サブウェイ123 激突 - スタッフ古庄

◆元ネタは日本で人気のあのシリーズかと思いました(50点)

 デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ2大俳優主演のクライムサスペンス!! お題も「サブウェイ激突!!」っとなんともハリウッドらしい激しさ(迫力)と豪華さで否がおうにも期待してしまう前ふりですが(笑)

 簡単に言いますと、地下鉄がジャックされるお話です。

 この凶悪なジャック犯にトラボルタが、対する交渉人にデンゼルが抜擢されて、双方熱い頭脳戦を繰り広げております。

 んー。。しかし、こ、これは(あの邦画○○では!?)観たことあるような・・なんてのっけから感じずにはいられないのですが(笑;)

 ここはハリウッド! 序盤からハイテンポにあっさりと地下鉄がジャックされ、あっという間に攻防戦ならぬ口防戦へ突入!「ダークナイト」の序盤にも近い雰囲気でした。(ジョーカーの方が比にならないくらいすごいですけどね・・)

 そして、19の人質をとったジャック犯は市長に身代金1,000万ドルを要求。しかも、59分の制限時間付き。1分オーバーするごとに人質を一人ずつ殺すと言う。。

 どうするよ!? デンゼル!!

 と、緊迫感を与える人質ものではよくあるパターン。

 しかし、この映画、意図して作り上げたこの緊迫感をこれまた意図してなのか!? 崩して笑いをとろうとしているとしか思えないシーンがところどころにあり。。なんとも不思議といいますか、私はちょっと観ていて落ち着かない気分でした(笑;) ※身代金の運搬法なんてもうありえませんよ!? 単にお決まりのドッカン迫力映像が撮りたかっただけとしか思えません(笑;)

 それに変わっていると言えばカメラワークも・・早く言えば、手持ちで撮ったようなブレを生かした映像で、見た目に新しく、この手法で撮影された車やバイクは特にかっこよく見えたのですが、どーも私はこのカットがあると逆に気になってストーリーから現実にひき戻されるので半ばイラっときてしまいました。。(汗;)

 とは言え、ストーリー展開は、

 なぜ人質は19人だったのか? なぜ身代金の要求額は1,000万ドルだったのか? なぜそれを市長へ要求したのか? なぜデンゼルが交渉人に指名されたか?

 などなど多くの『疑問』を持たせながら、さらに! 犯人の“つかみ所の無さ”―思い通りにならなければ狂ったように怒り散らし、あっさりと人を殺す反面、知性を感じさせる会話にどこか人間味のある、悪になりきれていないような雰囲気――で、犯人自体の『謎』も絡ませ、ラストまで観客に“知りたい”という欲求(興味)を持たせたまま105分、引っ張っていきます。

 もちろん! デンゼルとトラボルタの熱い演技あってこその賜物ですが。

 特にトラボルタはすごいです。

 つかみ所の無い犯人を完全に演じきっていて、劇中のオチとは別に実は他にも真意があったのではないかと、観終わってからも考えてしまうほどです(汗;)

 まーそれにしても失礼かもしれませんが・・トラボルタさん悪役が似合いますね(笑)

 対してデンゼルさんも役作りのために増量しメタボ体系でしたが、知的さは変わらず素敵でした。

 しかし、私個人としましては今回トラボルタとの頭脳戦よりも、実はデンゼルさんと奥さんとの掛け合いの方が素朴に印象的で、なんだか家族って夫婦っていいなぁなんて思っちゃいました♪

 なので、どこか憎めない映画ですが、冒頭は「ダークナイト」の甘い版途中「ザ・クイズショウ」(TVドラマ)全体としては「交渉人 真下正義」といったところです。

 ※元々今作は「サブウェイ・パニック」という映画のリメイクらしいのですが、私はそちらを観ておらず、 知らなかったもので、「交渉人 真下正義」が元ネタになっているのでは!? なんて思いながら観てしまいました(汗;)

 比べるのはおかしいのかもしれませんが、私は「交渉人 真下正義」の方が面白くて好きです・・ですが、今作も決して観て損をした! ということはないですし、サスペンスがお好きな方ならきっと興味を持って楽しめる映画だと思います♪

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