◆気持ちよく1億円を手に入れる方法(60点)
他人を騙して、勝てば賞金うん億円! 負ければ巨額の負債を背負う。一か八かの1ゲーム、参加してみたいですか・・・!?
今回ご紹介する映画『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』は、そんなゲームを実際に行ってみたらこうなった♪ という内容です。
(まず、『ライアーゲーム』について簡単にご説明しましょう♪)
もともとは「ヤングジャンプ」で連載中の人気漫画で、フジテレビで23時台の「土曜ドラマ」としても人気があった作品です。平凡な女子大生・神崎直が大金のかかった謎のゲーム 「ライアーゲーム」に巻き込まれていく物語。
勝てば大金が手に入り、負ければ巨額の負債を負う 極限状態のプレイヤーたちが繰り広げる 金と欲望に彩られた腹ぐろ~いゲームなんですよ♪ (ひょひょひょっ♪) 今まで(TVドラマ)はね・・・。
今回(映画)のライアーゲームはなんと! “他人を信じさえすれば皆が平等に少しずつ(といっても1億円!!)徳をする”つーなんとも平和でありがたいゲームなんです。
しかし・・・誰かか裏切れば・・・・裏切った奴が一人勝ちし、報酬は2倍に! 他の人たちは巨額の負債を背負わされる!! てなリスクが当然のように含まれている。。
どー考えても、私はリスクなく確実に1億円もらえればそれだけで万々歳! なんですが・・・
(だって1億円ですよ! 1億円!! 一般ピーポーの私には十分すぎる報酬ですもん。)
そうそううまくいかないのが映画です!(笑) ライアーゲームなんです!!(笑) もともと人間不信の奴らがそろったファイナルステージですしね。
他人を信じたフリをして、大勝ちしようとする輩が出てくるんですよ! (欲が出てしまうのは、現生を目の前にした人間の正直な反応なのでしょうか!?)
そんなやつらと今回も、バカ正直者の直と天才詐欺師の秋山が知能戦、心理戦を繰り広げていく!
だましだまされのこの内容、3種類のりんごから1個を選び、箱に入れるだけのシンプルなゲームなのに、相手の裏の裏のそのまた裏をかく! といったような深い深いものになっています。
で、当然(?)知能戦なもんで、観客がついてこれずに疑問に思うところも出てくるんですが・・・
すべて想定済み!
登場人物たちがすかさず観客が抱いている疑問と同じことを質問してくれたり、答えてくれたりする♪
このあたり、よ~く観客の視点を想定して作りこまれてるな~と感心します!
ま・・それでも・・(照;) 頭の回転がゆるい私には、途中何度か「え? え? ちょと待って! 紙に書いて整理したーいっ!!」と思っちゃいましたけど(笑)
それと・・思っちゃったついでに(?)もう一つ・・賞金なんですが、1億円でもすごいのに、最終的には50億円とか想像もつかない話になっちゃって・・
現実味がないというか、ピンとこないというか・・危険をおかしてまで「ほしい金額なのか?」わからなくなっちゃいました(笑;)
逆に莫大な借金があってなんとかして返さなきゃいけないッ!という『カイジ』的な話の方が理解できるんですが・・
まー・・それでも..50億円の借金って・・返すにしてもどうしていいのやら・・・想像すらできない。結局どうしろとも言えないですね(笑;) すみません(笑)
ですが、全体的には素直におもしろいですよっ♪ いろいろ考えることが好きな人には、やっぱりこの話、お勧めですね♪
原作漫画を読まれている方でも、今作は映画オリジナルなので、また楽しめると思います!
(スタッフ古庄)