◆製作日数&制作費にびっくり(50点)
パキッ
ミシ..ミシ…..
深夜、静寂に包まれた暗い部屋に響き渡る奇怪な音.音.音..
背後に ふっ と感じる"何か"の気配..
ハッとして振り返るが何もない。何も見えない。。
こんな薄気味悪い経験をお家の中でしたことはありませんか?
ま ♪ 大抵の怪奇音は、気温や湿度の変化からくる家のキシミだそうですし、何かの気配も単なる"気のせい"なんですけど(笑)
今作を観ちゃったら・・・「本当に気のせいで済ませちゃって大丈夫!?」とビクビクすることになるかもしれません(笑)
予告編を観るに、「THE 4TH KIND(フォース カインド)」と同系統かなーと思っていたんですが
全く違った。
実際の映像を使っているわけではなく、手法は「ブレアビッチ・プロジェクト」と同じく役者さんが"ホームビデオで撮影した風"の演出です。
なので、映像が作り物だと最初からわかっている分、リアルな怖さはありません。
かといって顔の爛れた幽霊が出てくるとか、元祖ホラーのように いかにも作り上げられた怖さ(というか気持ち悪さ?)でもありません。
うーん。では一体何が怖いのか?
恐らく、冒頭で書いたようなきっと誰しも一度は体験したことがあるようなちょっとした不気味さから繰り広げられる"映像"だからでしょうか。
例えば・・・深夜に物音で目が覚めたとき、当然気になり寝室から出て音がした部屋の暗闇を覗き込みますよね・・
真っ暗な部屋に何かがいそうなあの雰囲気・・・想像してみてください。。(ブルルンッッ)
あっ ちなみに ↑ "映像"と表現しちゃったのも理由があります(笑) この作品、ストーリーがほぼありません(笑;) 恐怖を煽るのに最適なBGMさえないんです!
理由なき(理不尽な)恐怖を味あわされている怯えきった2人(恐怖で怒りにも変わってます・・)の姿をずーっと見守っているだけ・・
それなのに・・・
くるぞ・・・絶対..そろそろくる!! ・・・・・・・・・・・・・バンッ!!!(ヒッ!!!) やっぱりぃ~~~~っ
といったような典型的な怖さ&緊張感は十分感じられます(笑) 恐怖を数十倍に盛り上げるBGMがなくてもここまでイケちゃうのは、実はすごいんじゃないでしょうか(笑)
ま・・この映画、何が一番すごいかって、製作日数7日、制作費が150万円ほどで、現在興行収入がなんと90億円を超えているってことですね!
いやぁーやっぱり映画は、お金をかければいいってもんじゃないっ(笑)
しかし・・怖さ加減で言うと、私は、「THE 4TH KIND(フォース カインド)」の方が怖かったですけどねー。。こんな理由で♪→的映画批評「THE 4TH KIND(フォース カインド)」
怖いものみたさ(ホラー好き)の皆さんはどのタイプがお好みでしょうか?(笑)
(スタッフ古庄)