ワイルドな男たちの昭和筋肉祭り! さあ、ご一緒に、わっしょい!(点数 80点)
(C)2012 Barney’s Christmas, Inc.
80年代は、アクションスターの宝庫でした。
スタローンに、シュワちゃんにヴァンダム。セガール兄貴もいたよね。
そんな往年のファンたちは、前作『エクスペンダブルズ』で
懐かしい顔ぶれに、狂喜乱舞したはず。
さらにパワーアップして、パート2が登場って、うれしすぎます。
これはもう、お祭りだよね。
自分たちを「消耗品(エクスペンダブルズ)」と名乗る傭兵集団への
今回の依頼は、バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機から積荷のデータボックスを回収すること。
楽勝かと思いきや、邪悪で残忍な指導者・ディラン(ジャン=クロード・
ヴァン・ダム)の罠にはまり、データを奪われて……。
シルベスター・スタローン監督・脚本・主演で、豪華すぎる
アクションスターの集結が話題になった『エクスペンダブルズ』の続編。
前作ではカメオ出演だったブルース・ウィリス、アーノルド・
シュワルツェネッガーも本格的に出演。スタローンとのスリーショット(!)
で大迫力の銃撃戦を繰り広げています。
アクションファンなら、涙を流して跪くような光景です。
初参戦は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムとチャック・ノリス。
若手代表のリアム・ヘムズワース。
とにかく、アクション三昧です。昭和の男たちの筋肉祭りとも言うべき、
アクションに次ぐアクションです。
当時は、さわやかでスタイリッシュなアクションヒーローだった
ヴァン・ダムが、しっかり悪役をこなしています。
不遇だった時期、己を笑い飛ばすようなブラックで自虐的な映画を
撮っただけあり、肝が据わった悪役ぶりです。
いい感じで荒んでいるのがなんとも……。
スタローンは主演に専念し、暴れまくります。男の友情、哀愁を背中に
漂わせつつ、撃ちまくります。
みなさん、いい年なのに、ホント、すごいわ。体力の限界は、どこに
あるの? とため息をつきつつ、彼らに負けずに頑張ろうと元気が
わいてきます(いや、さすがにマシンガンは、ぶちかまさないけれど)。
難しいことを考えないで、アクションを楽しめる方に特におススメ
です。すかっとします。いやなこと忘れます。
さあ、ご一緒に、筋肉祭りを楽しみましょう!
(小泉 浩子)