ゾンビ大陸 アフリカン - 佐々木貴之

見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。(点数 70点)


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ゾンビ映画と言えば、現在に至るまで様々な趣向を凝らした作品が存在し、今もなお多くのファンを魅了している。そんな中、アフリカを舞台にしたアフリカン・ゾンビという新たなるゾンビが満を持して登場!!

オール・アフリカロケではあるが、アフリカ映画ではなくイギリス映画。監督・脚本・プロデューサーの三役を担当したのはイギリスの新鋭フォード・ブラザーズ(ハワード・J・フォード&ジョン・フォード)。

アフリカ大陸にてゾンビが大量発生し、駐留中のアメリカ軍は撤退し始める。エンジニアであるマーフィー中尉(ロブ・フリーマン)らは飛行機で避難するが、乗客の負傷兵がゾンビ化し、そのパニックで墜落。マーフィーはアメリカの家族のもとへ帰るべくアメリカ軍基地を目指す途中、ゾンビ襲撃の危機から免れて生き残った息子を捜索する西アフリカ軍兵士・デンベレと出会い、お互いに協力しながらアフリカからの脱出を試みるが…。

本作に登場するゾンビはノロノロ歩く従来のオールド・スタイル。そんなゾンビたちが人々を噛み付き、人肉を喰う。村の人々は、そんなゾンビたちの額を銃で撃ち抜き、撃退する。車を走行させてゾンビを真正面からブチ当ててそのまま轢き殺し、頭部がグシャっと損壊、鉈で額を叩き斬るは頭部をフッ飛ばすといったゾンビ撃退シーンも印象深い。森林で数匹のゾンビが人を喰うシーンは、かつて量産されたアフリカを舞台にしたカニバル作品を彷彿とさせる。

見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。ストーリーが進展するにつれてマーフィーとデンベレの友情や家族愛が垣間見える。そういった要素を描いたことによって、ドラマ部分にも魅力が生じ、平凡なゾンビ映画として終止させなかったのが良きポイントだ。

アフリカン・ゾンビの次は、どんなゾンビが出没するのやら…新種のゾンビ映画に早くも期待大!!

佐々木貴之

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