テイキング・ライブス - 前田有一

意味もなく脱いでくれるアンジェリーナに笑った(45点)

 『トゥームレイダー』シリーズのララ・クロフト役などで、日本でも人気のあるアンジェリーナ・ジョリー主演のクライム・サスペンス。

 モントリオール近郊の工事現場で、両腕を切断された白骨死体が発見される。捜査協力を要請されたFBIは、プロファイリングの専門家(A・ジョリー)を派遣するが、所轄のたたき上げの刑事たちとは捜査方針をめぐって衝突する。それでも類まれな経験と直観力で捜査をすすめる彼女は、目撃者へ直接尋問し、有力な容疑者を突き止めるのだが……。

 A・ジョリー演じるプロファイラーは若くて美人な上に頭脳派なので、肉体派(?)の地元カナダ人刑事たちからは反感を買ってしまう。目の前でフランス語でセクハラ会話される等の嫌がらせを受けながらもけなげにがんばる。

 FBIと所轄が対立しながらも、やがて友情を芽生えさせつつ犯人を追い詰めるというよくある犯罪サスペンスだが、『テイキング・ライブス』が特徴的なのは、この事件の犯人が「殺した人間の人生をのっとる事で生きている」連続殺人犯であるという部分。

 私は一瞬、「成りすまし」なら極東の某国スパイの得意分野じゃないの……と思ったが、もちろんそんな内容の映画ではなく、殺した相手の名を名乗り、趣味やその他の特徴、ライフスタイルまで取り入れてしまう恐るべきシリアルキラーを描いた作品である。有名な元プロファイラーであるロバート・K・レスラーや、本物のカナダ警察も映画に協力している。

 犯人はどこにいるのか、われらがアンジェリーナちゃんは犯人に勝てるのか? クライマックスにはびっくり仰天の展開が待っており、なかなか驚きを味わえる一本だ。ミステリ好きには途中からネタが割れるかと思うが、油断しているとそこからさらに先がある……かもしれません。実際にはありえそうにないフィクション話だから、こんなラストでも許せる。

 それにしても、アンジェリーナ・ジョリーというのはいいキャスティングだ。何しろこの映画のヒロインときたら、登場したときはクールなエリートFBI捜査官のくせに、徐々にただの泣き虫女の子になってしまうという、ある意味笑える役柄なのである。どうみても後半部分への適性を考えて選ばれたと思われる彼女の姿がいとおしい。

 Hシーンでは、見せる必然性がまったくないのにしっかりオッパイまで見せてくれるファンサービスもある。カラダのラインが衰えているのは問題だが。

 まあ、アンジェリーナちゃんのアイドル映画としてみれば腹も立つまい。気楽なデートムービーとしては使えるであろう。

前田有一

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