チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット - 佐々木貴之

『悪魔の毒々~』シリーズでお馴染みB級映画会社トロマ社製作のおバカなゾンビ映画。監督は、もちろんトロマ社の設立者でもあるロイド・カウフマン監督。(点数 60点)


(C)2008 TROMA ENTERTAINMENT INC.All rights reserved.

ニュージャージーのトロマヴィル郊外。地元住民が大反対する中、トロマホーク族の墓地跡にフライドチキンのチェーン店“アメリカン・チキン・バンカーズ”をオープン。
だが、不気味な卵を使った料理を食べた客たちが次々とゾンビやチキン・モンスターと化して他の客を襲撃……というお話。

全編がエロ・グロ・ナンセンスで彩られ、あまりにもフザケたシーンや下品極まりないシーンをこれでもかと言わんばかりに見せつけてくれる。
主人公アービーが彼女であるウェンディと墓地でセックスしている冒頭に始まり、デブでバカなオッサンが店が提供するヘンな料理を食って案の定異変を訴えて店のトイレをクソと血でムチャクチャ汚すなど前半だけでもキョーレツなインパクトをとことん発揮。
本編開始から1時間を経過しようとした頃、待ちに待ったゾンビ&チキン・モンスターが暴走しまくり、片腕&片脚をチョンパされて血飛沫が飛散しまくったり臓物がエグれ出たりといった地獄絵図のつるべ打ち。
観ていて確かにグロくてキモいけど、あまりにハイテンションな悪ノリ&おフザケだから笑えてしまった…。

また、アービーをはじめ個性のキツ過ぎるキャラクターが面白さのスパイスとして効きまくっている。
アービーと別れたウェンディはレズとなってミッキーと裸体を曝け出しあって愛を育めば、なぜか老後のアービー(演ずるはカウフマン監督!)が出てきて歌って踊ってマシンガン乱射して結局はモンスター化。
中でも、店員どもがあまりにもバカなヤツらバカり!
ある店員がひき肉器に突っ込んだチキンの骨や足に目がけて射精しようとしたところ自身がひき肉器に突っ込んで人肉ミンチになってしまうシーンは忘れられない!!

ミュージカルのテイストもふんだんに取り入れ、エンディングではマイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVでお馴染みのダンスをパロったりと最後の最後まで楽しめる。
トロマ社ならではのおバカのキワミを満喫しよう!

佐々木貴之

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