◆お金かかって空振りかな・・(45点)
「相棒」:かれこれ8年前、土曜ワイド劇場で放送され、その2年後から連続ドラマ:「相棒・警視庁ふたりだけの特命係」としてスタート!現在なんと第6シリーズまで放送されているじわじわロングヒット(?)型刑事ドラマです。(ご存知ですよね♪)
なぜに今頃!?劇場版なのだ??と思いつつも・・面白そうなCMにつられ観に行ちゃいましたっ!
しかも。。実は、私、TVドラマ版「相棒」をしっかり見たことがなく・・(涙)わかるかな?と少し心配していましたが、そんな心配は無用でした♪(当たり前ですか 笑;)
もちろん、TVドラマ定番のおもしろネタ的なものは、わかりませんでしたが。今回の事件自体には関係ないですからね(笑)あと、右京さんと薫さんのキャラ、立場的なものもちゃんとわかるようになっていたので、助かりました♪
それでは今回の事件(映画)の概要をご説明致します♪
事件(ストーリー)は、一体の死体が発見されたことから始まる。それは恐ろしい連続殺人のスタートだったー!!べべん べんべんッ♪と刑事ドラマの王道!(んー!わかりやすいっ!!)
TV電波塔の上部に吊り下げられた死体・・毒物を注射され大口開けている変死死体・・などなど。どの死体の傍にもある謎の記号が・・
そしてこの記号から徐々に明らかとなった"処刑リスト"なるサイト。そうです。この連続殺人は、サイト:"処刑リスト"に名前が載った人物が、同じく"処刑リスト"に載っている処刑方法によって次々に、殺されていっていたのです!!(デスノートPC版かっ!?)
っとここまでは、快楽殺人犯を想像し、事件そのものに興味をそそられ、真剣に見入っておりました!!
が!!
徐々に話が政府や、過去の海外テロリストによる日本人ボランティア人質事件へと広がり・・なんだかんだと、あっという間に何故か"東京ビックシティマラソン爆破"へと話がでっかくでっかく成長していきます!!
"東京ビックシティマラソン"は有森さんも出演していたりと、本物の大会か!?と思ってしまうほどエキストラさんの数もすごくて、少し驚きです!
しかしこのあたりから・・この映画に無理やり感が漂い始め・・(ご覧頂ければなんとなくわかって頂けるのではないかと思います・・汗)折角、迫力の"東京ビックシティマラソン"をこしらえたのにその迫力と事件の緊迫感がイマイチマッチしていない。惜しい感じでした。
加えて、事件解決に向かうにつれ、右京さんの推理のあまりのすごさに・・引きます!!普通ここでそれは考えない!!思いつかないっ!?どんだけ天才ですかっ!?むしろ本当に天才ですか??それとこれを結びつけるのには無理があるだろっ!!??こじつけやんっ!!(事件解決のキーなので、詳しくお伝えできませんが・・汗;)っと突っ込みたくなる箇所がいっぱい。。ニガ笑;
さらにさらに、天才右京さんは犯人とチェス対戦をすることで、犯行予告を割り出すのですが、そのチェスの意味が全くわからな?いっ!!(チェスってメジャーですか・・??みなさんわかるのかな。。) ※一応、ご安心を・・チェスの意味はわからなくとも、ぶつぶつ独り言をいいながらあっさり右京さんが解決してくれます(笑)
私がチェスをわかっていなかったから?なのか・・(笑;)事件(話)だけがやたらとどでかく、肝心の面白みあるべき解決法が薄っぺら?な感じを、受けました。(涙)
それもあってでしょうか・・事件解決時の爽快感なんてものはないに等しいかったですね。また、この作品も社会に向けてのメッセージが強めに発せられていて、確かに考えさせられますが、もやっとした気分が残る・・
同じ刑事ものでも"踊る大捜査線"のような観終わって、「あー!!楽しかった!!スカッとしたー!!ちょっと感動もあったなー!」なんて感じではなかったですよ。
ついでに・・鑑賞後の映画館内では「TVドラマの方がおもしろいわ」との声がありました(汗;)ご参考までに♪
(スタッフ古庄)