◆・・・(12点)
はっきり言って全然面白くない。。(涙)観終わった後、心に残るものが何もないっ!!※好きな方すみません(汗;)一緒に行った相方は爆睡してました。。。
この作品は、1995年に発売されて以来、世界中でベストセラーを記録し、"カーネギー・オブ・カーネギー賞"や"ウィットプレット大賞"(なんでしょうか?私にはよくわからない賞ですが(笑;)とにかく児童文学書としては初の受賞とのことで、すごいことらしいです。)を受賞した、この70年間でもっとも重要な児童書NO.1という小説:フィリップ・ブルマン著「ライラの冒険」シリーズ三部作の第一部を満を持して映画化したもの!!だそうです。
と、いうことで・・・やっぱりちょっと期待しちゃうじゃないですかっ!!!
しかし・・・(原作を読んだ事がありませんので、本当の面白さはわかりませんが、)映画ではストーリーがあまりにも薄すぎるっ。。
(きっと)話が飛びすぎてしまっていて「あ?」「なんで?いつの間にそうなってるの?」といったすっきりしない感が・・・とても物語へ入っていけない。
あらすじは、現実世界と似たパラレル・ワールドに住むライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)という活発な女の子が、謎の組織によって連れ去られた子供達(親友を含む)を救うため"真実を指し示す黄金の羅針盤"(ライラしか扱えない)を手に冒険の旅に出る、というもの。
その旅路においてたくさんの仲間と出会い、助け合いながら様々な難関を突破していくのですが・・
恐らく今作の見せ場の一つであるはずの仲間との交流が何より薄い!!物語の中には、ジプシャン族、鎧熊族、魔女族、など多数の仲間が登場し、自分の種族には何ら関係ないライラ(人間)を助けるために命をもかけるのだが、それ程の絆がいつできたのか!?全く伝わってこない。(涙)
ましてや、一体いつの間に!?ライラの見方になってたの??っと思ってしまうほどの種族・仲間(?)も・・・私の心が荒んでいて"絆"が生まれた瞬間を見逃していたのでしょうか!?(涙)
仲間との強い"絆"をもっと前面に出して頂かないと感動のしようがない。。ライラの為に戦う仲間が危ない状況であっても、手に汗握って心の中で応援したり、胸が熱くなったり(痛くなったり)ということが、残念ながらありません。(やっぱり心が荒んでいるの・・??)
これって映画としてはすごく悲しい、寂しいですよねー。。
映像においてはいつもどおりすばらしく、総制作費250億という豪華さは認めますが、ストーリー展開に納得がいきません。(涙)
ただ一つ!このストーリーの中で素敵だなぁ♪っと思えたことは、ライラのいる世界では、魂と肉体が別々に存在していて、魂は動物の姿で人間の傍にいる、というところ!すなわち、自分の魂と会話ができるんですよ!!これってすごい!!私もダイモン欲しい♪考え出したフィリップさんすごい!!
ちなみに、この魂の化身(ダイモン)は、子供のころは、その時々の感情によって変身(ネコになったり、ネズミになったり)しますが、大人になるとその人の性格や性質に従って一つの姿に落ち着くのです。(ダイモンが犬の人は権力に従いやすいなど・・)よく考えてありますよね♪面白い♪
しかしこれって映画がすごいのではなくて原作がやっぱりすごいってことで・・・本作品、映画はオススメ致しかねますが、原作は面白そうなので、そちらを読んでみようと思います!
また、映画公式ホームページでは、みなさんのダイモンを見つけてくれます♪子供騙しと思いきや意外に(!?)面白いのでよろしければお試しを♪私のダイモンは"アヒル"ちゃんでした(笑)
(スタッフ古庄)