ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える - 福本次郎

恥ずかしすぎて他人に言えない体験を共有できる彼らの関係がうらやましくなる作品だった。 (点数 50点)


(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES

朝目覚めると、ゆうべの記憶がないばかりかまったく見覚えのない部
屋。さらにいなければならない人間が消えていて、代わりに変なおっ
さんと猿がいる。とってもやばい状況であるのだけは理解できるが、
解決方法が見つからない。そんな、前作同様のシチュエーションを、
バンコクに舞台を移して繰り返す悪友たち。恐ろしく下品でかなり危
険、おまけに相当はた迷惑、しかしそれは退屈でストレスフルな日常
を送る彼らにとって必要なガス抜きなのだ。

ステュの結婚式のためにタイきたフィル、ダグ、アランは花嫁の弟・
テディを加えてパーティに。翌朝、フィルが目にしたものは場末の
ホテルで熟睡しているステュとアラン、一方でテディが消えていた。

ポケットに残っていた“証拠品”をもとに昨晩の出来事を思い出そう
とする3人。中でもオカマバーでのハプニングは最大の衝撃。だが禁断
の果実はステュに、これから待ち受ける“まっとう”な人生では決し
て味わえない快感をもたらしたに違いない。

引きこもりオタクのアランにとって、フィルとステュは外界の空気に
触れさせてくれた恩人。お堅いステュにとってもアランとフィルは、
絶対にしたくない経験をさせてくれる貴重な存在。そしてフィルにと
ってステュとアランは自分のアホな冒険心に付き合ってくれる仲間。
人間関係が希薄になった現代だからこそ、恥ずかしすぎて他人に言え
ない体験を共有できる彼らの関係がうらやましくなる作品だった。

福本次郎

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