シーサイドモーテル - スタッフ加納

◆始めはバラバラだけど、繋がっていくストーリーにびっくりっ!(45点)

 本作は、岡田ユキオさん原作の別冊漫画ゴラクにて連載されていた「MOTEL」を基に映画化されたものです!

 “シーサイドモーテル”というホテルに偶然泊まっている4組が、それぞれの部屋でそれぞれのストーリーが展開されるのです♪

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告白 - スタッフ加納

告白

© 映画「告白」フィルムパートナーズ

◆命の重さを心の底から考えさせられる映画(85点)

 発行部数70万部を突破し、本屋大賞を受賞した、湊かなえさんのミステリー小説「告白」を映画化したものです。

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ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(うた) - 渡まち子

◆わずか25歳でこの世を去ったロマン派の詩人ジョン・キーツの純愛物語は、プラトニックゆえの官能性に満ちている(65点)

 夭折した天才詩人キーツの恋を描く繊細な恋愛ドラマだ。1818年、ロンドン郊外に若き詩人のジョン・キーツがやってくる。親友のブラウンの家で暮らす彼は、隣家に住む、刺繍やダンスが大好きな娘ファニーと惹かれ合う。詩人として駆け出しのキーツは、評論家の酷評や弟の死、貧しさなどに苦しみながらも、ファニーとの淡い恋の中で、次々に完成度の高い作品を生み出していく。だが、キーツは弟と同じ肺患を患ってしまい…。

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ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(うた) - 福本次郎

◆ヒロインの感情を大きな窓から入る陽光で代弁する映像を見ていると、映画もまた光の恩恵に与るアートであることを改めて認識させられる。そしてそれは、朗読の響きと記された言葉によって補強され、官能の香りさえ帯びてくる。(50点)

 まだ電気がなかった時代、人は窓辺で本を読み文をつづり服を縫っていた。そんなごくありふれた日常の風景なのに、ジェーン・カンピオンの感性を通すと人生における大切な1コマのごときかけがえのない美しさを放つ。ヒロインの喜怒哀楽を大きな窓から採り入れられた陽光が代弁するような映像を見ていると、映画もまた光の恩恵に与るアートであることを改めて認識させられる。そしてそれは、口に乗せた時の響きと手紙に記された言葉によって補強され、禁欲的な愛のはずが逆に官能の香りさえ帯びてくるのだ。

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告白 - 前田有一

告白

© 映画「告白」フィルムパートナーズ

◆真っ黒な爽快感(95点)

 後世になれば、この映画は松たか子の代表作にして最高傑作と呼ばれることになるかもしれない。現時点(2010年6月)における、私が見た中で本年度ベストといえるこの映画を、本サイトで公開前に紹介できなかった事をたいへん申し訳なく思う。(Web以外の原稿等の締切が、70作品分以上集中する緊急事態でした、すみません)

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孤高のメス - 前田有一

孤高のメス

© 2010「孤高のメス」製作委員会

◆娯楽性の高さを主張しないつくり(55点)

 映画「孤高のメス」の原作者・大鐘稔彦は現役医師で、「輸血不可」の教義を持つ新興宗教団体の患者を、無輸血手術で救った実績などで知られている。その小説の映画化となれば、これは「かつてないリアルな医療シーン」を見せ場に持ってくることは最低限のハードル。そして幸い、それはほぼ達成された。医療映画ファンにバカにされない程度のリアリティは、なんとか確保されているといえるのではないか。

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孤高のメス - 福本次郎

孤高のメス

© 2010「孤高のメス」製作委員会

◆医学に対する真摯な使命感に支えられた主人公はまさに絵にかいたようなヒーローだ。彼の、患者の命を救うためには法を犯すことも厭わずあくまで自分の信念を曲げない誠実無私な生き方は、カッコよすぎて非の打ちどころがない。(70点)

 抜群の腕前と知見を持つのに人当たりは柔らかい。難しい手術に率先して挑むのに功名心とは無縁。ただ、医学に対する真摯な使命感に支えられた主人公は、女だけでなく男も惚れる、まさに絵にかいたようなヒーローだ。さらに看護師・助手などの尊敬を一身に集めても絶対に謙虚な態度を崩さない一方で、患者の命を救うためには法を犯すことも厭わず、あくまで自分の信念を曲げない過程はカッコよすぎて非の打ちどころがない。映画は1人の看護婦の目を通して、医師の本分を貫き通した男の誠実無私な生き方に迫る。

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リアル鬼ごっこ2 - 渡まち子

◆山田悠介原作の人気小説を映画化した前作は、思いがけない面白さを持つ小品だった(50点)

 前作のラストのオチから、続編はいくらでも作れそう…との予感はやはり当たった。日本で一番多い姓「佐藤さん」迫害のゲーム・鬼ごっこで勝利した佐藤翼は、謎の独裁者“将軍”が支配する世界で妹の愛や幼なじみの洋たちと共にレジスタンス活動を繰り広げていた。将軍から受けた提案で半ば強制的に鬼ごっこに参加し、必死で逃げ回る中、なぜか翼だけが突然現実世界に戻ってしまう。鬼たちまでも一緒に連れてきてしまった翼は、現実世界でも逃げ回ることになるのだが…。

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告白 - 福本次郎

告白

© 映画「告白」フィルムパートナーズ

◆あらゆる表現術を駆使して心理的リアリティを追求した映像は衝撃に満ち、一瞬の気の緩みを許さない緊張感を孕む。その強烈な磁力は、すでに原作を読んで物語を知っているものでさえスクリーンにくぎ付けにするほど圧倒的だ。(80点)

 ブルーを基調にした無機質なトーンは人間の心の闇を象徴し、「罪を憎んで人を憎まず」の建前を徹底的に否定する。少年法によって罪に問われない年齢の少年であっても確実に邪悪の芽を成長させ、ちっぽけな自己顕示欲を満足させるという歪んだ理由で確信犯で他人を殺そうとする。様々な角度から撮影された短いカットを積み重ね、強調と省略、アップを遠景など、あらゆる表現術を駆使して心理的リアリティを追求した映像は衝撃に満ち、一瞬も気の緩みを許さない緊張感を孕む。その強烈な磁力は、すでに原作を読んで物語を知っているものでさえスクリーンにくぎ付けにするほど圧倒的だ。

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孤高のメス - 渡まち子

孤高のメス

© 2010「孤高のメス」製作委員会

◆医者にとっても患者にとっても希望を与えてくれるヒューマンドラマ(55点)

 何かと問題の多い医学界にあって、実力と人徳を兼ね備えた主人公はまるでスーパーヒーローだ。1989年のある地方都市の市民病院に、外科医の当麻鉄彦が赴任してくる。見栄や体裁ばかりを気にする病院の悪しき体制に不満を感じながらも、優秀な外科医である彼は、困難なオペを成功させ、患者を救うべく全力を尽くし、病院のスタッフの信頼を勝ち得ていく。一方、当麻の存在を疎ましく思う医師もいた。そんな中、病院を支えてきた市長が倒れる。当麻は前例のない成人から成人への生体肝移植をすべきかどうかの選択を迫られるが…。

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シーサイドモーテル - 渡まち子

◆他の部屋の人物との関係性に面白味が薄いので、普通のオムニバス映画といった印象(50点)

 豪華キャストのアンサンブル・ストーリーだが、4つの話の絡み具合が物足りない。辺ぴな山奥にあるモーテルに、偶然11人の男女が集まる。4部屋それぞれの密室で繰り広げられるのは、予測不可能なドタバタ劇だ。インチキ美容クリームを扱うセールスマン亀田と三十路前のコールガールのキャンディの騙し合い。3,000万円の借金から逃げてモーテルに隠れるギャンブラーの朝倉と恋人の留衣の部屋にはヤクザが取立てにやってきてヤキを入れる。マンネリ気味の社長夫婦に、お目当てのキャバクラ嬢を連れ込んだ常連客も。ワケアリの男女が繰り広げる運命の一夜は、はたしてどんな朝を迎えるのか?!

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告白 - 渡まち子

告白

© 映画「告白」フィルムパートナーズ

◆淡々としたモノローグに戦慄を覚える異色ミステリー。レディオヘッドの音楽がレクイエムに聞こえる。(70点)

 とある中学校の終業式の日。1年B組の教室で担任の森口悠子は「私の娘・愛美が死にました。警察は事故死と判断しましたが、このクラスの生徒に殺されたのです」と語り出す。衝撃的な告白に教室内は騒然となるが…。

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殺人犯 - 福本次郎

◆主人公の不安定な精神を延々と再現するという、あまりに手垢のついた表現にウンザリしているときに突然投げ出される衝撃の真実。どんでん返しとはまさにこの展開、禁じ手スレスレのまったく予想外のオチに思わず膝を打った。(50点)

 「もしかして」という疑念と「そんなはずはない」と否定する声が胸の奥で共鳴する。同僚が悲惨な目にあった現場で気を失っていた刑事が、捜査を続けるうちに犯人は自分ではないかという疑いを持ち始める。記憶喪失、妄想、悪夢…、謎が新たな謎を呼ぶ迷宮の中で立ち往生し、途方に暮れる彼の心理状態は壊れそうなほどデリケートに過剰反応していく。映画は、そんな主人公の不安定な精神を延々と再現し、今はやりのサイコホラーの様相を呈していく。そのあまりに手垢のついた表現にウンザリしているときに突然投げ出される衝撃の真実。どんでん返しとはまさにこの展開、禁じ手スレスレのまったく予想外のオチに思わず膝を打った。

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孤高のメス - 町田敦夫

孤高のメス

© 2010「孤高のメス」製作委員会

◆「命のリレー」に感涙するもよし、医学の意義を再考するもよし(60点)

 現職医師・大鐘稔彦の医療小説を『フライ,ダディ,フライ』の成島出監督が映像化。1989年、腐敗した市民病院に赴任した米国帰りの外科医、当麻(堤真一)は、卓越した手技と医療への熱意によってナースや若手医師を感化していく。世話になった市長(柄本明)が肝硬変で倒れると、当麻はまだ法律で認められていなかった脳死患者からの肝臓移植を決断。しかし当麻を快く思わない外科医長の野本(生瀬勝久)は、それを追い落としの口実にしようと目論み……。

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殺人犯 - 小梶勝男

◆人間の心に潜む異常なまでの邪悪さを描くサスペンス・スリラー。連続殺人の残虐な描写の果てに、衝撃のラストが待っている(68点)

 この作品が長編デビューとなるロイ・チョウ監督は、アン・リーの助監督をやった人で、Jホラーの直接的な影響はさほど受けていないという。だが、冒頭から途中までの展開は黒沢清の「叫」(2006)によく似ている。そして後半のどんでん返しは、書くとネタバレになるのでタイトルを書けないが、「ある映画」と全く同じネタだ。「パクリ」なのかと思ったら、監督がこの話の元になる新聞記事を読んだのは2004年という。偶然、同じネタとなったようだ。作品としては「ある映画」の方がよく出来ているが、こちらもなかなか面白い。もし「ある映画」を見ていなかったら、かなり衝撃的なラストだと思う。

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