(70点)
大ヒット映画の続編で一番気になるのは、今度こそ芥川賞を取ると奮起する茶川と、彼を愛する踊り子ヒロミとの行く末だ。新キャラは小粒でインパクトが薄いが、その分安心して見ていられる。母と初恋の人との再会、失った部下など、昭和30年代の復興の気運の中に残る戦争の影を上手く織り込んだ箇所を評価したい。茶川と淳之介の、血縁を介さない家族のつながりが、この物語を現代に絶妙に接続している。
(渡まち子)
(70点)
大ヒット映画の続編で一番気になるのは、今度こそ芥川賞を取ると奮起する茶川と、彼を愛する踊り子ヒロミとの行く末だ。新キャラは小粒でインパクトが薄いが、その分安心して見ていられる。母と初恋の人との再会、失った部下など、昭和30年代の復興の気運の中に残る戦争の影を上手く織り込んだ箇所を評価したい。茶川と淳之介の、血縁を介さない家族のつながりが、この物語を現代に絶妙に接続している。
(渡まち子)