ミスト - スタッフ古庄

◆2種の恐怖が混在っ!!(75点)

 「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」の原作者スティーヴン・キング&監督フランク・ダラボンによるコンビ作の3作目♪

 ん?っ!期待通り♪前2作の感動作とは一変!魅せてくれましたよ!!

 ただの怪物ホラー映画ではありません!!

 まずは、おおざっぱ?にあらすじを・・

 主人公:デイビッドは息子のビリーを連れて市街の大きなスーパーマーケットへ買出しに来ていた。そこへ突然、鼻血を流しながら「霧の中に何かがいる!!」と必死の形相で一人の男が駆け込んくる!!マーケット内は騒然。人々が一斉にマーケットの外へと視線を移すと・・・真っ白な霧がマーケットをすっぽりと覆おうとしていた!!

 ここから霧の中にいる正体不明の"何か"と人々の戦いが始まる!!

 数センチ先は"闇"ならぬ・・真っ"白"でふわふわとした霧。とてもそれだけでは怖いと思えないものの中から突如!!奴らが襲ってくるのです!!

 ホラー映画の定番ではあるものの、やはり得たいの知れないものへの恐怖、姿が見えないことでいつ襲ってくるかわからないという緊迫感には、思わず体に力が入ってしまう(笑;)

 さらにこちらもホラー映画序盤のお約束ですが、「この人たちは絶対にすぐやられるな?。そろそろくるぞ!くるぞっ!」なんて場面でも、予想がついて身構えているのに!"突然"の襲撃に、悔しいかなどうしても体がビクっと動いてしまう・・・何度も・・・恥;

 "何か"との戦いの場面は、「エイリアン」に近いものがありましたが、まぁ。とにかく驚くほど気持ちが悪い。。かなりスプラッタです。生々しい。特に私は、体中(体内、皮膚の内側)に小さい蜘蛛がみっしりと入り込み、皮膚の表面がぶくぶく膨れ・・もこもこ動きまわっている映像が鳥肌ものでした(驚)

 そんなこんなで、"何か"との戦いもおっかなびっくり進行していくのですが・・

 実はこの作品・・・一番の見所は、"人間同士の絡み合い"!!

 場面が一般のスーパーマーケットということもあり、いろんな性格・考え方の人々がたくさん集まってきているのですが、そこで"何か"への恐怖、死の恐怖を感じながら一箇所に閉じこめられるとどうなるのか??

 極限状態へと追い詰められた人々が考えることとは!?とる行動とは!?人間の弱さ・残虐性をまじまじと見せ付けてくれます!!

 映画でこの極限状態は、たった2日間の出来事なのですが・・・す、すごいですっ!!

 普通の人が恐怖・絶望から通常では考えられないような行動に出る!考えに達する!そこのところの心理の変化をじっくりと見ることができ、同じような状況下に陥ったとき、自分自身はどの登場人物と同じ行動をとってしまうだろうか・・と、自分自身をも含めた"人"に対する恐怖を心の真から感じます。ひやっと冷たいものを感じます。。

 タイプは全く違いますが、「es-エス」(実際にあった心理実験を映画化したもの)を思わせるものもありました。

 "何か"よりも人間の方がよほど恐ろしい。。ぞっとしますよ。

 そして・・CMでも宣伝されていますが、"驚愕のラスト"について・・

 もう!!このラストは耐えられないですね!!こんな終わり方確かに初めてです!!主人公:デイビットの気持ちを考えると、これこそまさに頭がおかしくなりそうです!!

 どこに向けていいのかわからない、怒り、悲しみ、後悔・・このラストこそが一番の極限心理状態ではないでしょうか!?

 この作品は、好みが別れるかもしれません。とりあえず、怖い物好き・人間心理系好き・スプラッタ好きの人にはかなりオススメですが、そうでもない方には・・ラストも後味悪いですし、見ない方がいいかもしれません(汗;)どんより気分になります(笑;)

スタッフ古庄

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