◆イケメンコンビのコントはいかが?(55点)
私の記憶上「もののけ姫」以来でしょうか・・・
映画館で「完売!」だなんて。
驚きでした。
しぶしぶ出直してまで観にいきました。「ドロップ」。
しかし・・・
悪くはないけれど・・「普通・・・。」
これが第一印象・・でしょうか。
基がお笑い芸人“品川庄司”の品川祐の自叙伝的小説であるからなのか、設定が中学生(とても中学生とは思えぬフケた面子ですが!笑)ってこともあるからなのか、同じ不良ものでも、「ROOKIES」ほど青春真っ只中!熱いぜ!!って感じでもなく、「クローズ」ほど、クールでかっこいいっ!!ちゅう感じでもない・・・
「喧嘩するのに理由がいるのか?」などと、ちょっとかっこよさげな台詞がありますが、本当に大した理由も無く、たんたんと(?)8割近いシーン、殴り合っている(笑;)
しかし、喧嘩に明け暮れる毎日は部活のようなもので、殴り合って友達!っと結構ゆるく、そこにほんわりとした温かい感情が湧き、友情に淡い恋と、まさに青春そのものでもありますが、どちらもちょっと印象が薄い。
ラストに至っては、それなりに心にくるものがあり、主人公ヒロシの決断も理解はできるものの・・何と言うか・・あっさりしすぎ(?)。
なので、心が揺さぶられるほど感動したー!!!っというまでには残念ながら至らず・・
原作を読んでいませんので、わかりませんが、何故こんなに人気が出たのか・・正直、不思議に思うくらい。。
多感な思春期、もうちょっとヒロシの心情を掘り下げてくれたら、もっといい作品になっていたのではないかと思います。(原作を読んでいませんので・・映画だけの話です。)
ただ、一つよかったところは、“ボケとツッコミ、ノリが命(?)のお笑い芸人が作った!”という雰囲気が、主人公:信濃川ヒロシ(成宮寛貴)と井口達也(水嶋ヒロ)のやりとり(会話)などに活かされていたところだろうか。コントのようなノリ、リズム感には、気持ちよく笑わせてもらいました♪
※特に、井口と井口の父(遠藤憲一さん)の会話は劇中一番笑った!
それから、脇役には、「あらま!こんな人も出てる!!」と面々たる吉本興業の芸人さん達に、上地雄輔さんや、哀川翔さん、益岡徹さんなどなどちょっと大物も出演しており、ストーリー自体にはなんら関係ないところに出てきますが、ちょこちょこ笑わせてくれて、これは面白かったと思います。
※個人的には、吉本興業の芸人さんたちの顔を見ただけでは誰なのかピンとこないので・・(汗;)エンドロールを観たときに「出てたんだ!!」っと初めて気づいてびっくりした人もいました(笑)
映画の人気は、水島さんと成宮さん、二人のイケメン人気で成り立ってるように感じますが・・(汗;)二人に興味がなくても、何も考えずにそこそこ楽しめる作品ではあったと思いますので、時間があって他に観る作品も特に思いつかないような時には、あえて(?笑)お勧めさせて頂きたいと思います(笑)
最後に・・・
作中ところどころに漫画「ドロップ」の画面(イラスト?)が出てきまして、少し原作を読みたくなりました。。これは、品川祐の罠か・・(笑)
買ってまでは・・・と思うのでレンタルが出たら、読んでみたいと思います♪(笑)
(スタッフ古庄)