◆理想の彼女(40点)
え~と。突然ですが♪
モデルさん(カッコいい人)が着ている服、かっこよく見えますよね!?
で、「自分も着てみたいっ!!」と、試着すると~・・・
あれれ・・・
想像と違った。。
なーんてことはありませんか??(笑)
今作は、そんな感覚の映画です!!(伝わりにくかったら…ゴメンナサイ。笑)
モデルさんのように顔やスタイルが良けりゃ、、ほぼ何でも着こなせサマになります!
でもね。。一般人には、悲しいいカナ…合う合わないが大いにあるものです。
で、今回の映画では、モデルさんのように美人で、頭も良くておまけに“運”まで兼ね備えている最強の女性が主人公。
“歳の差カップルの素敵な恋”をトキメキ夢いっぱいに見せちゃってくれているんです。
ただ、これを冷静に自分に置き換えて妄想してみると~・・・
あれれ・・・
主人公が自分とはかけ離れた存在過ぎて、妄想することすら難しい。。
こんな人生になりえるものだろうかと…逆にちょっとげんなりさせられちゃいました。。(涙)
あらすじは、セレブ婚をして、郊外の専業奥様をしていたサンディ:40歳(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は、ある日、夫の浮気現場を目撃!! スピード離婚!!! 2人の子供のシングルマザーとなった。
そして、高学歴にして頭の切れる彼女は、40歳という年齢も、専業主婦をしていた時期のブランクもなんなくクリア。即再就職。たちまち昇進。
(このご時世に凄まじい。。才能のかたまりでっせ♪)
そいで、これまた運良く子供のシッターを頼むことになった青年がイケメンの24歳。しかも大の子供好き。
こりゃぁもう、美男美女のお決まりコースで恋愛モード突入へ♪
(あぁ・・頭脳明晰容姿端麗でなければ、、 現実にはありえ難いこの状況。。)
ってな流れですよ。ハイ。
恋愛系やヒューマンドラマ系の映画は、登場人物にどれだけ共感し、感情移入できるかが、カギだと私は思っているのですが・・・
今作のミラクルパーフェクトウーマン、サンディに共感できる人…果たしてどのくらいいるのだろうか。。。
主人公が現実離れしすぎていて、現実味のない世界観になっていたように思う。
だからなのか、ストーリー自体もふわふわと浮ついた感じでしっくりこない。まさしく絵空事って感じです。。
多少なりとも、“一般的な女性像”というかなんと言うか..現実味を持たせた方がよっかったんじゃないかなぁ..と思う。
さらに今回、“歳の差カップル”&“格差カップル”がテーマであった割には、彼らカップルのお悩みでよく耳にする、
1.年上の彼女が、年下の彼の将来について心配する (要は、「今は自分を好きでいてくれるが、もっと歳を取ったら・・若い女性がいいのではないか・・」という心配)
逆に
2.年下の彼氏は彼氏で「彼女に子ども扱いされている」「頼りにされていない」と不満&心配を抱えている
3.世間の目 (これは特に年上の彼女が考える「一般的常識から考えてこんなに歳が離れたカップルは、おかしいのではないか・・・」という不安も含まれる)
これらのことが、当たり障りのない程度にしか触れられていなかった。(ここが残念だ!!)
このあたりも現実だと、きっともっと(当事者:歳の差カップルになったら)悩んだり、苦しんだりするだろうことも、スルー。(というかワープに近い♪笑)あっさりと解決してしまう。
しかも“時の運”というか、“偶然”というかありえ難い一つの出来事で見事に終結を迎えるのだ。
なんだかねぇ・・・。
最後までメル変な展開でした(笑)。。
ということで、この映画・・・主人公級に美人でデキル女性か、恋愛というものにあくまでも“夢”をみていたい方にはお勧めですが、ごくごく一般的な方には、、あまりお勧めできません。
これで、1,800円は高い!!
久々にそう思う映画でした(汗;)
で、何よりもこの映画…私にとっては“理想の彼氏”ではなく、“理想の彼女”ですね(笑)私もサンディみたいになりたい♪
(スタッフ古庄)