◆ある意味、記憶が飛ぶ(45点)
黒髪を垂らし、顔はただれ、とても直視できないような幽霊が、
爪の剥がれかかった指で、ガリガリ ガリガリ
地面を這いながら・・・「ゆる・さ・ん・・・ころ・す・・・・」
あなたに向かって・・・ゆっくり・・・ゆっくり・・・
(ひっひ?っっ)
血の滲む指先が、あなたの顔に?・・・ッ
(ぬぅおおおおおぉぉぉぉ?っ!!!)
トラウマ的恐怖、体感できます。
3D体感型ホラー『戦慄迷宮3D』
(怖いもの知らずのみなさん! コレどうです? 笑)
世界最長のお化け屋敷、富士急ハイランドの「戦慄迷宮」とコラボした、とういう今作。
「呪怨」シリーズの清水監督最新作ということで、否が応でも期待してしまう。。
わくわくっドキドキっとした気持ちと若干の後悔(笑) まるでジェットコースターの一番高いところに、到達するまでのような気分♪ で劇場へ!
上映開始数十分で・・・
記憶が、飛んだー。
(そのあらすじは・・・)巨大な廃病院を再現したお化け屋敷で、殺人。遺体は3つ。
一人生き残った青年は、「10年前にこのアトラクションで行方不明になった少女ユキが帰ってきて僕たちを連れて行った」と訴える。
しかし・・・過去にそのような報告は見つからない・・・。
ん?ん。あらすじを読んでもピンとこないですよね(笑;)
実は・・、今作、はっきり言ってまったく怖くないっ!! ホラーと言うよりは、サスペンス!! なんです。
(なので、あらすじもこの程度しかお伝えできません。。)
ユキは本当に10年前行方不明になったユキなのか? ユキが姿を消したのはいつか? またその理由、原因は?
謎解きとホラー要素の掛け合わせ方、現実と夢が交差するような雰囲気(?)(とくに導入部)はみごとでした!
違和感なく、恐怖の世界へ?・・・いらっしゃ?い♪ といった感じ(笑)
しかし・・・残念ながら、これは本当に『お化け屋敷』程度の怖さ。
だってね・・だってね・・・プフッ。※ネタばれになっちゃうので言えないのですが、 ホラーで笑いをとってはいかんです(苦笑)
3Dということで、ただでさえ映像が現実味を帯びるので(?)心臓が止まっちゃう人がでるかもと・・・心配したのか、しないのか・・・清水監督、本気出してないんじゃないの??(笑)
そもそも、幽霊がかわいすぎ!! 綺麗すぎ!! なんだよね。。
ホラー好きな私としては、もっと、こう、後々恐怖をひっぱるようなトラウマ的体験をしてみたかったんですけどね?折角の3Dだし、冒頭に書いたような・・・(典型的だけど・・←のようなこと、期待しちゃってました。。)
てなことで、導入部の数十分はとても興味を持って観れたんですが、、だんだんと謎が解き明かされていくうちに私の興味も解放されていきまして・・・
ほとんど記憶に残っていません。。(笑;) 後半はよくわからなかった。。ということもあるんですが・・・(汗;)
えー・・そんなこんなで、今作、飛び出し具合も微妙だし・・・ストーリーも微妙・・・
これで、2,000円か・・・
手元に残った、やたらと立派な3Dメガネにため息です。。。
(スタッフ古庄)