◆スっ飛び映画(60点)
前回に増して・・・?
ホップ・ステップ・ジャーンプッ♪話がスッ飛んでいきますっ!!
原作漫画全22巻を1/3に割ったとはいえ、この超長作を前作・今作ともに2時間半に詰め込んだんですから、そんな文句とても言えませんが、原作を読んだことがない人には話を理解するのが難しいのではないだろうかぁ・・と、ついつい心配してしまう。。 (※私は原作読んじゃいました!)
それに、ストーリー展開のスピード上、コチラも仕方がないことなのですが、映画版は、終始、「"ともだち"が誰なのか、人類滅亡計画を如何に阻止するか」に焦点が絞られており、ストーリーの本筋から枝分かれしたような余談といいますか・・登場人物達の背景を垣間見られるような場面がサックリ削除。
そのため、漫画では「ココ!感動するところなのにぃ!」っと、いいところまでサック【削】。
人間的な情緒が原作に比べちゃうとちょっとドライ?になっちゃって、なんだか寂しい。。。
しかし、そんな寂しさを補うように、すこぶる豪華な俳優人があっちにもこっちにも!あっ!こんなとこにも!! 見つけるのが楽しくなるほどふんだんに起用されている♪
さらに、登場人物をこんなにも忠実に再現してくれてありがとー!!っと思わず叫びたくなるほどのキャスティング☆ 外見・雰囲気はもちろん、衣装まで全て完璧♪
コレにおいては前作に引き続き、今回初登場の人物も申し分なくよかった♪ イメージどおりで大満足♪
漫画を読んだことがある人は、「この役は誰がするのだろう?あの人かな・・この人かな・・」なんて想像するのも楽しいと思う♪
そんな『20世紀少年 -第2章- 最後の希望』、肝心の内容は・・・というと・・・
前作の"血のおおみそか"から15年・・という設定。
今回は、17歳と大きくなったケンヂの姪っ子カンナを中心に、15年前よりも勢力を増した"ともだち"とその政党(友民党)が企てる"人類滅亡計画"を見ていく。
未だ明かされない"ともだち"の正体。"ともだち"と友民党の狙いはなんなのか。
そして、またしても出て来た新しいノート・・"しんよげんの書"。
今回は、「"ともだち"が誰なのか、人類滅亡計画を如何に阻止するか」という大筋のストーリーにあまり進展がなかったように感じましたが、細々とした事件がたくさん出てきて、場面があちこち行き来するので、映画全体としての展開は前作よりもさらにスピードUPしたかのよう(汗;)
うかうかしてたらあっという間に置いてけぼりの一人ぼっち・・。
さらに、《第二章》は原作とちょっとズレてきた!!
もしかして・・原作とは違うラストなのか!?と、第三章にかける期待が高まる♪
まぁ。。何と言っても大作、三部作のど真ん中ですので、これだけで批評するというのは、にんともかんとも(笑)お伝えしづらいところではございますが、この映画を観るにあたって一つ言える事は、前作をしっかり復習して行くか、原作を読んで予習して行くか、で楽しめるか、チンプンカンプンなだけで終わってしまうのか、変わってくると思います。
登場人物を把握するだけでもたいへんですからね(笑)
にしましても、原作者の浦沢直樹さんが描く世界は、すごいですね! 「20世紀少年」の他は、「YAWARA」「MONSTER」しか読んでいませんが、どれも深くて引き込まれる。少し難しい内容ということもあり、真剣に読んでしまってちょっと疲れる・・なんてこともありますが(笑)
いやぁ。しかし、日本にはおもしろい漫画が多いです!話が緻密で深いですもん!
今、世界でも日本漫画はブーム♪ 日本が世界に誇れるものの一つとなってきている!!嬉しいですよね♪
さらに、邦画の人気も↑↑・・・♪ 『20世紀少年 -第3章- 』にも期待しつつ、浦沢直樹さんをはじめ、多くの漫画家さんの今後にも期待【大】ですね♪
(スタッフ古庄)