◆おい、鬼太郎っ!(68点)
シマシマちゃんちゃんこにカランコロン下駄、"ゲゲゲの鬼太郎"をご存じない方はいないでしょう(笑)
妖怪漫画の第一人者として現在も活躍中の水木しげるさん同名傑作コミックのキャラクターです♪’68年から約40年もの間、なんと5回もTVアニメ化されてきた鬼太郎!!日本人ならお馴染みのはずですよね♪
この鬼太郎、昨年ついに現実世界へ(実写化)登場♪しかも、1作目、(いつのまにやら 笑)興行収入23億円をもマークしていたのです!わぉ!ちょっと予想外で驚き!(笑)
そこで今回、早くも夏休みに向けてでしょう、第2作目として「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」が公開されることとなりましたー♪
前作は原作のエピソードを素にした作品でしたが、今作は完全オリジナルストーリー、しかも!前作を上回るスケールってぇことで・・はてさて!今回の鬼太郎の活躍やいかに!!
小雨が降る夜・・"かごめ歌"が聞こえると・・"濡れ女"が現れて命を奪うっ!という都市伝説が現実世界に起こり始める(わぁお!)
この伝説の"濡れ女"に命を狙われることとなった楓(北乃きい)を助けるのが、今回の鬼太郎とその仲間達の仕事(?)だ!
しかし・・今回の鬼太郎・・どうもヤル気がない。。人間を助ける気がおきないらしい・・(正義味方どうした!?涙;)
どうやら助けても助けても、態度を改めない人間の驕りと愚かさにさすがの鬼太郎もちょとげんなりしているようだ・・ごもっとも(笑;)
さらに、"濡れ女"の真相を探るうち、千年も昔、人間が罪なき妖怪を焼き殺してしまったことが発端とわかる。(そりゃぁ、さらに人間を助ける気なくすわなぁ。。)しかし、現世の人間、楓になんの罪もない・・(う゛う゛?ん。。それも確かに・・)
人間と妖怪のハーフである鬼太郎が妖怪と人間の共存を望むもなかなか叶わない現状・・その心の葛藤を描いたものが今回の作品なのだそうな。(ちょいと深い話だ・・)
果たして、鬼太郎たちは楓を救うことができるのか!?(というか、救うのかっ??鬼太郎の心はいかにっ!?)
前回は、ユーモアを前面に、今回はシリアスな部分を基調に、っと、違った鬼太郎ワールドを魅せてくれています!
2作目は1作目よりも劣る作品が大半を占める中・・鬼太郎はやってくれましたよ!前回より出演妖怪を増し、よりリアリティを目指し、特殊メイク、VFX技術を駆使、確かに!前回よりも数段、質・スケールともにアップです♪
戦闘シーンも増えて、鬼太郎のリモコン下駄、チャンチャンコ、髪の毛針はもちろん、今回は砂かけ婆や子なき爺、ぬり壁、ネズミ男までもそれぞれの攻撃法を駆使した戦闘シーンを見ることができます♪ ※結構、アニメに忠実で見ごたえありです♪忠実具合がおもしろい♪
個人的に・・ネコ娘だけが、ちょっと・・衣装も妖怪っぽくない普通の服ですし(派手なだけ)・・ネズミ男に髭があるのにネコ娘には髭もない・・(前回もですが 笑;)戦闘シーン(?)も「ニャーッ!!」と鳴声のみ・・・もう少し頑張っていただきたかったな?といったところですが(笑)
逆に、"濡れ女"役の寺島しのぶさん・・すごい迫力で・・"濡れ女"が出てきたときだけ思わず真剣に見入っちゃいましたよ(笑;)子供達・・泣くんじゃないかと冷やりとした箇所もありました(笑;)ひ?っ
ストーリーは、深く考えると「あん?」っと突っ込みを入れたくなってしまう箇所もところどころありましたが・・子供達にはいいのではないでしょうか。(笑)
(大人の観点から)話の筋はともかく・・(笑;)小ネタがふんだんに盛り込まれていて、これには笑いましたっ♪
目玉のおやじがアイボンで目を洗っているシーンなんか、私としてはツボに入りましたね!!(現在、アイボンのCMでも使われているようですが)あまり書いてしまうと面白くなくなってしまうかもしれませんので、これ以上は書きませんが、↑こんな小ネタが箇所でてきて思わず笑います♪
また、「この妖怪は・・ん?誰だ!?誰だ!!??あっ!!○○かっ!!」っという役者当てクイズ的な面白さ、こんなところにこんな人がっ!!という驚き、楽しさもあります♪ ※妖怪ばかりに気を取られずに・・"人魂"にも注目を♪(笑)
いろんな意味で、違ったところで(笑)大人でも楽しめる映画なので、夏休みに子供さんを連れて・・というのにはやはり最適だと思います♪猛暑に・・「どこか行きたーい!つれってって?!」攻撃から涼しい映画館で約2時間は開放されますよ(笑)
オススメ度 ★★★☆☆
(スタッフ古庄)