グッド・バッド・ウィアード - スタッフ古庄

◆韓国映画の新境地(70点)

 韓国映画って意外にすごいんですね!! 驚きました!

 実は、韓国映画をあまり観ないのです。どーも、少女漫画なみに過剰な恋愛ものが多いイメージで・・敬遠してきてしまいました。。

 しかし、今回は、そんなイメージを一掃! 色恋沙汰も一切なし! 女優さんですら、エキストラ並みの出演で、男・男・男! 男の塊です(笑)

 えー、そんな男全開のストーリーは・・・

 馬賊、賞金稼ぎ、日本軍、反日軍、そしてウィアード(間抜けなこそ泥)と、腹に一物黒いものを抱えた野心家の男たちが、激しく入り乱れては『宝の地図』を奪い合う!

 っと潔いくらいに単純なものです(笑)

 しかもこの“宝”・・なんなのかわからない上に、存在するのかもあやしいもの・・・それなのに、生死をかけた奪い合いが、凄まじすぎて笑いを誘います。

 時代背景は、1930年代の満州ということですが、(もちろん?)歴史に忠実ではなく、特にファッションは、ちょいとウエスタンなスーツをまとい馬に跨る! なんて、斬新でかっこいいものになっております!

 現代ファッション(細身のスーツ)と馬って意外にマッチするもんなんですね♪ 単にイ・ビョンホンさんが演じていたからキマるスタイルなのかもしれませんが(笑)

 韓国風、欧風、日本風、ロシア風、アメリカ(ウエスタン)風、昔風に現代風と様々なデザインで、観ていて韓国映画だってことを忘れてしまうくらいの世界観が出来上がっていましたよ。雰囲気としては、(私が観て来た映画の中に限られちゃいますが)『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』でしょうか。。

 そんな背景までもしっちゃかめっちゃかな中、韓国特有の建築物(というのかわかりませんが・・笑)を駆使しての銃撃戦は、ハリウッドにはない細やかさで、笑いのネタも折り交えながら進行するので、終始129分、ぶっちぎってドンパチやっているのですが、不思議と飽きることなく楽しめました♪

 特にラストは、驚くほどぐちゃぐちゃな状態で、何十人と馬に跨り銃をぶっぱなす!  バイクで駈けずりダイナマイトをぶっとばす! かと思えば、逆に大砲をぶっぱなされて(笑;)ギリギリでかわしたりっと、追うは追われるはの大騒動!!

 加えて、カーチェイスではなく馬チェイス(?笑)ってところがまた凄さ倍増!! なんたって相手は“馬”! 生き物ですからね! よくもまぁ、あんな爆破とドンパチに馬が暴れださなかったものだと・・・馬にも感心してしまいます(笑)しかもこれをすべてスタントなし、CGなしでやっている! ってところがまた! 凄いじゃありませんか!! これぞ男らしさ満載!? の映画ではないでしょうか(笑)

 もうハリウッドにも引けをとらない本物のアクションだと思いますよ!! ※個人的に・・この馬チェイスのとき、チョン・ウソンさんがかっこよくて、鳥肌立ちました(笑)  馬を走らせながら両手で銃を構える姿ってあんなにもかっこいいものかと、ホレボレです。 男女問わずかっこいいっ!! と思うはずですよ♪

 正直、ここまでヤルとは・・韓国映画侮れません! 新境地を見たようで嬉しくなってしまいました♪

 ただ、ストーリー的には・・・ん?ん、どうでしょう。。単純すぎるのでストーリーもあってないようなものではありますけど(笑) どうして最初に地図を持っていた奴は自分で宝を確保しにいかなかったのか・・・・。とか、仲間のヤラレ具合に対して結構ひどくない? とか・・根本的にいくつか突っ込みたいところは残る感じではありました(笑)

 しかし、フィクションということで、知らん振りして楽しみましょう♪

 最後に・・何やら、この作品、1966年製作のセルジオ・レオーネ氏のマカロニ・ウェスタン「続・夕陽のガンマン」という作品をもとにしたものだとか、ストーリーも似ているだとかで、マカロニに対してキムチ・ウエスタンだとかプルコギ・ウエスタンだとか言われているようですね(笑)

 私はマカロニの方を観たことがないので、何とも言えませんが・・(笑;) マカロニ・ウエスタンを観たことがある人は、受け取り方や楽しみ方がまた違ってくるかもしれません♪

 マカロニの方を観ていない私の感想とはなりますが、参考にして頂けましたら幸いです。

スタッフ古庄

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