◆ホラーというよりは、スプラッタ!(68点)
血みどろ、内臓ぐちょぐちょ、ぬるぬる、皮膚のぶつぶつなど・・・グロテスク(?)なものが好きな人はたいへん楽しめる映画(映像)だと思います。
まじめに撮っているのか、わざとなのか随所に笑いも散りばめられており、グロテスク好きの私は楽しめました(笑)
ストーリーは、地球外生命体(スリザー)が、人間の脳を支配し地球(街)を侵略していくというSFホラー。
色っぽいスタイルの金髪美人が主人公というところも含めてSFホラーの王道中の王道、地球外生命体からの侵略シリーズ(似たタイプの映画では「スピーシーズ」シリーズでしょうか)に後半「バイオハザード」をくっつけゾンビも参加させてみましたー!!といった感じの作品。(口からスリザー(極太ミミズ)が入り寄生された人達は、ゾンビのようになるのでゾンビも登場!)
スリザーは最初に寄生した人物:グラント(ヒロイン:スターラ・妻をこよなく愛する夫)の意思を引き継ぎながら、次々と他の人々に寄生していくので、寄生された人々は皆「スターラ」のファン!(笑)
大勢のゾンビが「スタ?ラ?!スタ?ラ?!」っとのそのそゾンビ歩きでスターラを追い回し、ついに捕まえるとベットに寝かせつけ髪をブラシで梳いてあげるシーンなどはかなり笑えました。
ストーリーは兎も角、最初に寄生されたグラントの変貌ぶりや、変貌したグラントに一撃されて体を真っ二つにされる人の映像(腸がどちゃっと出てきたり;)そしてブレンダという女性のお腹で増殖したスリザーが大量にどばぁーっ!!と出てくるシーン(映像)などには思わず鳥肌が立つ気持ち悪さ・・・
この特撮、特殊効果技術では世界一を誇るという「ドット・マスターズ」に依頼してつくられたもの。しかも、スリザー(極太ミミズ)や変身後のグラントなどを製作するためアメリカ中のシリコンを使い果たしてしまったという。映画のためにここまで出来るとは、さすがアメリカハリウッド!
非常にリアルな近年のVFX技術、特殊メイク技術のすごさを見たい方是非どうぞ♪
(スタッフ古庄)