とにかくクレイジーな作品がお好きな方にはオススメの衝撃作(点数 60点)
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ジャック・ケッチャム原作の同名ホラー小説をラッキー・マッキー監督が映像化。ケッチャムとマッキー監督が共同で脚本を執筆している。
弁護士クリス(ショーン・ブリジャース)は妻ベラ(アンジェラ・ベティス)、長女ペギー、長男ブライアン、幼き次女ダーリンと何不自由なく幸せに暮らしていた。ある日、クリスは趣味であるハンティングをするために森へ出かける。
クリスはそこで野性の女(ポリアンナ・マッキントッシュ)を発見し、獲物として捕獲し、家に連れて帰る。
この女は、実は食人一族の最後の生き残りであった。クリスは自宅の地下倉庫にて食人女の手足を拘束し、家畜のように飼育することを家族に説明する。やがて、クリスはこの食人女にサディスティックな調教をやり始めるが……。
監禁、人間飼育、調教…といったクレイジー極まりないサディスティックな世界観と劇中で繰り広げられるバイオレンスがウリである本作。前半部ではクリスが食人女に指をかみちぎられるという痛々しいシーンが観られる。
続いて、汚れた食人女の身体を綺麗に洗い流すということで虐待と言い切っても過言ではない水浴びせシーンが観られる。
また、クリスが野生女とセックスをし、この様子を息子ブライアンに覗き見されるシーンも印象深い。
これらのシーンは、観る者に強烈なインパクトを与えること間違いなしだが、まだまだ序の口な方だ。
クライマックスでは本作の持ち味である残酷バイオレンスのレベルが一気に大爆発するが、その前に主人公クリスの狂気も最大限に発揮される。とにかく痛々しさ、グロテスク、異常な暴力が観る者をとことん圧倒させ、恐怖の底へと突き落とすほどの勢いだ。
また、オヤジのクレイジーな遺伝子を引き継いでしまった息子ブライアンが繰り出すバイオレンスも要注目だ。最後の最後には不思議な余韻すら感じさせる。
とにかくクレイジーな作品がお好きな方にはオススメの衝撃作だ!
(佐々木貴之)