美しく優雅な音楽映画は、良くも悪くも淡白だ。(65点)
美しく優雅な音楽映画は、良くも悪くも淡白だ。天才音楽家ラフマニノフの波乱の生涯を、虚実を交え名曲と共に綴る物語である。天才にインスピレーションを与えた3人の女性との愛が主軸で、音楽的情熱は深く描かれないため、物語の印象は薄味。時系列もやや煩雑か。それでも確かに記憶に残るのは、ライラックの花の美しさと華麗な旋律だ。母国ロシアへの郷愁と妻の母性が重なる展開が上手い。1920年代のおしゃれな衣装も見所だ。
(渡まち子)
美しく優雅な音楽映画は、良くも悪くも淡白だ。(65点)
美しく優雅な音楽映画は、良くも悪くも淡白だ。天才音楽家ラフマニノフの波乱の生涯を、虚実を交え名曲と共に綴る物語である。天才にインスピレーションを与えた3人の女性との愛が主軸で、音楽的情熱は深く描かれないため、物語の印象は薄味。時系列もやや煩雑か。それでも確かに記憶に残るのは、ライラックの花の美しさと華麗な旋律だ。母国ロシアへの郷愁と妻の母性が重なる展開が上手い。1920年代のおしゃれな衣装も見所だ。
(渡まち子)