(50点)
何をやっても文句が出るであろう黒澤明作品のリメークに、挑戦した気概は買う。だが、見ている間はそれなりに楽しいものの、後には何も残らない。物語は、陰謀を阻止しようとする若侍たちを、型破りな浪人が助ける痛快時代劇だ。ラストの決闘を除いて、黒澤本人の脚本をそのまま使用し、まるで“安全運転”。映画は拡大再生産型のメディアなのでリメークすることに異論はないが、名匠への敬意だけでは才人森田の名が泣く。
(渡まち子)
(50点)
何をやっても文句が出るであろう黒澤明作品のリメークに、挑戦した気概は買う。だが、見ている間はそれなりに楽しいものの、後には何も残らない。物語は、陰謀を阻止しようとする若侍たちを、型破りな浪人が助ける痛快時代劇だ。ラストの決闘を除いて、黒澤本人の脚本をそのまま使用し、まるで“安全運転”。映画は拡大再生産型のメディアなのでリメークすることに異論はないが、名匠への敬意だけでは才人森田の名が泣く。
(渡まち子)