セルビアン・フィルム - 佐々木貴之

20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!(点数 65点)


(C)2010 CONTRAFILM

セルビア映画そのものが珍しいが、いざフタを開けて観ると、トンでもない悪趣味変態残酷映画なのだ!!

元ポルノ男優ミロシェ(スルジャン・トドロウィッチ)は生活が苦しい中、妻子とごく普通の暮らしを送っていた。ある日、高額なギャラが支払われる映画のオファーを受け、不信に思いながらも依頼人のもとへ赴く。そこでヴィクミルという名の男から芸術嗜好のポルノを撮影するために出演して欲しいと説得される。ミロシェが具体的な内容の説明を求めても一切説明されず、高額なギャラのためだけに出演を承諾。そして、撮影が敢行されるが、これが狂気、残酷、悪夢のスタートだった…。

序盤の子供がAV鑑賞しているシーンから呆然とさせられる。しかも、そのAV…子供の親父=ポルノ男優時代のミロシェが出演するモノ!!当然、両親に見つかって取上げ。という感じでこの辺は可愛らしい。

だが、ストーリーが進展するにつれて本作の悪趣味変態レベルがヒートアップ!!やたらとセックスするシーンが目立つが、AVや他のポルノ映画のように性的快感や快楽を味わえる余裕は一切ない!!あるセックスシーンでは、殴りつけたりするが、最終的には血みどろの残虐スプラッターに!!

究極のシーンもある。ミロシェがヴィクミルに勧められ、二人で映像鑑賞する。その内容がこれまたトンでもないのだ!!まずスクリーンに全裸でM字開脚姿の妊婦が映し出され、ハゲ男がゴム手袋を装着して赤ん坊を取り出す。これだけでもかなりキツいと思われる方もいらっしゃるだろうが、このハゲ男が想像を絶するような行動をやらかしてしまうのだ!!こんな道徳観のカケラもないシーン…ただ絶句するだけだ!!クレイジーのヴォルテージが一気にMAXに達した凄まじいシーンだ…。

クライマックスでは、変態・狂気・残酷の三拍子が一気に大爆発!!後味の悪さバツグン!!

こんなどえらい作品を日本の劇場でお目にかかれる機会を与えて下さった皆様…我が国に一部存在する悪趣味映画ファンの代表として労をねぎらいたい。

ちなみに本作は18歳ではなく、20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!

佐々木貴之

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