◆非常に展開の速い作品なので、うかうかしてるとあっという間に置いていかれてしまいます(65点)
前作「ナショナル・トレジャー」の続編として登場した今回の作品。ヒットした映画の続編はあまり面白いものがない、という感想は私だけでしょうか??1作目が面白ければ面白いほど2作目に期待をしすぎているのかもしれませんね(笑;)
しかし、今回の「リンカーン暗殺者の日記」はストーリーはともかく前回に比べ主人公:ゲイツの行動範囲がものすごい!
パリの自由の女神、ロンドンのバッキンガム宮殿、ワシントンDCのホワイトハウス、そしてサウスダコダ洲・ブラックヒルズのラシュモア山(歴代4人の大統領が18mという巨大さで彫刻されている崖)
前回よりもロケーションがスケールアップし、ここは見ごたえありです!
ストーリーは前回同様、有名な歴史的遺産に隠された秘密を解き明かしながら、財宝を見つけるというもので、あまり変化はありませんでしたが、ストーリー展開中バッキンガム宮殿の女王の部屋や合衆国大統領執務室(ホワイトハウス)にやすやすと進入したり、大統領を誘拐したり・・と、はっきり言ってありえないっ!!ところが多すぎて逆に痛快(笑)
しかもこういった進入手引きはゲイツ助手(?)のライリーがほぼ一人で行っているのだ!(バッキンガム宮殿での公衆トイレからの進入手引きは見ものです!!)ゲイツよりも実はライリーの方がすごいのではないかと思う(笑)
そして、今回私としては、「リンカーン暗殺者の日記」ということで、リンカーン大統領暗殺の謎を追うというところに非常に興味があったのですがストーリー展開的にはやはりトレジャーハンターが主体であり、あまり関係ないような・・・?といった印象。ちょっとがっかり。。
さらにストーリー中に「大統領機密文書:代々の大統領だけが知りうる事実を記載したもの。大統領しか見ることができない。リンカーン暗殺の真相やエリア-51などのことが書かれているらしい。」なるものが登場し、そちらに興味が魅かれ・・財宝は内心どうでもよくなってきてしまった。。(笑;)その為か、財宝発見時の感動も薄かった。。
ともあれ、非常に展開の速い作品なので、うかうかしてるとあっという間に置いていかれてしまいます。
特に前半は「ダヴィンチ・コード」のような雰囲気で、歴史上の人物名などがいきなりたくさん出てくるので「?・?・?」です。リンカーン暗殺について少し知識(関係者の名前など)を入れていくとよいようですよ。恥ずかしながら私はあまり知らなかったのでちょっと混乱してしまいました(照;)
この「ナショナル・トレジャー」シリーズ、私の好きなジェリー・ブラッカイマーさん(他作品に「ザ・ロック」「アルマゲドン」「コン・エアー」「パイレーツ・オブ・カリビアン」など)が製作ということで、ちょっと贔屓目に見積もって・・・『65点』!!
最後に・・・映画内容とは関係ないですが、この「ナショナル・トレジャー」のパンフレット(映画館に無料で置いているもの)見開き4ページにもわたるもので、映画のストーリー以外にも各地の「都市伝説」にまつわる内容が記載されていて実に面白いので、是非見てみてください♪
(スタッフ古庄)