◆夢があっていいですね♪(65点)
夜になると博物館の展示物が動き出す! そんな夢あふれる映画、「ナイトミュージアム」。子供向けかと思いきや、大人もがんがん笑えるまさに娯楽映画です!!
その続編が、やってきました「ナイトミュージアム2」♪今回は、舞台をニューヨーク自然史博物館から、ワシントンDCにある世界最大の博物館スミソニアンに移して大暴れです!
スミソニアン博物館には、紀元前6,500万年の恐竜から、現在科学の象徴として(?)宇宙船も展示、さらに名画や美術品、なぜか巨大イカのダイオウイカ(どう見てもタコでしたが・・笑)まで所有し、その数、なんと日本の人口を上回る1億4000万点!! すごい。。。
今回、この博物館内での撮影が初めて許可されたとのことで、このあたりにも興味を惹かれてしまう訳ですが・・
とにかくすごい所有数、みんながみんな命を持って動き出してしまったら、一体どうなってしまうのか!?(もとい、どれだけ実際にキャラにして登場させたのか・・・笑)
前回に引き続きお馴染みの顔ぶれ(ニューヨーク自然史博物館の展示物)も勢ぞろいし、さらにその上にスミソニアン博物館の展示物たちが加わり、勝手気ままに行動するからもう修習不能。
しかも展示されているものが、歴史的にすばらしい人物だけならばよかったけれど、なんとエジプト王のカームンラーやロシアのイワン雷帝、ナポレオンにアル・カポネなどなど悪行名高い人物まで様々いたから大変だ。思ったとおりにこれが今回、大問題を巻き起こすのだった!
展示物に命を与える“魔法の石版”を使って、カームンラーが闇の軍隊を召還、世界征服を企んでいるのです!
まー、なんともいい具合にみんなトボケてるので、それぞれの思惑どおりには全くことは運ばないんですが、(笑)そこを見て笑うって感じですね♪
とは言っても、悪役の約4名は、実はたいして面白くはないんです(笑;)しかし、その脇を固めるキャラが堪りません!
いきなり、想像もしてないキャラが登場してきますので、本当にスミソニアン博物館には、こんなものまで展示してあるのか!? っと何度が噴出しそうになりました(笑)
そして・・純粋に「スミソニアン博物館に行ってみたい・・・」そう思ってしまいます。
今回は前回にはなかった、名画や美術品のキャラも数多く登場し、これらを使ってのネタが「よく考えてるなーっ」と思わず関心してしまうほどで、一キャラ(展示物)につき一ネタみたいになってますので、飽きることがない。
さらに今回、よかったことは、前作でお馴染みのキャラが粗末に扱われることなく、新しいキャラと見事に融合されていて楽しさがちゃんと2倍になっていた! というところでしょうか♪
あの、ラリー(前回博物館の夜警をしていたの主人公)が企業の社長になっているという出だしには、ちょっと心配になりましたが・・最後は持ち直してスッキリ♪
特に後半は小ネタがふんだんで、“ぽわっといい話”も加わって、爽快なラストはやっぱり気分もよくおもしろかったです♪
最近(たまたまかもしれませんが・・笑;)、スッキリ終わる作品がないように感じていたので、久々にそういう意味でも爽快感を感じて好印象を受けました。
子供向けなイメージで、あまり興味を惹かれない方もいるかもしれませんが(私がそうでした・・汗;)観てみると意外や意外、笑えますし、ちょっと元気ももらえる映画だと思うので、よろしければ是非、お試しください!
2から観てもあらすじ(映画の紹介文)程度ストーリーがわかっていれば、全然ついていけると思いますが、1から観たほうが個性の濃いキャラクターに、より愛着がわくと思いますので、できましたら前作から観ることをお勧めでございます。
ちなみに、今回は「日本語吹き替え版」がお勧めです!
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の吹き替え、ただの翻訳ではないのです。
あの、売れっ子放送作家、鈴木おさむさんが「日本語吹き替え総指揮」なるものに就任。
これは一体何かというと、「映画全体の完成度を高めるために内容を監修する役割」、いわば作品の世界観を作り上げる一人で、今までに日本語吹き替え版に総指揮という役割はなく、今回鈴木おさむさんの就任により日本語吹き替え版史上初の試みとなるのだ! そうです(笑)
会話の表現など日本語特有のディテールに凝った演出がまた楽しさを増してくれますので、お勧めですよ♪
(スタッフ古庄)