メイジーの瞳 - 中野 豊

ネバーランドには大人厳禁 ‘What Maisie Knew’ (点数 75点)


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レズビアンカップルと子供たちの物語『キッズ・オールライト』の製作陣による新作です。今回は、離婚による親権争いと、それぞれの大人のパートナーたちを、純粋な瞳で見つめる少女のハートウォーミングな愛情物語に仕上がっています。

両親は口論ばかりで、お互いにメイジー(娘)に愛を注ぐことに争います。家にはナニー(ベビーシッター)か出入りしていますが、メイジーは誰隔てなく愛を受けますし誰の愛情にもこたえる、とてもしなやかに育った6歳の女の子なのです。
メイジーは近くの大人と仲良くしたいだけ……。
しかし、周りの大人はそれぞれの事情によって小さな事件にメイジーを巻き込んでいくのです。

画商を営む父親はマターといい仲となり、ロック歌手の母親にも男出現。
それからが面白い。
両親の愛人がメイジーを通して急接近していきます。
それは知らず知らずに仲介役をはたしているメイジーの純粋な心なのです。

『メイジーの瞳』について、スコット・マクギーとデヴィッド・シーゲル共同監督のインタビューより。

 同作は、ニューヨークに住むロック歌手スザンナ(ジュリアン・ムーア)とアートディーラーのビール(スティーヴ・クーガン)は離婚し、6歳の娘メイジー(オナタ・アプリール)はそんな身勝手な両親に翻弄されますが、母親の再婚相手リンカーン(アレキサンダー・スカルスガルド)と心を通わせ始めたことで、戸惑っていた心が徐々に変化していくというもの。
映画『綴り字のシーズン』のスコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルが、ヘンリー・ジェームズの小説「メイジーの知ったこと」を現代の設定で映画化しました。

ヘンリー・ジェームズを脚色したナンシー・ドインとキャロル・カートライトの脚本について「彼らの脚本を渡されて読んでから、約2年掛けて僕らも手を加えていた」とスコットが答えると、デヴィッドは「さらに、その仕上げた脚本も、撮影に入ってからセットでも変わっていった。
特にスティーヴ・クーガンが台詞に関して良いアイデアを持っていて、それを含め、ジュリアン・ムーアのアイデアも、オナタとの最後のシーンで付け加えることになった」と明かしました。

■2012年アメリカ映画/上映時間99分/監督:スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル/ジュリアン・ムーア、アレキサンダー・スカルスガルド、オナタ・アプリール

オフィシャルサイト:http://maisie.gaga.ne.jp

中野 豊

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