(75点)
米同時多発テロを描く映画も、事件そのものから遺族の気持ちへとスライドしてきた。時間の経過を感じるが、腫れ物に触るような描写を見ると、やはり傷は深い。主人公はやつれた元ルームメイトに再会、妻子を一度に失くし心を病んだ彼の力になろうとする。アダム・サンドラーが狂気すれすれの難役を好演。キッチンのリフォームを繰り返す短いエピソードが泣ける。家族への思いに収束する展開は平凡だが、真摯な人間ドラマのあと味は悪くない。
(渡まち子)
(75点)
米同時多発テロを描く映画も、事件そのものから遺族の気持ちへとスライドしてきた。時間の経過を感じるが、腫れ物に触るような描写を見ると、やはり傷は深い。主人公はやつれた元ルームメイトに再会、妻子を一度に失くし心を病んだ彼の力になろうとする。アダム・サンドラーが狂気すれすれの難役を好演。キッチンのリフォームを繰り返す短いエピソードが泣ける。家族への思いに収束する展開は平凡だが、真摯な人間ドラマのあと味は悪くない。
(渡まち子)