オーストラリア - スタッフ古庄

◆オーストラリアの大安売り(60点)

 オーストラリア、その国土同様に壮大な映画でした!感動もありましたし、よかったのですが・・・ただ、ストーリーも壮大すぎて、全てを一気に観るにはけっこう苦しい(汗;)

 元々オーストラリアの歴史を恥ずかしながらあまり知らなかった私には、理解するまでついていけず、必死について行こうともがいている間にまた違う話が盛り込まれてくる!といった感じで・・・・

 大変でした(汗;)

 とは言え、わかってしまえば内容は、大きく分けて下の4つ!

 (1)牛肉の輸出を巡るビジネスの争奪戦。

 (2)当時のオーストラリアの白豪主義、アボリジニへの迫害や人種差別政策が行われ続けていたという背景

 (3)第二次世界大戦

 (4)イギリスの貴婦人とオーストラリア人との恋バナ

 だったんですが(笑;)

 まず(1)当時のオージービーフ輸出法は、奥地から野生(?)の牛を集め、集めた牛を長い距離追い立てて街(港)まで移動し、契約を交わした輸出船に生きたまま乗せるというもののようでした。

 これを食肉企業(?)が争って行っていたようです。(事実はわかりまんが、映画を見るにそんな印象でした。)

 いやぁ。。これは絶対大変だっただろうと思います!まさに命がけ。。

 その大変な牛追いの仕事を行うのがドローヴァー(そのまま"牛追い"の意味)という男達。今回、これをなんとも言えぬ色気とかっこよさを合わせ持つヒュー・ジャックマンが演じております。

 このヒュー・ジャックマン、とにかく肉体がすごいっ!! どうしたらそんな体になるのですか!?と上半身裸のシーンには目が釘付け・・(照)

 監督、スタッフもジャックマンの肉体をいかに美しく撮るかに拘ったらしく、彼のシャワーシーン(と言えどバケツですけどね)には体のテカリ具合から石鹸の泡の立ち具合などなど・・納得いくまで幾度も取り直したそうで・・その拘りが吉と出たのか凶と出たのか・・【?】ですが(笑)私の中では、この作品で一番印象に残るシーンとなってしまった。。きっと他に名シーンを準備していただろうに・・(汗;)

 っと言う事で・・(汗;)前半の牛追いシーンは、アドベンチャーに近い楽しみもあり、これに友情やら大きな達成感やらを絡めて爽やかな印象。普通ではあるもののそこそこ感動もありよかったと思うのですが、問題は後半。

 (2)当時のオーストラリアの白豪主義、アボリジニへの迫害や人種差別政策が行われ続けていたという背景が、もやもやと表されてきます。

 ここから、一気に、社会派映画。

 しかし、(2)アボリジニの迫害と人種差別、(3)第二次世界大戦と、さらにこの状況に(4)二コール・キッドマンとヒュー・ジャックマンのラブロマンスまでもが絡められてゆき・・・とても一つのことに集中できない(涙)(2)と(3)にいたっては重大なできごとであるはずなのに、その重み、深み、緊迫感すら感じられない。。

 ワーワーワーと次から次にストーリーが流れ流れて、まさに走馬灯でも観ているかのよう。

 それゆえ、観賞後数日経った現在、悲しいかなあまり記憶に残っていない状況です・・スミマセン(涙)

 ただ一つ、(3)第二次世界大戦時1942年2月、北部ダーウィンを中心とする一帯を日本軍が攻撃し、町が壊滅状態となるというシーンでは、驚きを感じずにはいられなかった。。

 今作は、ヒュー・ジャックマンのかっこよさに酔いしれたこと以外は特に観てよかったとは言い難いものでした。

 監督も主要キャストもオーストラリア出身者で固めたということで、本国オーストラリアをこよなく愛し、その良さをあれもこれもと伝えたかったのでしょうが、なんせ詰め込み過ぎで、逆に安っぽくなってしまった・・そんな感じです。

 (1)?(4)どれか一つ、二つにでも絞ってより深い内容で描いた方がよかったのでは?と残念です。

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