母性とは何かを問いかける北欧サスペンス!(点数 90点)
敏腕刑事のアンドレアス(ニコライ・コスター=ワルドー)は、美しい妻・アナ(マリア・ボネヴィー)と乳児の息子の三人で湖畔の瀟洒な家に暮らしていました。
そんなある日、薬物依存の男女の衝撃的な育児放棄の現場に遭遇し、自分の幸せをかみしめます。
ところが、ある悲劇により、正しい刑事でよき父だったはずのアンドレアスは、犯罪に手を染めてしまいます。
正義とは何なのか? 善と悪の危うい境界線に身震いしてしまいます。
アンドレアスの視点で作品を見ていたので、いきなり現れる衝撃的な真実に、心が痛かったです。
母性とは何か?
愛するとはどういうことなのか?
根本的な問いが突きつけられます。
単純なハッピーエンドではありませんが、見事に着地するエンディングで、胸に暖かいものを感じました。
主人公アンドレアスを演じるのは、人気テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で世界的に注目されるニコライ・コスター=ワルドー。
イケメンぶりにもドキドキですね。
常識ととらえていることが、実はそうではないこともあるのだと再認識してしまいました。
この頃、刺激が足りないかなと思っている方に特にオススメです。
(映画ジャッジ)