ヘルドライバー - 佐々木貴之

西村喜廣監督が『東京残酷警察』に続いて撮りあげた血みどろスプラッター・アクション。(点数 70点)


(C) 2010 SUSHI TYPHOON/ NIKKATSU

凶悪な母リッカ(しいなえいひ)に最愛の父を殺害され、自身の心臓を奪われたキカ(原裕美子)がリッカに対する復讐を果たすと同時にリッカが根源であるゾンビ軍団と壮絶なバトルを繰り広げる・・・というお話。

西村監督…今回もやってくれた!!人体真っ二つ、噴水のように勢いよく噴きまくる血飛沫、頭部や手首の切断、ゾンビ軍団に喰われる…『東京残酷警察』や近年観られるこの手の作品のファンにとっては嬉しい描写が満載!!ヒロインのキカが日本刀型チェーンソーを武器にバッタバッタとぶった斬るシーンは痛快そのものであり、銃撃に爆破、カーアクションとツボを押さえた演出で約二時間存分に楽しませてくれる!!

スプラッター描写だけでも十分グロいが、中でも虫籠の中をウジャウジャ走り回る数匹のゴキブリを素手で掴み取っては、フライにして喰ってしまうシーンは、口の中の噛み砕かれたゴキブリを大写しする等、悪趣味極まりない描写にも驚愕させられる!!ただでさえマンガチックで荒唐無稽の度が過ぎた作風が、ここまでやってくれたらホントに狂っているとしか言いようが無い!!

また、『東京残酷警察』でも観られた劇中のCM映像、本作でも観られるぞ!!今回は実在する「政府広報」をチャッカリと使用…「おいおい!!それはマズいのではないか?!」とか「これをやったら本家「政府広報」に何と言われるやら…」とツッコミながら観るのが面白いのであり、本作の楽しみ方の一つなのである!!

脇を固めるキャスト陣には、鳩田内閣総理大臣役に鳥肌実、次期内閣総理大臣となる大沢役にガダルカナル・タカらお笑い人の可笑しな演技も本作の狂気を盛り上げていて好印象!!また、津田寛治、斉藤工、亜紗美、穂花、井口昇監督らも顔を出している!!

佐々木貴之

【おすすめサイト】