女子ーズ - 小泉浩子

女子だけの戦隊には、女子ならではの掟あり?(点数 90点) 


(C)2014「女子ーズ」製作委員会

昭和のヒーローは、基本的に男子4人に女子1人でした。平成の戦隊ものでも、女子はまだ2人です。

いっそのこと5人全員が女子の戦隊って、どうよ?

その答えがこの作品なのです。

「名字に色が入っている」と言うだけの理由で司令官・チャールズに集められた5人の女子たち。

不本意だけど、正義の味方「女子ーズ」になった彼女たちは、5人で繰り出す無敵の必殺技「女子トルネード」で怪人たちとの戦いに挑みますが……。

だけど、恋に美容に仕事にと忙しい女子たちは、なかなか全員がそろいません。
5人いなくちゃ必殺技が繰り出せない。当然、苦戦しまくりです。

男中心の戦隊じゃあり得ないことです。

深夜ドラマシリーズ『勇者ヨシヒコ』や『コドモ警察』など脱力感あふれるアイデアで一躍ヒットメーカーになった福田雄一監督が、奥さまを原点として、女子の納得いかない行動をまとめ上げたとか。

映画の中でブルーが「私、走るのNGなんで」という台詞も、まんま奥さまがおっしゃったそう。つまり、男子目線の女子のあるあるなんですね。

ばりばりの特撮ファンは、ちょっと怒っちゃうかな。だけど、昭和の特撮で「聖地」と呼ばれているあの埼玉県寄居町の「採石場」で撮影されているんですよ。

CG技術が発達していなかった昭和の特撮。周囲に人がいなくて、派手な爆発を起こしても大丈夫な「採石場」に、別の場所で戦っていてもいつの間にか、移動しているというお約束のあった、あそこです。

桐谷美玲、有村架純、高畑充希、藤井美菜、山本美月という旬な女優たちがそこで戦闘服着て、戦っているんです。

かなり萌えちゃいますね。

もちろん男目線の女子あるあるなので、女子からしたら、ちょっと違うんじゃないかなというところも否定できませんが、「奥様へのあるある」をここまでエンタメにしちゃう監督、すごいです。

ばりばりの特撮ファンも、そうでない方もめちゃくちゃ楽しめますよ。

デートムービーにしてもありです。相手の特撮オタク度もわかっちゃったりして。

小泉 浩子

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