともに青島たちは捜査を開始するが、ついに新・湾岸署が占拠されてしまう…。
◆束縛を嫌い、命令を拒み、短慮であるが、人を楽しませる愛きょうもある。そんなヒロインの、魅力的とは言い難い人間的な素顔に迫る。その過程で彼女が口ずさむ親しみやすいメロディが、見終わった後も耳から離れなかった。(60点)
正しいと思った道理は曲げられない、「心の声」に従って生きるヒロイン。数々の軋轢と挫折、それでも信念を貫こうとする意志の強さは一種変人のようですらある。物語は修道女でありながら自作の歌で世界的ヒットを飛ばした彼女の波乱に満ちた半生を丁寧に追う。束縛を嫌い、命令を拒み、短慮であるが、人を楽しませる愛きょうもある。そんな実在の人物の、あまり魅力的とは言い難い人間的な素顔に迫る。その過程で彼女が口ずさむ親しみやすいメロディが、見終わった後もしばらく耳から離れなかった。
◆スマッシュヒットを放ったおバカコメディの秀作。少々下品だが、ダメ男たちの友情が微笑ましい。(65点)
2日後に結婚式を控えた花婿ダグのためのバチュラー・パーティ(結婚前夜祭)で、親友のフィルとステュ、義弟のアランはラスベガスのホテルでバカ騒ぎする。翌日ひどい二日酔い(ハングオーバー)で目覚めると、部屋はメチャメチャ。さらにダグの姿が消えていた。はたして昨夜何が起こったのか?!
◆マイク・タイソンが本人役で登場し、自慢の一撃をしっかりと披露してくれるので要注目(80点)
全米で大ヒットを記録し、ゴールデングローブ作品賞をも獲得したコメディー作品。トッド・フィリップ監督。
◆血に染まる入り江がわたしたちに伝えんとする事とは何か?(80点)
日本は捕鯨という狩猟文化のある国だ。クジラ資源の保存やクジラの乱獲防止のため、国際捕鯨委員会によって現在捕鯨は厳しく取り締まられている。そもそも捕鯨をする国は世界にそう多くはない。鯨肉が貴重なタンパク源であり、鯨油が生活の糧であった時代とは違い、現在は捕鯨は単なる「伝統」に過ぎなくなってきているというのが事実だ。
◆ベガスで遊んでも、ベガスに遊ばれるな!(70点)
アメリカ映画を観ると、結婚前夜に新郎の男友達が集まってストリッパーを呼んで騒いでいる光景が時々ある。これはバチェラーパーティと言い、男性にとって独身最後のパーティで、羽目を外す事が許される。タイトルに「二日酔い」の意味を持つ映画『ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(原題:THE HANGOVER)』でも30代の3人の男達が友人の為にバチェラーパーティを行う。バチェラーパーティに命を賭ける彼らは遊びの聖地ラスベガスを目指すが、これがなんと花婿失踪という大問題に発展してしまう。