◆起こりえる恐怖にぞわっ!・・・(70点)
私達の生活に無くてはならないものとなってきた"インターネット"。
現在では、パソコンの有無に関わらず携帯電話や持ち運べる小さな端末などからでもいつでもどこでも簡単にインターネットを楽しむことができます!(ご存知ですよね♪笑)
TVより頻繁に見ている方もおられると思います。便利な世の中になりましたね♪
しかし、このインターネットを悪用した犯罪や問題が増加していることもご存知ですよね・・
しかも、急速に普及し進化し続けるネット状況にネット犯罪やネット問題を防止する為の法律や取締方法が追いついていないのも現状・・とても恐ろしいことですよね。。(どうしたらいいのでしょう!?凡人の私には防犯意外手はありませんが・・笑;)
こんなネット社会で、今後起こりうる(かもしれない!?)衝撃のサイバー犯罪を描いたものが、今回の作品"ブラック サイト"なのです!!
ストーリーは・・・
"killwithme.com" 突如現れたこのサイト、"ENTER"をクリックすると・・・かわいい子猫ちゃんのライブ映像が♪
飼い主が自慢のかわいい飼い猫をライブで紹介しているのか?っと思いきや・・雲行きが怪しくなる。。飼い主(もはや飼い主とは呼べないっ!!)は、子猫にご飯を与えず衰弱死していく映像を永遠と配信していたのです。。
そうです。これが、残忍なサイバー殺人の始まりだったのです!
殺人犯のターゲットとなった人間は、拘束され変な装置にかけられ、観ているこっちも顔をしかめずにはいられない(眉間に力いっぱいシワを寄せちゃってました。汗;)ほど残忍な方法で、じわじわと苦痛と恐怖にもがき苦しみながら殺されていくのです。。
そしてこの映像も子猫の時同様に"killwithme.com"サイトのライブビデオで配信。(これだけでもなんてことっ!!っと思いますがっ!)
さらにっ!!このサイトへのアクセス数が増せば増すほど、被害者の死(苦痛)が加速されるという設定だったのです!!
誰も見なければ死ぬ事のない被害者。そうとわかっていても、興味本位で観てしまう極々一般の人々。
興味本位でサイトへアクセス、ちょっと見るだけ・・。そんな簡単な気持ちが、被害者を死へ追いやり、自分もいつのまにか殺人の共犯者となっているのです。
そんな実感もなく!!
ここがこの映画の一番怖いところではないでしょうか。。
そう考えると、事件解決とともに明らかになる犯人の動機にも・・納得させられるようなところもあり・・
ネット上では、相手の顔を見ることも無く、匿名でのコミュニケーションが可能なだけに、リアルな世界から少し外れたような感覚で、容易に人を傷つけるようなことをしてしまう(誹謗・中傷を書き込んだり)。。相手が生身の人間であることをすっかり忘れてしまっているかのように・・
現実世界で問題視されているこういった部分を改めて考えさせられる作品でもありました。
映画のタイプ(系統?)としましては、「羊達の沈黙」に一番近く、残酷性は「SAW」のような作品です。
サイバー犯罪、知能犯による連続快楽殺人、FBI捜査などの頭脳戦捜査映画は、難解でしっかり観ていなければ理解できなくなる場合、または眠気が襲ってくる場合がありますが(笑)
この"ブラック サイト"は、ストーリー展開がすごくわかりやすく、観始めから人の好奇心を掻きたてるような内容でしたので、「いろいろ考えながら観るのが面倒だなぁ!疲れるしー。でも事件解明ものが観たい!」といった気分の時にはオススメの1本です♪(そんな気分のときがあるのでしょうか!?私はありますが・・笑)
そして、今後、現実社会で起こりうる(かも?)問題や犯罪に恐怖を、危機感を、感じてみて下さい!
(スタッフ古庄)