◆酔うぅぅぅ~~~~うぅ(60点)
ホームビデオで撮り続けたようなブレブレの映像が「1時間35分」!!酔うっ(怒)わかってて観に行ったんですけどね(笑)
この作品、最初が面白い!映画鑑賞前に「WARNING!!」"乗り物酔いする方や体調の悪い方、心臓の弱い方、妊娠中の方、お子様はくれぐれも鑑賞にご注意ください。"との表示が!
まるで遊園地のアトラクションのようではないですかっ!?わくわく!!どきどきっ!!
そして・・・実際の映像は・・・座席が揺れれば間違いなくアトラクション!!
しかし・・・("ブレア ウィッチ プロジェクト"を観られた方はわかるとおもいますが・・)手ぶれの映像、しかもホームビデオで撮ったという設定ですので、写りも悪く、見え難い。見え難いので真剣に見ようとする→ゆれゆれ映像を凝視・・頭がくらくら。。→頭ががんがん。気持ち悪い。。
確かにこのような流れとなりました(笑;)
ストーリーは、(ストーリーかな?)1本のビデオテープが発見された!という内容からスタート。そのビデオテープの内容は?といいますと・・
日本への赴任が決まったロブ(主人公)のお別れパーティ映像から始まり、その最中に突如おきた地震、続いてビルの崩壊、停電と・・異常な事態に驚き、屋外へ飛び出したロブ達の目の前に、なんとっどど?ん!!っと自由の女神の巨大な頭が飛んできたー!!
突然始まった大都市大崩壊の映像と逃げ惑う人々の姿を!そして、このなとんでもない状況下でもロブが恋人べスを救出すべく友人と奮闘する姿を!こくこくとビデオテープは写し出していたのです!
今までの大半の破壊もの映画は、上からの視点というのでしょうか、(都市を破壊すると言う点で隕石やゴジラを例にあげますと、破壊されている建物の真下の人間がどんな様子か、なんてほとんど映像化されてないですよね?)主に破壊するもの(ゴジラや隕石など)やそれに応戦する政府・軍のやりとりに焦点が絞られてきましたが、この作品は真逆です。下でありんこのようにうろうろと逃げ惑うしかない非力な人間にスポットがあたっているのです!
非力な私達一般市民は、突然自由の女神の頭が目の前に飛んできたらどうしますか!?はるか頭上からビルの外壁が落ちてきたらどうしますか!?傾いた高層ビルの上階から逃げるには!?どうしますかっ!!??そんな想像もつかない状況を、主人公達の視点でかつホームビデオという設定によって、より生々しく体感できるのです!!
今までにない感覚の映画で、設定や撮影方法などはすごくおもしろいものでした!思わず手に力が入ってしまったりもしました!ただでさえゆれゆれ映像ですし・・観終わってぐったりしたのも初めてです(笑)
映像としての面白さは、充分に見がいがあると思います!
ただ問題は、ストーリー・・・おもしろいとは言いがたい。。。です(汗;)全くおもしろくないとも言えませんが・・普通?最後も、え?終わり?終わったの?っと思うような感じでございます(苦;)
ストーリーはそっちのけで、アトラクションのような映像を楽しみたい方にはこの映画、巨大スクリーンでの鑑賞をオススメ致します!
映像命の映画だと思いますので、DVDなどお家のTV(小さい映像)で観る場合、面白さが大幅カットされるのではないかと予想されます(苦;)ので、映画館で観ないのであればレンタルや、ましてDVDをお買い上げしてみるほどのものではないかなぁと思います。。
※メイキング映像などをご覧になりたい方は別ですよ(笑)
(スタッフ古庄)