◆実話なんだ!?(75点)
王道だけど、いいっ!! コレが実話だってことにも驚きと感動があります!!
そんな今作は~♪
アパルトヘイトによって白人と黒人の間に生まれた溝、対立心が根深く残る時代に…初の黒人大統領として就任したネルソン・マンデラ。
彼が国を一つにするために取った驚きの行動と、それによって実際に国が変わっていく様をヒューマンドラマ要素、スポーツによる爽快感をあわせてみどころ満載、高揚感たっぷりに描いたのが今作です。
(この感動をなにからお伝えしよ~っ♪ て迷うほどです!)
で、まず(笑)国を一つにするためにネルソンが目を付けたこと「ラグビーの試合」!
これで、どうやって国を一つにするんだ!? って疑問だらけでしたが・・
やられましたっ♪
当時、ほぼ白人だらけで構成されていた南アフリカのラグビーチームは、自国のチームであるにも関わらず、白人だけが応援し、黒人は相手国のチームを応援するという有様だった。
この一つのチームを白人も黒人も関係なく、国中の人々が一緒になって応援するように“人の心を動かす”ことができたのが、ネルソン・マンデラ! そしてその意思をしっかりと汲み取り行動に移したのがチームのキャプテン、フランクだったんです! この活躍が大きなみどころ!
『周囲をその気にさせるにはどうしたらいい?』『不可能を可能にするには?』
っと、チーム運営の話をしているかのようにぼんやりとネルソンが自らの思想(“ラグビーで国を一つに”思想)をフランクに伝えるシーンがあるのですが・・・
(ここにネルソンの人としての魅力、すごさを思う。)
フランクは、“具体的にどうしてほしい”ということを何も伝えられてはいないのに、
彼のその後の言動をみていくと・・・湖に小石を1つ投げたとき、ゆっくりと波紋が広がっていくようにまずは選手達の意識が変わっていき、(その行動も自ずと変わってくる)で、その変化を見た国民の心も少しずつ変化をみせ・・・
国際試合でチームがどんどん勝ち進んでいくと同時に、高まる興奮と高揚感、それに釣られるようにいつしか国民も一体となって一つのチームを応援し、湧き上がっているんですっ!! 人種の差を越えて!!
(ここがいいよっ♪)
「ああっ・・・。うまく伝わっていってる~ッ!!」「良い方へ!! 良い方へと変わっていってるよ~っ!!!!」っとなんとも言えない喜びと感動が、じわじわ じわじわこちらにも広がってくる!! そんな感じなんです!
そして、スポーツを真剣に愛し、楽しむ精神に肌の色の違いなんて関係ない!! もともと差があるなんておかしいんだ!
という、無言のメッセージが力強く伝わってくるんですね。
観ていてこちらも、いつの間にか目はキラキラ(たぶん)☆口はにんまりっ♪ しちゃってますっ(笑)
大勢でスポーツ観戦しているときの一体感って、ほんと、すごい!!! と思いませんか!?
見ず知らずの人とも平気で抱き合って喜べるし、すがすがしいっていうか、まさに感動の塊!!! ですよね!?
その気持ちをうまく活用したって訳なんです!
うーん。うまいっ!! ネルソンさん! で、今回、ネルソンさんの対策を目にして、思うこと!
政治もスポーツも、身近なところで言うと社内運営も!? 『人を変える。その気にさせる。思いを一つにする』てぇーところで根底はすべて同じなんだ、全て通じるところがあるんだなぁと勉強になりました!
いや~いいですね♪ やっぱり、クリント・イーストウッド監督は、こういう心に響く映画がうまいです!
他にもいろいろ細々とこの作品の良さをお伝えしたいところですが、なが~くなってしまいますので、この辺で・・(笑)
この感動を是非、皆さんの目でも堪能してください♪
(スタッフ古庄)